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海外ドラマ『スター・トレック:ディスカバリー』シーズン1。難しいストーリーを詳しく解説!

スタートレックディスカバリーネタバレ SF

『スター・トレック:ディスカバリー』シーズン1。

”宇宙、それは人類に残された最後のフロンティア”。

この有名なシリーズお決まりの定型文をオープニングで言わなくなり、お馴染みのクリンゴン星人がリデザインされ、ケルピアン種族が加わるなど色々と新しくなりました。

この記事では『スター・トレック:ディスカバリー』シーズン1をキャラ紹介を含めて紹介します。

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シーズン1あらすじ

ジャージョウ艦長に率いられた宇宙船U.S.S.シェンジョウは、惑星連邦の領域内の小惑星帯(デブリ)の間に巨大な遺物があるのを発見し、マイケルが捜索に向かう。

しかしそこでは1人のクリンゴン人が待ち受けていて、マイケルはクリンゴン人に襲われて負傷してしまった。

クリンゴン人の習性を知るマイケルは先制攻撃を主張し、フィリッパ・ジャージョウ船長を気絶させ、部下に攻撃の準備をさせるが寸前で意識を取り戻したジャージョウ船長に阻止される。

惑星連邦の規則を遵守したいジャージョウ船長と、規則よりも差し迫った危機を回避したいマイケル。

そこへクリンゴンの大型宇宙船が次々と現れ、惑星連邦の宇宙船もU.S.S.シェンジョウの救援に駆け付け戦闘状態になる。

戦闘では、クリンゴンのリーダートゥクヴマのいるクリンゴン船にダメージを与える事に成功し、彼を捕虜にして講和の材料にしようとクリンゴン船にジャージョウとマイケルは向かうが、彼女らの目論見は失敗しトゥクヴマとジャージョウは相打ちになってしまう。

クリンゴンとの戦闘後軍事法廷が開かれ、マイケルはジャージョウ船長に対しての反逆罪で終身刑に処されるのだった。

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キャスト紹介

マイケル・バーナム:ソネクア・マーティン=グリーン

U.S.S.シェンジョウの副長であったが、ジャージョウ船長の命令に背いた為に終身刑とされるが護送中のトラブルによりU.S.S.ディスカバリーに保護され、ロルカ船長により再び彼女は活躍の場を与えられた。

フィリッパ・ジョージャウ:ミシェル・ヨー

U.S.S.シェンジョウの艦長であったが戦死を遂げる。後に平行宇宙でテラン(地球の意)帝国皇帝として登場。

ポール・スタメッツ・アンソニー・ディーン・ラップ

科学士官で今作の特徴でもある新しいスタイルのワープ航法”胞子ドライブ”の発案者。

ロルカ艦長・ジェイソン・アイザックス

クリンゴンとの戦争に勝つ為には手段を択ばない、卓越した手腕を発揮する艦長だが実は?

サルー・ダグ・ジョーンズ

ケルピアン星人。ディスカバリーでは副長を務める、ジャージョウ船長の死後しばらくマイケルと対立する。

アッシュ・タイラー・シャザド・ラティフ

クリンゴンに捕らわれたロルカ船長と共に脱出した彼の体にはある秘密が隠されていた。

シルビア・ティリー・メアリー・ワイズマン

ディスカバリーに収容されたマイケルのルームメイト。艦長職に付くという目標を抱く。

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『スター・トレック:ディスカバリー』の見どころと解説

U.S.S.ディスカバリーに救助されたマイケル

マイケルは護送中のトラブルで、新しいワープ航法を研究中のU.S.S.ディスカバリーに収容され、クリンゴンに勝つ為には何でも活用したいロルカ船長に登用された。

彼らは遺棄されたU.S.S.グレンからクマムシを見つけ、それがワープの能力を備える事に気付いて活用する。

程なくして、ロルカ船長がシャトルで移動している最中にクリンゴンに拿捕され、ロルカ艦長を救出する為にクマムシを酷使して使えなくしてしまう。

そこで、胞子を用いたワープ航法(胞子ドライブ)を研究していたスタメッツ中佐は、自らの体にクマムシのDNAを注射して胞子ドライブの継続を可能にするのだった。

平行世界で皇帝として君臨していたのはなんと!

ロルカ船長は、胞子ドライブによるワープを頻繁に駆使して大型クリンゴン船が使用する遮蔽装置を打破することに成功するが、宇宙船ディスカバリーは平行宇宙(ミラーユニバース)に飛ばされてしまう。

一見同じに見える平行宇宙では、ジャージョウがテラン皇帝として君臨し、野心に満ちたクルー達が、隙あらば上官を倒して出世の機会を窺うの下剋上の世界だった。

これは元ネタである『スター・トレック:宇宙大作戦』シーズン2第4話「イオン嵐の恐怖」を踏襲したアイデアによるもの。

「イオン嵐の恐怖」では、事態を悟った平行世界のスポックがカーク一行を元の世界へ転送する事ですべて解決するのだが、『スター・トレック:ディスカバリー』では「イオン嵐の恐怖』」を原案として用いているものの、ストーリー展開はより複雑になっている。

『スター・トレック:宇宙大作戦』では、単に双方のクルーが入れ替わっただけなのに対して、軍事作戦でワープを繰り返しているかに見えたロルカ船長は、実は平行宇宙側の人間で元の世界に戻る為の方法を探っていた。

それに成功したという設定になっている上に、テラン(地球の意)皇帝になっていたあちら側のジャージョウがこちら側にやってきて、引き続きシーズン2でも活躍する入り組んだ設定で実にややこしい。

何とか元の宇宙に戻ったマイケル・バーナム達を待ち受けていたのは、クリンゴンの攻勢で守勢に周った敗北色の濃い惑星連邦だった。

それを救ったのが、向こうの世界でクリンゴンを倒したジャージョウで、その方法はクリンゴンの中心である惑星クロノスの地底火山脈を爆破すると言うもの。

しかし、それはテラン帝国のやり方であって、惑星連邦の精神に反するものであったので、クリンゴン内で立場が悪化していたクリンゴン女性のルレルに地底火山を爆破できる権限を与えて、実権を握らせる事で惑星連邦とクリンゴンは和解してシーズン1は終了。

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『スター・トレック:ディスカバリー』を見終えた感想

クリンゴンの惑星クロノスが『ブレードランナー』(1982米)のロサンゼルスのアジア色をフィーチャーした感じに似ていて面白いです。

また、そこの屋台で調理されていた物がスタートレックII カーンの逆襲(1982米)で、チェコフを遠隔操作した生物イールに見えました。

こういう細かい所への配慮が良くできてますね。

これを書いている時点でシーズン2は終了間近ですが、既にシーズン3の制作は決定しています。

『スター・トレック:ディスカバリー』は『スター・トレック:宇宙大作戦』をかなり意識した作品のようですが『スター・トレック:宇宙大作戦』で中立国そしてバルカン人の遠戚でもあるロミュラン帝国がまだ登場してません。彼らがどう関わって来るのかも楽しみ。