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「馭鮫記(ぎょこうき)前編」最終話(第22話)あらすじネタバレと感想

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「馭鮫記(ぎょこうき)前編」最終話(第22話)あらすじネタバレと感想。ついに鮫人の長意率いる北淵が仙師府に立ち向かう時が訪れ、青羽鸞鳥が仙師の寧清を誘き出します。

寧清が留守となった仙師府では、紀雲禾と順徳仙姫の汝菱が激闘を繰り広げていました。しかし紀雲禾は力を使いすぎて戦闘不能に陥り、そこへ長意が現れます。

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最終話(22話):再会

© 2022 Croton Entertainment Co., Ltd.
※本記事は、物語が前後する箇所があります。

従棘所じゅうきょくしょ紀雲禾きうんかは仙師の寧清ねいせいと、ある紀行文について語り合っていました。

寧清から紀行文の感想を問われた紀雲禾は、紀行文の作者と注記を書いた者の解釈が異なることを指摘します。紀雲禾によれば、紀行文の作者は世を包む大きな愛と自由の美しさについて描いているのに対し、注記ではそれを”2人の小さな愛”と誤った解釈をしているとのことでした。

そして、注記を書いた者は作者の意図を誤解し、己の望む通りに都合よく解釈してると付け加えます。すると、寧清は注記を書いたのは自分であり、作者を愛しながら手放したゆえ”天下のために弔う”のだと自身の目的を明らかにしました。

その時、従棘所の結界にわずかな異変が生じます。これは順徳仙姫じゅんとくせんき汝菱じょりょうの異変を表していたようで、寧清は汝菱が青羽鸞鳥せいうらんちょうと交戦していることに気づきました。

直ちに寧清は仙術を使って汝菱の元へと駆けつけ、負傷した汝菱を逃して青羽鸞鳥と激闘を繰り広げます。寧清と青羽鸞鳥が戦い始めたことはすぐに周囲に知れ渡り、万花谷ばんかこくの谷主の林旲青りんこうせいは紀雲禾の救出へと向かうことにしました。

その頃、紀雲禾は寧清の結界を破り、従棘所から脱出しようとしていました。そこへ仙侍の洛綿桑らくきんそうが現れ、紀雲禾に今の状況を説明します。

これから鮫人の長意ちょうい北淵ほくえんを率いて助けにくると聞いた紀雲禾は、寧清の目的は世をかき乱すことであり、今の状況すらも寧清の策で罠かもしれないと忠告しました。もしこのまま紀雲禾が洛綿桑と共に逃げれば汝菱が気づいて寧清に伝わる恐れがあり、そうなると計画は失敗に終わってしまいます。

そのため紀雲禾は従棘所に残り、罪仙たちの解放は洛綿桑に託されました。紀雲禾は状況を見て脱出することを誓い、洛綿桑に鹿台山ろくたいさんで合流することを約束します。

仙師府。天庭の守衛に扮した雪三月せつさんげつは門番を言葉巧みに騙し、洛綿桑を通じて託された天君の令牌れいはいを使って罪仙たちを解放させます。

そこへ洛綿桑も合流し、罪仙たちには北淵に向かうよう告げました。紀雲禾に恩義がある姑獲鳥こかくちょうたちは紀雲禾を残して逃げることを拒みましたが、言う通りにしないと紀雲禾の計画が失敗すると聞いて素直に従います。

罪仙たちが逃がされたことはすぐに汝菱の耳にも入り、汝菱は怒り心頭に発していました。汝菱は門番の鱗粉りんぷんを浴びたとの報告から、この件に紀雲禾が関与していることを見抜きます。

汝菱は寧清が留守にしている今こそ紀雲禾を殺す時だとして、従棘所を訪れました。この騒ぎを起こした紀雲禾に命で償わせると荒ぶる汝菱とは反対に、紀雲禾は元凶を見抜けていない汝菱を憐れみながら応戦します。

紀雲禾は九尾狐きゅうびこと化して汝菱を追い詰めたものの力を使いすぎたのか、突然その場に倒れ込んで動けなくなってしまいます。それに気づいた汝菱がとどめを刺そうとした瞬間、青い光が出現して汝菱を吹き飛ばしました。

光の中からは長意が現れ、長意は「紀雲禾を殺していいのは私だけだ」と言って紀雲禾を抱き寄せます。そして、長意は汝菱を拘束すると火を放ち、紀雲禾を連れて従棘所から脱出しました。

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最終回(22話):顔に傷を負った汝菱

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鹿台山。長意が紀雲禾を連れてやってきたのは、かつて紀雲禾が人間界を見せるために長意を連れてきた崖でした。

紀雲禾は長意がこの場所を覚えていたことに嬉しそうな様子を見せますが、長意は紀雲禾を助けたのではなく復讐のためだと冷たく言い放ちます。もはや長意からかつてのような優しさは感じられず、紀雲禾を見つめる眼差しすらも冷たいものに変わっていました。

そんな中、突如として紀雲禾が苦しみだします。これは紀雲禾が得た力の代償のようなもので、威力の大きさに比例して反発も激しくなっているようです。

事情を把握した長意は紀雲禾に治療を施し、「今日から紀雲禾の命は私のものだ。私が死なせるまで生きろ」と告げました。

仙師府。汝菱は、騒ぎを聞いて駆けつけた林旲青によって救出されました。そのまま汝菱を託された林旲青は、外で狐王率いる北淵の者たちに遭遇して足止めを食らいます。

これは、北淵を率いる長意の不在に痺れを切らした狐王の卿玄けいげんが独断で行ったことでした。卿玄は寧清の留守を好機だと見て、今のうちに仙師府を攻めて汝菱を捕らえようと考えていたのです。

林旲青は卿玄に汝菱を引き渡すことを拒んだせいで寧清の仲間だと勘違いされ、卿玄たちと戦うことを余儀なくされます。すると、そこへ寧清が戻り、顔に深い傷を負った汝菱の姿に目を見張ります。

寧清の怒りの矛先は目の前にいる卿玄たちに向けられ、寧清はたった1人で卿玄たちを追い詰めました。卿玄は九尾狐と化して最後の力を振り絞り、皆を連れてその場から脱出します。

寧清は汝菱の顔を傷つけられたことが心底許せないようで、何としても卿玄を殺害するよう配下に命じます。実際に汝菱の顔を傷つけたのは紀雲禾ですが、それを知らない寧清は状況から卿玄の仕業だと判断していました。

寧清の命を受けた配下が仙師府を後にしようとしたところ、そこへ天君の汝釣じょきんが現れます。汝釣は寧清の配下を制止し、林旲青に汝菱の手当てを命じました。

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最終回(22話)の感想

紀雲禾のピンチに駆けつけた長意はとても勇ましく、「紀雲禾を殺していいのは私だけだ」の発言には思わずドキッとしました。

とはいえ紀雲禾と長意の間にできた溝はまだ深く、今後の2人の行方が気になります。

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本ページの情報は2023年12月のものです。最新の情報は公式ページまたは動画配信サービスにてご確認ください。