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【花不棄〈カフキ〉】11話・12話のあらすじと感想。見えてくる真実が面白い!

カフキ アジアドラマ
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作品紹介

【花不棄〈カフキ〉】あらすじ11話・12話。灯籠祭りで柳青蕪の姿を見た花不棄は、かつて自分を襲ってきた刺客の女首領に似ていると気づきます。一方で、柳青蕪の踊りを見た信王は、亡き薛菲とまったく同じ踊りであることに気づき……!? この記事では、ネタバレ感想をお届けします。

「花不棄」作品情報 ➤

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 公式サイト

製作

製作:2017年 中国

原題:小女花不弃

監督:チャー・チュンイー

キャスト:アリエル・リン、チャン・ビンビン、リン・ボーホン、クリス・スン、シン・オン、ソン・ウェンズオ、シャオ・シャンフェイ

動画配信

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【花不棄〈カフキ〉】あらすじ11話

双子の柳青蕪と柳青妍

荘主に呼び出された柳青蕪りゅうせいぶは、近々開催される灯籠祭りでメインの踊り子を任せられることとなった。

灯籠祭りでは、四大名家の商人たちが技を競い合う。

だが柳青蕪の従者は、灯籠祭りのような大勢が集まる場で柳青蕪が顔出しすることは不安なようだ。

なぜなら、現在莫府に潜入中の柳青妍と同じ顔であることがバレるかもしれないから。

しかし肝心の柳青蕪 本人は、顔バレにより妹の柳青妍が危険な目にあっても構わない、むしろ好都合だと言うのだった。

(後継者争いのライバルとして邪魔だから?)

