クリストファー・パオリーニのヤングアダルト小説シリーズ「Eragon/エラゴン」の実写版テレビシリーズをDisney+で初期開発中であることが、Varietyが独占的に情報を入手し明らかにした。
「Eragon/エラゴン」実写化へ
このシリーズは、クリストファー・パオリーニのヤングアダルト小説シリーズ「The Inheritance Cycle/ドラゴンライダー」をベースにしたもので、「エラゴン: 遺志を継ぐ者」、「エルデスト 宿命の赤き翼」、「ブリジンガー 炎に誓う絆 」、「インヘリタンス 果てなき旅」のシリーズ4冊のうちの1冊目である。
米Varietyが独占的に入手した情報によると、クリストファー・パオリーニはこのシリーズで共同脚本を担当し、バート・ザルケが自身のCo-Lab 21のもとで製作総指揮、20th Televisionがプロデュースを担当する予定とのこと。
バート・ザルケは現在、ディズニー・テレビジョン・スタジオと包括的な契約を結んでおり、20thテレビジョンはその傘下にある。
「The Inheritance Cycle/ドラゴンライダー」は、エラゴンという名の農夫が卵を発見し、それが孵化してソフィアという名のドラゴンになるという物語である。二人の絆と師匠ブロムの助けにより、エラゴンはドラゴンライダーとなることを学ぶ。エラゴンとソフィアはガルバトリックスを倒し、アラゲイジアの地を彼の圧制から解放するために旅立つ。
「Eragon/エラゴン 遺志を継ぐ者」は2002年に自費出版され、2003年にクノップ社から再出版された。その後、2005年に「Eldest/エルデスト 宿命の赤き翼 」、2008年に「Brisingr/ブリジンガー 炎に誓う絆 」、2011年に「Inheritance/インヘリタンス 果てなき旅」が刊行された。シリーズ全体では、全世界で4100万部以上販売され、絶大な人気を誇っている。
「エラゴン」が映画化されるのは初めてではない。同作品は2006年に「エラゴン:遺志を継ぐ者」のタイトルで映画化され、エラゴン役をエドワード・スペリーアス、ソフィアの声をレイチェル・ワイズ、ブロム役をジェレミー・アイアンズ、ガルバトリックス役をジョン・マルコヴィッチが演じている。
ただ、この映画は公開当時は批評家からの評価は低くかったこともあり、2021年にファンは、Disney®にシリーズ版を制作してもらいたいという思いでハッシュタグ#EragonRemakeを使い始めた。
その思いが届き、「エラゴン」はDisney+ (ディズニープラス)月額プラン(PR) でシリーズ化される話題のヤングアダルト小説シリーズとなる予定だが、現在はウォーカー・スコベルを主役にしたリック・ライアダンの小説「パーシー・ジャクソン」のシリーズ化に取り組んでいる。
注:なお、クリストファー・パオリーニがこのシリーズの共同脚本家になると書かれているが、現在、プロジェクトは初期段階にあるため正式決定ではないとのこと。
この記事はVarietyのニュースを抜粋(翻訳)してお伝えしています。