【スタートアップ】シーズン2ネタバレ、ダークネット構築と野心の代償。 | Dramas Note
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【スタートアップ】シーズン2ネタバレ、ダークネット構築と野心の代償。

「スタートアップ2」出典:Amazon.co.jp

Writer: 小泉 美緒

【スタートアップ】シーズン2は、シーズン1の制作で関わったハイテク業界から構想が練られ、3人は新たに“ダークネット”と呼ばれる高度に暗号化されたコンピュータ・ネットワークに挑みます。そして、ユーザーの要求が高い通信速度の高速化、個人情報の秘匿性の高さを追及し、大企業アクシス社と激しいユーザー獲得バトルを繰り広げます。ネット社会は既に戦場となっていました。

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【スタートアップ】シーズン2あらすじ

イジーの妹デルフィアは、新婚旅行直前にロシア系マフィアの襲撃を受け銃弾に倒れてしまいます。

デルフィアの葬儀の日、イジーはマフィアへの報復を懇願しますが、家族といるようロナルドに言われ失意の中にいました。

その日以降、イジーは車上生活を始め自暴自棄な生活を送ります。

身の危険を感じたニックとロナルドは、暫く大人しく過ごすことにしましたが、2人にも思わぬ悲劇が襲いかかります。

一方で“ジェンコイン”を奪ったアレックス・ベル率いるアクシス社は“ジェンコイン”の普及に成功し、世間からも注目を浴びアレックスは時代の寵児ちょうじとなっていました。

しかし、アクシス社を裏で支配していたのはロシア系マフィア。

“ジェンコイン”はすべてマフィアの手に渡ってしまったのです。

そして、アクシス社はスウェーデンの夫婦から暗号化ブラウザー“ガイザー”を買い取り、インターネットへ進出。

イジーたちはまたしても、アクシス社と戦うことになるのです。

シーズン2新キャスト紹介

ウエス・チャンドラー/ロン・パールマン

:ウエスはパナマで殺害されたアンドリューの旧友。

ニックとウエスはアンドリューの葬儀で初めて会った。

大富豪のウエスはダークネット“アラックネット”の出資者となり、ユーザーの獲得にも手腕を発揮しました。

しかし、ロナルドには冷たい態度で、強引にイジーのボディーガードをさせてロナルドを苦しめます。

キャスト:ウエス役のロン・パールマンはアメリカ・ニューヨーク州出身の俳優で、1981年公開の【人類創世】でスクリーンデビューしました。

1988年~1990年に放送されたテレビシリーズ【美女と野獣】ではヴィンセント役を演じ、ゴールデン・グローブ賞を受賞。

また、映画【ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅】(2016)では、ナーラク役を演じました。

マーラ・チャンドラー/アディソン・ティムリン

:マーラはウエス・チャンドラーの娘。

父ウエスの所有する島に滞在し、彼の会社のマーケティング担当をしていました。

ウエスと共に“アラックネット”運営に参加し、以後ニックの恋人で良き理解者となります。

キャスト:マーラ役のアディソン・ティムリンはアメリカ・ペンシルバニア州出身の女優。

2016年にザック・クラークのインディペンデント作品【LITTLE SISTER(原題)】で主役を務め、2019年よりインディペンデント系作品を始め複数の作品に出演しています。

ダークネットとは?

ダークネットは”特定のソフトウェア”をインストールし、権限がなければアクセスできない構造になっています。

高度に暗号化されたコンピュータ・ネットワークの総称がダークネットです。

普及しているインターネットと比べ、セキュリティがしっかりしているため個人情報が厳重に守られ、内部告発者など秘匿性を求める人にとっては安心できる環境ですが、秘匿性が高いあまりデメリットもあります。