天門関の刺客

以前に莫若菲ばく・じゃくひと花不棄が都入りした際に、天門関で大勢の刺客に襲われたことがあった。

莫若菲の従者である剣声は、その際の刺客を街で見かける。

その刺客の顔には特徴的な傷があったため覚えていたのだ。

そしてまた、陳煜ちんいくもその刺客を街で見かける。

ちなみに陳煜は、天門関で刺客と遭遇した時は蓮衣客れんいかくの姿に扮していた。

陳煜はその刺客を捕らえて黒幕を探ろうと考えるが、まずは捕らえるための適当な理由が必要なため、部下に街でわざと騒ぎを起こすよう指示をした。

薛菲の舞

灯籠祭りの当日。

花不棄は信王や陳煜とともに皇族席で祭りを見学している。

どうやら今年は、莫家と明月山莊が競い合うらしい。

皇族席で見学する陛下は、今年はどちらが勝つか賭けをしようと信王に言う。

皆が明月山莊が勝つと予想するなか、花不棄だけは自信満々に「莫家が勝つ」と口にする。

少し前まで莫家で暮らし莫若菲と義兄妹になった花不棄は、莫家への思い入れが強いのだと思われる。

そんな話をしているうちに、両家の灯籠船が登場。

どちらの船も趣向が凝っていて美しく目をひくものだが、決定的な違いは踊り子にあった。

明月山莊の船で踊る柳青蕪は、卓越した舞を披露し観客たちの目を釘付けにする。

皆の反応から明月山莊の勝ちを感じとった花不棄は、明月山莊の船に乗りこみ踊りの邪魔をし、どうにか負けさせようと躍起に。

そして、近くで柳青蕪を見た花不棄は、彼女が天門関で襲ってきた刺客の首領に似ていると気づく。

また、花不棄を止めようと船に近づいた莫若菲も、柳青蕪を見て同じことを感じた。

一方で、柳青蕪の踊りを見た信王は時が止まったかのように彼女を見つめ、亡き薛菲の姿と重ねていた。

かつての薛菲の舞と、全く同じだったのだ。

当時薛菲は、この振り付けは独自のものだと言っていた。

つまり、信王と薛菲しか知らないはずの振り付けなのに、なぜ柳青蕪が同じ踊りを舞っているのか。

そんな疑問が頭によぎりながらも、信王は柳青蕪から目をそらせずに見つめ続けた。

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【花不棄〈カフキ〉】あらすじ12話

薬霊荘の生き残り

陳煜の従者は、陳煜に命じられたとおり顔に傷のある刺客と街でさわぎを起こした。

計画通りそこにちょうど現れた陳煜は、強引に理由をつけて刺客をひっ捕らえる。

その後、刺客に尋問をして黒幕を吐かせようとするのだが、あらかじめ仕込まれていた毒によって刺客は死亡する。

それにより黒幕が分からなくなってしまったが、陳煜は刺客の正体が明月山莊の者だろうと感づいていた。

その頃。

先日の灯籠祭りで柳青蕪の姿を見た莫若菲と剣声は、莫府の侍女(=柳青妍)が柳青蕪とそっくりであることに不信感を抱いていた。

剣声は、そっくりな侍女を屋敷に置くのは危険ではないかと言う。

それに対して莫若菲は、いつか明月山莊を倒すときに侍女が切り札になるかもしれないと答えた。

少し前に、薬霊荘の荘主は柳青蕪に殺害された。

その際、同じく殺されそうになった薬霊荘の子供(玉泉と丹沙)は、明月山莊の主に命を救われ莫府にやってきた。

玉泉と丹沙は、父が明月山莊の者に殺されたことを話し、行く当てもないからどうか莫府に置いてほしいと莫若菲に懇願する。

実は、2人が莫府に来たのは明月山莊の主の命令。

命を助けてもらった代わりに、花不棄を守れと言いつけられている。

余命宣告

信王はいまだに柳青蕪の舞について考えていた。

自分と薛菲しか知らない振り付けを別の人間が踊っていたことから、もしや薛菲は今も生きているのではないか。

そう思い至った信王は、当時薛菲の死を確認した阿福に詳しく話を聞いた。

すると阿福は、確かに彼女の死を確認したが、そのすぐ後に亡骸がなくなっていたと話す。

話を聞いた信王は、何者かが亡骸を運び去ったものの、その後に薛菲は息を吹き返したのかもしれないと直感する。

信王は、医師から余命宣告を受ける。

三日月の痣

王府・・・信王の住まい。

陳煜は、口実をつけて柳青蕪を王府へ連れていくのだが、それには狙いがあった。

天門関で襲ってきた女首領の胸には三日月の痣があり、それを思い出した陳煜は、女首領と似ている柳青蕪の胸にも同じ痣があるかどうか、それを確かめるために王府に連れ帰ったのだ。

同じく痣のことを思い出した花不棄は、王府にやってきた柳青蕪にわざとケンカを吹っかけてその拍子に胸の痣を確認する。

すると、柳青蕪の胸には女首領と同じ三日月の痣があった。

花不棄はそのことを陳煜に話すのだが、なぜか陳煜は柳青蕪の肩を持つのだった。

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【花不棄〈カフキ〉】11話の感想

これまで多くの中国ドラマを視聴しましたが、“灯籠祭り“という行事は本作で初めて見ました。

灯籠を川に流したり、空に飛ばしたりといった習慣は見たことがあっても、今回のように灯籠船で芸術を競うといった行事は初見だったので新鮮でした。

登場した2つの灯籠船はそれぞれに美しく、船上で踊る女人たちの姿も魅惑的なかぎり。

明月山莊の灯籠船で踊っていた柳青蕪の振り付けが、かつての薛菲の舞と同じなのはなぜなのか、といった謎にも興味を惹かれます。

また、踊る柳青蕪の姿を、亡き薛菲と重ねて切なそうに見入る信王の表情が深く印象に残りました。

きっと信王が薛菲を必死で得ようとしていたのは、ただ聖女としてだけではなく、女性としても愛していたからなのだろうと思える一幕でした。

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【花不棄〈カフキ〉】12話の感想

1話で死亡したと思われた花不棄の母親・薛菲が生きている可能性が出てきました。

話が進むにつれて、1話で起きた本当の出来事が見えてくるといった作りが見事です。

1話の段階では、薛菲の屋敷に火を放ったのは信王のように見えましたし、彼が薛菲を追うのもただ聖女を得たいからのように思えました。

でもそれらは表面上のもので、次第に別の真実が見えてくるというストーリー展開はとても面白みがあります。

また、主要人物たちの位置采配も巧いです。

王府にいる人物・・・信王・花不棄・陳煜・柳青蕪

莫府にいる人物・・・莫若菲・雲瑯・柳青妍・林玉泉・林丹沙

主に王府と莫府に主要人物が集まっているので、おそらく今後はこの2つの屋敷の視点から物語が進んでいくものと思われます。

*次回13話・14話のネタバレ感想はこちら。