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「玉面桃花(ぎょくめんとうか)」9話と10話と11話のネタバレあらすじと感想

ラブコメ
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玉面桃花~福を呼ぶ契約結婚~:9話と10話と11話のあらすじとネタバレ感想。

許清嘉は遅文俊が捕らえられたのは玉娘を辱めたからで、捕らえたのは高正だと知ります。許清嘉は玉娘に会って事情を聞きだそうとしますが、茶を飲むと意識を失ってしまい……。

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9話 消えた囚人

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許清嘉が役所の記録を調べると”遅文俊が女子を辱めた”と書かれていました。許清嘉は辱められた女子は玉娘で、その時遅文俊を捕らえたのは高正だと知ります。

許清嘉は玉春楼へ行って当時の事情を聞きだそうとしますが、玉娘が入れた茶を飲むとなぜか意識を失ってしまいました。

知らせを受けて駆けつけた胡嬌は玉春楼の門の前で高正と鉢合わせします。高正は自分に任せて帰れと言いますが、胡嬌は強引に許清嘉を連れ帰りました。

2人が帰った後、玉娘は高正に”私たちは仲間のはず”と言いますが、高正は”そうとも限らない”と答えます。そして高正は、次のような話をしました。

10年前、戸部のある官吏が流罪になって死亡し妻も病死して娘が1人残された。その娘は茶楼に入り茶芸を磨き、容姿も優れていたため茶楼の主にも気に入られていた。

ところが、ある窃盗事件で手配書が出回ると、その娘は突然都から姿を消した……。

話を聞いた玉娘は顔色を変え、ここに長居すると私に誘惑されたと思われると言って高正を追い出すのでした。

家で胡嬌に今日のことを問い詰められた許清嘉は茶に何か入っていたに違いないと言って玉娘を怪しみました。そこへ高正が来て、今回の状況は遅文俊の事件の時と似ているので罠ではないかと言います。

その夜、許清嘉と高正が上庸の監獄を見張っていると、囚人たちがどこかへ連れ去られて行くのでした。

県庁から農地の視察に行く時期が来ました。役人たちは今年の視察に許清嘉を行かせることにします。胡嬌は大変な仕事を押し付けられたのではと心配しますが、許清嘉は疑惑を調べる好機だと言いました。

実は許清嘉は県の記録に地図にない”石羊塞”という地名が出てくることを突き止めていたのです。許清嘉は、遅文俊がこっそり手渡してきた小石は石羊塞のことを表しているのではないかと考えていました。

許清嘉は胡嬌に、自分が視察に発つ前に囚人たちを乗せた馬車を尾行し、石羊塞の場所を調べて知らせてほしいと頼みます。

一方、朱県令は許清嘉が勝手な行動をしないように、永寿を視察に同行させることにするのでした。

感想

玉娘は過去に何かありそうですね。それにしても高正はなぜそんなに玉娘の過去に詳しいのでしょうか。上庸の人たちは皆何か隠し事をしていそうで気になります。

遅文俊が許清嘉に渡した小石に込められた謎が解けそうでよかったです!

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10話 石羊塞

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視察に発つ日、永寿が許清嘉を迎えに来てもまだ胡嬌からの知らせはありません。許清嘉がなんとか時間稼ぎをしていると、やっと胡嬌からの伝書鳩が飛んできます。

その頃、胡嬌は石羊塞に潜入して集落の民、莫慶ばく・けいと知り合っていました。莫慶は石羊塞のことを次のように話します。

ここはもともと機織りで栄えていた集落だった。ところが突然県令に金を払うから囚人の世話をしろと命令された。それ以降外出が制限されて商売は不可能になったが渡される報酬はかなり少なく、どんどん貧しくなっている。

一方、許清嘉は視察に向かう途中、村の役人に畑を取り上げられそうになっている老人を助けました。それを見ていた永寿は涙ぐんで自分の身の上を次のように話します。

幼い頃、村で疫病が流行って祖父と父が病死。住んでいた家は叔父に奪われて病気の母を連れてさまよい、餓死寸前になった。その時、ある男性が叔父から家を取り返し財産分与の手続きもしてくれた。

