【玉昭令】21話・22話・23話のあらすじとネタバレ感想。ついに3つすべての“蓬莱図の断片”を手に入れた長老は、体内で蓬莱図を完成させました。これで神仙になれると歓喜する長老でしたが、突然、不穏な雷が長老を襲い……。
21話のあらすじネタバレ

端木翠をさらった幽族の長老は、瑠璃塔の中に端木翠を閉じ込めました。
長老は展顏に姿を変えて瑠璃塔の中に入り、端木翠から“蓬莱図の断片”をだまし取ろうとしましたが、端木翠はすぐに偽者だと見抜きます。
さらに、端木翠は万が一のことを考え、蓬莱図の入った乾坤袋を展顔に託していました。
長老の企みは失敗に終わったものの、乾坤袋がない端木翠は瑠璃塔の猛火から身を守る術がなく、このままでは燃え尽きてしまいます。
一方の展顏と温孤は、端木翠がさらわれた付近を捜索していました。
そこへ、端木翠に姿を変えた長老が現れ“蓬莱図の断片”をだまし取ろうとしますが、ここでもすぐに偽者だと見破られます。
長老は「蓬莱図の断片を渡せば、端木翠を解放する」と取り引きを持ちかけ、展顏に隠れ家の場所を教えて立ち去りました。
展顏は約束どおり、長老の隠れ家を訪れます。
長老は展顏から乾坤袋を奪って逃げ去ったものの、すぐに乾坤袋がニセモノだと気づきました。
長老の前に現れた温孤は行く手を阻み「展顏に隠れ家まで教えるとは愚の骨頂だな」と挑発します。
長老も負けじと「お前には同情を禁じ得ない。お前は端木翠のために蓬莱図を奪い神仙となった。それだけの愛を捧げても、見向きもされないとは」と言い返しました。
温孤は長老との会話の中で、長老が蓬莱図を集めるのは九獄から幽族を解放するためではなく、神仙になるためだったのかと気づきます。
長老が逃げ去った後、温孤は長老の隠れ家へ行き展顏と合流。
温孤たちは瑠璃塔の中に端木翠が閉じ込められていることに気づいたものの、長老が自ら瑠璃塔を開けない限り、端木翠を救うことはできません。
そこで展顏は、瑠璃塔の中に“蓬莱図の断片”を入れれば 長老が瑠璃塔を開けるのではないかと思いつきます。
それを聞いた温孤は、長老の目の前で“蓬莱図の断片”を瑠璃塔の中に入れました。
狙いどおり長老は瑠璃塔を開け、温孤は端木翠を助けることに成功。
長老は“蓬莱図の断片”を手に入れ、一目散に逃げ去ります。
ついに3つすべての“蓬莱図の断片”を揃えた長老は、体内で蓬莱図を完成させました。
これで神仙になれる――長老は歓喜しながら天階を登りますが、突然、不穏な雷が長老を襲います。
この雷は「九重の天劫」といわれるもので、幽族の龍族にだけ落ちる雷でした。
かつて大罪を犯した龍族だけは神仙になれないのです。
それなのに温孤が神仙になれたのは、龍族の象徴である「龍の角」を体から取り除いたからでした。
温孤は 雷に狙われている長老の前に現れ「お前には龍族の気息があるのだ」と告げます。
訳が分からない長老は「私は龍族ではない、なのになぜ雷に狙われるのだ」と不思議がりました。
実は温孤は、長老が神仙になるのを防ぐために、蓬莱図の最後の断片に「龍の角」を融合させていたのです。
それが体内にある長老は、天に龍族とみなされたのでした。
「私を罠にはめたのか!!」
長老が憤慨する中、端木翠と展顔が駆けつけ「温孤の素性(龍族であること)も露呈するのではないか」と心配しました。
温孤は、たとえ露呈したとしても 今まで端木翠に寄り添えたから本望だと答えます。
その時、幽族の長老に雷が直撃し、長老は木っ端微塵に砕け散りました。
長老の体内にあった蓬莱図は宙に浮き、また、同じく体内にあった「龍の角」は温孤の体に帰化します。
雷が「龍の角」に反応して温孤を襲う中、楊鑑が天兵を率いてやって来ました。
彼らは、龍族である温孤を討伐しに来たのです。
端木翠は必死に温孤を守ろうとしますが……。
21話の感想
一瞬で偽者の端木翠を見破る展顏はさすがでした!
瑠璃塔の中に“蓬莱図の断片”を入れれば、長老が自ら瑠璃塔を開けるという読みも素晴らしい。
それにしても、長老の原型が面白すぎて、彼が原型になるたびに笑ってしまいます。
しかも、今回はなぜか鼻に原型が残ったままだったのも面白かったです。
そんな長老が、雷であっさり退場!
最後まで敵キャラとして暗躍するものだと思っていたので、長老の退場は予想外でした。
予想外といえば、神仙になる方法も想像とは違いました。
“蓬莱図の断片”を集めれば、龍族以外は誰でも神仙になれるということでしょうか。
それなら、展顏が神仙になれる可能性もあるのでは?
22話のあらすじネタバレ

