「慶余年」シーズン2第13話・14話のあらすじネタバレと感想。
陳萍萍の別院へ向かう馬車の中、范閑は林婉児に、海棠朶朶との噂について必死に弁解します。そして、范閑は一瞬の隙をついて林婉児に甘えるのでした。
「慶余年」シーズン2第13話のあらすじネタバレ
二皇子は范閑からもらった解毒剤を飲むべきか悩んだ結果、意を決して飲み込みました。そして、そばにいた葉霊児に屋敷まで送り届けて欲しいと頼み、もし途中で自分が死んだら遺体の後始末をするようにとも頼みます。
一方、范閑と林婉児は陳萍萍の別院へ向かう馬車の中にいました。道中、范閑は海棠朶朶との噂について必死に弁解しつつも、一瞬の隙を見て林婉児に甘えるのでした。
別院に到着すると、広大な庭で若い女性たちが遊んだり踊ったりしていました。それを優雅に鑑賞する陳萍萍のそばには、枢密院の秦業の息子・秦恒が付き添っています。
秦恒は范閑に気づくと挨拶しに来ました。秦恒は秦家が汚職調査に巻き込まれることを心配し、「秦家は二皇子と付き合いがあるが、二皇子の派閥ではない」と表明します。范閑は秦家が腐敗していない限り巻き込まれることはないと言い、秦恒は安心してその場を立ち去りました。
秦恒が帰った後、范閑は陳萍萍に助言を求めます。今や官史の誰もが汚職調査を“二皇子に対する范閑の個人的な復讐”だと噂しているが、復讐ではなく誠実に調査していることを周囲に信じてもらうにはどうすればいいか?と。
すると、陳萍萍は自分を告発することを提案し、きわめて高価な宝石を賄賂として范閑に渡します。そして、陳萍萍は「次の朝議で自分を告発するように。そうすれば誰も個人的な恨みで調査しているとは言わなくなる」と言いました。
そんな中、鄧子越は抱月楼で起きた殺人事件の実行犯3名を捕らえることに成功します。ところが、犯人たちは范閑に命じられてやったことだと嘘の自供をしました。
犯人たちの身柄は二皇子と密接な関係にある京都府に引き渡すこととなりましたが、二皇子は自分と近しい京都府で犯人を自白させれば范閑を陥れようとしているように思われかねないため ただちに犯人を刑部に送らせます。
その頃、范閑の身を案じた林若甫は范閑を呼び出し、この状況を打開するには范思轍(←抱月楼のオーナー)に責任を負わせるしかないと言いました。しかし、范閑はもし今 保身のために范思轍を犠牲にできたなら いつか大宝のことも犠牲にできるだろうと言葉を返します。林若甫は何も言えなくなるのでした。
実は范閑はすでに次の手を打っており、刑部に護送中の実行犯3名を高達たちに殺させていました。高達たちは二皇子が口封じのために殺したと見せかけるため、現場に二皇子の側近・范無救を置いていきます。
范閑の狙いどおり、范無救は抱月楼殺人事件の実行犯3名を殺した刺客として捕らえられました。
「慶余年」シーズン2第14話のあらすじネタバレ
范無救が刺客として捕まったことで形勢が逆転し二皇子が窮地に陥ると、林若甫は范閑の策に感心します。ただ、手練れの范無救を捕らえることができたのは一体誰なのかと疑問に思いました。
実は、范無救を捕まえたのは海棠朶朶でした。海棠朶朶は北斉で范思轍を殺そうとしていた范無救を打ち負かして捕らえたのです。
投獄された范無救のもとに謝必安がやって来ました。謝必安は「二皇子は抱月楼の実行犯に噓の自供をさせて范閑を陥れるつもりだったが、お前が刺客として捕まったことで逆に二皇子が窮地に陥った」と話します。
そして、謝必安は范無救に実行犯殺しを認めるように言い、決して二皇子の関与を匂わせないようにと指示しました。范無救が了承すると、謝必安は二皇子への伝言は何かあるかと尋ねます。
范無救は感謝の言葉を伝えて欲しいと頼み、最後に科挙を受けられなかったことが心残りだと言って一冊だけでもいいから書物を持ってきて欲しいと頼みます。
謝必安は二皇子は范無救の望むものを分かっておられたと言い、二皇子から預かっていた書物をその場で范無救に手渡すのでした。
その頃、北斉に到着した范思轍は海棠朶朶を「義姉」と呼んで叱られます。海棠朶朶は范思轍を郭保坤のいる油屋(密偵の情報連絡所)へ連れて行きました。
范思轍が1人で店へ入ると、郭保坤はいかに自分に密偵の資質があるかを誇らしげに語ります。范思轍は興味なさそうに聞き流した後、郭保坤の父親を助ける時機が来たから慶国に戻るようにと伝えました。
この油屋は范思轍が引き継ぐことになりますが、范思轍はその前に郭保坤を慶国に送り届けると言います。郭保坤はすぐに荷物をまとめ、范思轍とともに北斉を離れました。
慶国へ戻る馬車の中、郭保坤と范思轍はお互いの才能を褒めちぎって打ち解けますが、実は2人の行動は北斉側に筒抜けでした。しかし、郭保坤は北斉皇帝のお気に入りということもあり、北斉の者たちが郭保坤の乗る馬車を始終守っていたのでした。
范無救が自白し抱月楼事件の罪をひとりで背負う中、頼名成が范閑を訪ねて来ます。頼名成は汚職調査を進めるためには鑑査院の協力が必要だと話すと、范閑は鑑査院にある書類はどれでも自由に見て良いと許可しました。
頼名成は去り際に、范建と范閑の病はいつになったら回復するのかと尋ねました。范閑が2日後だと答えると、頼名成は2日後に朝廷で会おうと言って立ち去ります。
2日後、大勢の官史や皇子たちが集まった場で、頼名成は范建と范閑を弾劾しました。そこへ慶帝が到着すると、范閑は頼名成が自分を告発する前に報告があると言いました。
そして、范閑は陳萍萍から賄賂を贈られたとして証拠の宝石類を見せ、陳萍萍を汚職と贈賄罪で訴えたのです。
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