ダークネットは犯罪の温床になっており、捜査機関であってもダークネット上を監視出来ないため、武器や麻薬の闇取引に使われていました。

そもそも“アラックネット”も、ロナルドがネット上で自由な麻薬売買が出来るようイジーに依頼したことが発端でした。

野心の代償

ニックの場合

ニックは、ロシア系マフィアのリーダー・ヴェラの策略によりアンドリューの罪を背負わされ、FBI捜査官のフィルに逮捕されました。

しかし、心配したニックの母が保釈金を支払い拘置所行きは免れることが出来ました。

ニックは、ウエイターのバイトをしながら新たに起業を計画しますが、有罪の疑惑が足枷になり商談先から相手にされません。

先の見通しが全く見えず途方にくれるニック……。

そんな時、アンドリューの葬儀に参列したウエスと出会ったことで、ニックに転機が訪れます。

挫折を乗り越えたニックは、イジーの開発した”アラックネット”の普及に尽力し、寛容で時には相手の裏をかきアクシス社とのユーザー獲得争いに奮闘しました。

ロナルド/トゥーイの場合

貧困地域のリトルハイチでは麻薬売買が住民達の生活を支えていましたが、土地開発が進み白人が多く住むようになってからは、警察の取り締まりが厳しくなっていました。

暴力で開発を阻止しようという声が日増しに強くなる中で、LH7のNO.1になったロナルドは、警察に目を付けられないように売買場所を縮小する事を指示します。

選挙権のない移民は非常に弱い立場で、ギャング同士の闘争と警察を敵にする事は全く異なる事だと理解する者は少数です。

ロナルドのこうした決断は住民の不満を増大させていきました。

そんな中、ロナルドと仲間たちの口論を聞いたトゥーイは、“ダークネット”を使った麻薬売買をロナルドに進言します。

しかし、ロナルドはネットは危険だと反対しました。

諦めきれないトゥーイは密かに“ダークネット”で売買を始めます。

その結果、薬の単価も高く売り上げも伸び、ロナルドに驚きと希望が湧きましたが、麻薬の売買を本格的に始めるには通信の安全化が不可欠でした。

ロナルドは、ジェイ・ジェイと友人を殺した罪悪感に苦しんでいる息子トゥーイを必死で支えていた。そんなときトゥーイはダークネットに興味を持ち明るさを取り戻していく。

トゥーイがプログラミングに興味を持ち独学で学び始めた矢先、ロナルドに反感を持つ同級生とケンカになりトゥーイは銃で殺されてしまったのです。

息子の死を悲しむロナルドに、さらに試練が続きます。

イジー、ウエス、LH7の仲間や妻のタマラまでロナルドに暴力を期待し、暴力を拒否するロナルドを責めます。

結果的にリスクを負うのは全てロナルドで彼らはノーリスクなのです。

また、ウエスはイジーのボディーガードをロナルドに指示しました。

ウエスは運営チームからロナルドを排除しようとしていたのです。

シーズン2はロナルドにとって辛い試練の連続となりますが、彼は最後に決断しました。

自分とトゥーイの夢を諦めず、ウエスの反対を押し切り社内に自分の居場所を見つけると。

イジー/アレックスの場合

イジーもまた、憎しみに苦悩する日々が続いていました。

怒りを消化できなかったイジーは、アレックスを待ち伏せします。

アレックスに近づいて頭に銃口を突きつけますが、引き金を引く事は出来ませんでした。

立ち去ったイジーが向かったのはニックの家でした。

ニックはパニックになったイジーを落ち着かせてそのまま家に住まわせる事にしましたが、彼女は立ち直れないまま旧友のランスに連絡を取り薬に溺れてしまいます。

翌朝、ランスは新しいプロジェクト”仮想サーバーファーム”を海外の友人と共に立ち上げていました。

そのコードを読んだイジーは、安全性の高い“ダークネット”を閃き”アラックネット”を開発します。

一方で、イジーに銃を突き付けられ、彼女の強い憎しみの感情を目の当たりにしたアレックスは動揺し、殺人まで犯すヴェラに疑問を抱き始めます。

会社は全てヴェラの思いのままで、アクシス社の顔でしかないアレクッスの不満は日増しに強くなっていきました。

そんな中、開発者として自分の意見を曲げないイジーの姿に影響を受けたアレックスは、贅沢な暮らしや名誉を捨てある決断をしたのです。

フィルの場合

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フィルは自分の罪をヴェラが用意した替え玉が被り、自由の身になったはずでした。

しかし、事件現場になった自宅浴室の床を何度も何度も漂白剤で洗い、手荒れが酷くなっても止める事が出来ません。

そのうち、フィルの心の中で何かが変わり始めます。

ところが、ヴェラに借りを作ったことから深みにはまり、ヴェラから更なる要求されました。

それはイジーの監視役になる事でした。

そんな時、イジーはガイザーの暗号を盗むためアクシス社にウイルスを仕掛け、自分がアクシス社内に入れるようにたばかります。

イジーの思惑通り、フィルがイジーを迎えに来ましたが彼女はマフィアに連れて行かれてしまいました。

後姿を見送るフィル……。

イジーが殺されるのは時間の問題でした。

イジーは、計画通り暗号をランスにハッキングさせましたが、ヴェラの仲間に顔を覆われ何処かへ連れ出されてしまいます。

マフィアは人気のない森でイジーを降ろし、頭に銃を突きつけました。

その時、危機一髪のところでフィルがイジーを救出。

しかし、銃撃戦となりフィルは腹に銃弾を受け重傷を負ってしまいます。

イジーは瀕死の状態のフィルを助けようとしましたが、彼は「病院に行けばヴェラに居場所を知らせるようなものだ。自分で何とかする」と、イジーに逃げるよう指示しました。

そして後日、イジーは退院したフィルを訪ね、助けてくれた恩返しとして彼を英雄として世に注目させました。

まとめ

シーズン2は、全10話を通しニック、イジー、ロナルドだけではなく悪役のフィルやアレックスも含め、苦悩し決断するストーリーになっています。

シーズン1のような速い展開ではありませんが、不運や家族の死から力強く立ち直っていくヒューマンドラマと大企業VSベンチャーの戦いを描いたクライム・サスペンスとなっています。

また、残念ながらマーティン・フリーマンの出演はシーズン2で終了。

彼の独特な“セリフの間”が絶妙でしたが残念です。

シーズン1では異様さを演出しシーズン2ではコミカルな印象を与えたりと、マーティン・フリーマンの優しい一面や魅力が十分に堪能できる作品でした。