楊鑑は温孤を処罰するために誅神剣を放ちました。
誅神剣とは神仙や妖怪を討つための剣であり、この剣で殺された者は魂が砕け散ってしまいます。
端木翠は身を挺して温孤を守り、温孤の代わりに誅神剣を受けました。
血を吐いて倒れ込んだ端木翠は「私が命で償うから温孤を許しあげて」と楊鑑に訴え、展顔の腕の中で砕け散ります。
展顔も力尽きてしまったものの、楊鑑は「端木翠が愛した人間だから」と展顔を救いました。
また、楊鑑は端木翠の思いを汲み、温孤を見逃すことにします。
温孤は端木翠を死に追いやった憤りを楊鑑にぶつけた後、宙に浮いている蓬莱図を奪ってこの場を去りました。
3か月後、展顔は端木翠が亡くなった現実を受け入れられずにいました。
そんななか 展顔は、“神仙の魂は蓬莱の帰墟で眠る”と知り、蓬莱へ行く方法を模索します。
その頃、楊鑑は端木翠の魂を修復するため、砕け散った端木翠の魂の欠片を情債箱の中に閉じ込めました。
情債箱には端木翠の精神がわずかに残っているため、魂を修復できる可能性があるのです。
帰墟に侵入した温孤は、情債箱ごと端木翠を連れ去ろうとしましたが、楊鑑に阻まれ戦闘になります。
憤怒した温孤は自ら神仙の位を捨て、「これからは蓬莱を敵とみなす」と宣言して立ち去りました。
一方の展顔は、月老を通じて端木翠への手紙を送り続けた結果、端木翠の魂は復活します。
22話の感想
端木翠の魂が砕け散った時、まさかここで主役が死んでしまうのかと驚きましたが、魂が復活して良かったです。
端木翠に対する温孤の想いは、愛を通り越して「執着」になっている気がします。
それに、無辜の人を殺してまで端木翠と一緒にいようとするなんて、愛が過剰すぎます(笑)
温孤がこの先どんどん闇落ちしていくのか、それとも正気を取り戻すのか、気になるところです。
23話のあらすじネタバレ

展顔は月老を通じて端木翠の姿を見ることができました。
しかし、彼女が鎖に繋がれていることに気づいた展顔は「捕らわれているのか?」と心配します。
慌てて映像を遮断する月老に、端木翠は「解放して」と暴れます。
そこへ現れた楊鑑は、端木翠を眠らせました。
その頃、端木翠の敵を討つと決意した温孤は、九獄へ行き紅鸞を獄中から救います。
温孤は幽族たちの前で「幽王」と名乗り、人間界と蓬莱を滅ぼすべく幽族たちを九獄から解き放ちました。
幽族は次々と人間たちを襲い、人間界は混乱状態に陥ります。
この状況を打破するためには、人間界と蓬莱が力を合わせる必要がありますが、蓬莱は守りで手一杯で人間界を気にかける余裕はない様子。
蓬莱にも危険が迫っているなら端木翠が危ないと焦る展顏は、江文卿に「蓬莱に行く方法はありませんか?鎖に繋がれている端木翠を助けたい」と相談しました。
江文卿はふと、《端木翠の鎖が切れて記憶を取り戻せば、彼女は亡き仲間たちのために沈淵を開けようとするに違いない。そうなれば、すべてをやり直すことができ、自分が神仙となり後世の混乱を防げる》と思います。
江文卿は、展顔を利用して端木翠の鎖を絶ち切らせることにし、展顔に蓬莱への行き方を教えました。
江文卿の助けを得て蓬莱に侵入した展顔は、端木翠を繋いでいる情債箱の鎖を断ち切ります。
その瞬間、端木翠は過去の記憶すべてを取り戻しました。
<記憶>
神女の末裔である端木翠には沈淵を開く力があり、亡き仲間たちを呼び戻すために沈淵を開けようとしたものの、沈淵が開けば三界が乱れてしまうと危惧した楊鑑が端木翠を止めるために記憶を封じたのでした。
一方の温孤は紅鸞を伴い、死者の怨念を鎮める儺神を始末しました。
23話の感想
温孤がついに闇落ちしてしまいました。
これまでの神仙の姿は麗しくて素敵でしたが、黒化した龍族の姿もカッコイイ!
温孤はいっそ紅鸞と一緒になれば幸せになれる気がしますが、きっとそうはならないのでしょうね。
それに、無辜の人までもを巻き込んだ温孤はもう後戻りできないと思うので、とことん闇落ちして暗躍する彼を見届けたいと思います。
彼の闇落ちは人間界からしたらいい迷惑ですが、物語としては俄然おもしろくなってきました。
ところで、沈淵を開けたら具体的にどうなるのでしょう?
江文卿が「すべてをやり直せる」と言っていたので、過去に戻れたりするのでしょうか。