自分たちが上庸に移り住んだ後、男性は病死したと聞いた。顔は覚えていないが、その男性は県丞で”ハンコの旦那”というあだ名だった。

実は許清嘉の父は県丞だった時、”ハンコの旦那”というあだ名で呼ばれていたのでした……。

上庸では、許清嘉から自分の留守中に本物の帳簿の在りかを調べてほしいと頼まれていた高正が玉春楼を捜索しますが、何も見つかりません。

石羊塞では、胡嬌が莫慶から囚人たちが近くの銀鉱で採掘させられていることを聞き出していました。

許清嘉は石羊塞に行くのを何とか妨害しようとする永寿を気絶させ、夜になってやっと石羊塞に到着します。目を覚ました永寿に許清嘉は”ハンコの旦那”の名は許克焉きよ・こくえんだと教え、1人で石羊塞に入って行きました。

取り残された永寿は許清嘉が許克焉の息子だと気づくのでした。

石羊塞の中で、許清嘉は覆面の男に襲われ万民傘の隠し場所を教えるように脅されました。そこへ許清嘉が恩人の息子だと気づいた永寿が追ってきて助けようとしますが、寸前で転んでしまいます。

続いて胡嬌が助けに来ますが、地面に倒れていた永寿につまづいて転んでしまうのでした。しかし、その時突然凄腕の男が現れて覆面の男を撃退してくれたのです。

ところが凄腕の男はその後なぜか許清嘉たちを気絶させて連れ去るのでした。

感想

なんと永寿は許清嘉の父が助けた民の1人だったのですね。

それにしても覆面の男は万民傘のことで石羊塞まで追ってくるとは一体何者なのでしょうか。

また新たに現れた凄腕の男の正体も気になります。

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11話 協力者

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凄腕の男は宣節校尉(武官の官位)の崔五郎さい・ごろうでした。崔五郎が連れていったのは父である安撫使(地方の軍事長官)の崔泰さい・たいの兵営。

許清嘉は上庸の新任の県丞とその妻だと名乗りますが、今度の県丞は金の亡者でその妻は凶暴な肉売りの娘だとの噂を聞いていた崔泰は信じようとしません。

胡嬌は肉を切って包丁さばきを見せ、自分たちが県丞とその妻だと証明します。許清嘉たちから朱県令のことを聞いた崔泰は悪事を暴くために捜査に協力することを申し出ました。

上庸に戻った永寿は役所を辞めて許清嘉に仕えることにします。

数日後、崔五郎が捜査に協力するために許清嘉たちの家にやってきました。ちょうどその時、許清嘉と胡嬌は口論をしていて、崔五郎に2人の結婚が契約結婚だと知られてしまいます。

敵の目を欺くため崔五郎は従兄ということにして許清嘉たちの家に滞在することに。

その後、許清嘉は胡嬌を買い物に行かせ、その隙に高正、崔五郎とともに玉春楼へ行きます。

許清嘉は玉娘に、朱県令の悪事の片棒を担ぐのは最近思いがけない出費があって金が必要なのでは?と鎌をかけ、本物の帳簿の在りかを話すように言いました。

すると玉娘は「私を妻にしてくれたらお教えします」と言ったのです。その時、実は買い物から帰って使用人の臘梅ろうばいから許清嘉の行先を聞いた胡嬌が玉春楼に来ていて、玉娘の言葉を聞いていました。

胡嬌は黙って家に帰ります。許清嘉が家に帰ると胡嬌は何か怒っているようでしたが、許清嘉には何が原因なのかわかりません。夜になり、許清嘉はまた胡嬌に閉め出されてしまうのでした。

翌朝、胡嬌の留守中に玉娘が許清嘉を訪ねてきます。玉娘は昨日”妻にして”と言ったのは冗談で、力になってくれるのなら捜査に協力すると言うのでした。

感想

崔五郎に契約結婚のことを知られてしまったということは弱みを握られてしまったということですよね。崔五郎は胡嬌に気があるような素振りも見せているので、今後どう絡んでくるのか気になります。

一方、玉娘の方も許清嘉に言い寄ったり、急に協力すると言い出したりとなかなか本心がつかめず……今後の展開が楽しみになってきました。

「玉面桃花 ~福を呼ぶ契約結婚~」© 2022 China Huace Global Media Co., Ltd. all rights reserved.
本ページの情報は2024年2月時点のものです。最新の配信状況は公式ページまたは各動画配信サービスにてご確認ください。