「黒豊と白夕(こくほうとはくせき)」21話・22話・23話のネタバレ感想

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「黒豊と白夕(こくほうとはくせき)」21話・22話・23話のあらすじとネタバレ感想。

豊蘭息の外套が調べられますが、鳳棲梧がそっくりな新しい外套とすりかえていたので異常は見つかりませんでした。それでも豊蘭息と配下たちは禁足になり……。

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21話:兄の想い

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襟に黒狐の毛がついた豊蘭息の外套が調べられますが、鳳棲梧がそっくりな新しい外套とすりかえていたので異常は見つかりませんでした。それでも豊蘭息と配下たちは屋敷からの外出を禁じられてしまいます。

豊蘭息が屋敷で、豊萇が害されるのを防ぐことができなかったことを思い悩んでいると白風夕が訪ねてきました。白風夕は豊蘭息に兄君が大切なら本心を打ち明けないと伝わらないと助言します。

そう言われた豊蘭息は「君には何も伝わっていないのか」と言いますが、白風夕は用があると言ってはぐらかして帰ってしまうのでした。

その頃、豊萇は意識を取り戻し、太医に脚も養生すれば歩けるようになると言われていました。

しかし豊萇は昏睡状態のふりを続けることにし、太医には宮中に”ひどいけがで一生杖は手放せぬだろう” ”目覚めても記憶を失っているやも”と伝えさせます。

豊萇は自分が役立たずの体になればもう百里氏に利用されなくてすむと考えたのです。

ところが豊萇がまだ目覚めないと聞いた百里氏は、薬に毒を混ぜるよう配下に指示して豊萇に罪を着せようとするのでした。

夜、屋敷を抜け出した豊蘭息は豊萇の見舞いに行きます。意識のないふりをしている豊萇の枕元で豊蘭息は”兄上が追いつめられていると知った上で宴に行った こうなった今も兄上への想いは変わらない”と語りかけました。

そして豊蘭息は豊萇に薬を飲ませようとしますが、薬の匂いが変だと感じます。豊蘭息が薬に銀針を入れて確かめると銀針の色が変わり毒が含まれていることがわかりました。

豊萇の家職によると薬を煎じたのは新しく入った侍女で、その侍女は百里氏の配下だったとのこと。豊蘭息は家職に毒のことは豊萇には言わずに自分に任せろと言いますが、意識がないふりをしている豊萇は全てを聞いていました。

その後豊萇は目を覚まし、雍州王にもそのことが伝えられます。雍州王は豊萇に会いに行って誰に突き落とされたのか尋ねますが、豊萇は記憶を失くしているふりをしました。雍州王は治ってからでよいと言って帰って行きます。

豊萇が目覚めたと知った鳳棲梧は、宴で使用人に掴まれて黒狐の毛が取れている豊蘭息の外套を密かに百里景の屋敷に置きました。ほどなく外套が見つけられ、戚国公の娘の骸と同じ匂いがすることが判明。

報告を受けた雍州王はあまりに都合が良すぎると言いながらも

  • 豊萇は自分で足を滑らせた
  • 戚国公の娘を殺めたのは錯乱した百里景

として事件を落着させるとし、百里氏以外の禁足を解くことにします。

毎年12月24日に豊蘭息は豊萇の屋敷に碁を打ちに来ていました。豊蘭息は今年も屋敷を訪れますが、豊萇は”我ら兄弟の縁はあの梅園で切れた”と言って豊蘭息を追い返します。

豊萇は豊蘭息と和解したら百里氏にまた弱みを握られてしまうと考えてわざと冷たい態度をとったのです。豊蘭息も豊萇の気持ちに気づくのでした。

帰り道、豊蘭息は街で幼い頃に倚歌公主が贈ってくれたのと同じ泥人形を眺めていました。そこへ偶然白風夕が通りかかります。白風夕は豊蘭息に似せた泥人形を作って豊蘭息に贈るのでした。

その頃、玉無縁は黒豊息の正体は豊蘭息だと報告を受けます。玉無縁は断魂門の門主に命じて”玉無縁が雍州王にいる”という話を広めさせることにしました。

また、玉無縁は20歳になった時に母から聞かされた話を思い返します。

100年前、”距虚きょきょ”という3つの血族からなる軍隊が大東国を倒して新王朝を立てようとした。距虚の頭目は”蛩蛩きょうきょう”と言い、それは玉家の祖先だった。

戦いに敗れた3つの血族は玄極令の呪い”血呪”を受けた。だから玉家の者は30歳まで生きられない。大東国を倒して玄極令を得れば血呪は解ける。

血呪の力は日ごとに増し体が衰弱していくが、”蘭因璧月”を手に入れれば血呪を抑えられる。

感想

豊蘭息がせっかく本心を打ち明けたのに豊萇はどうして突き放してしまうのかと思いましたが、百里氏にまた利用されないためだったんですね。

玉無縁は今は善人ぶってますが、蛩蛩が祖先とは玉家は代々悪の家系なのでしょうか。

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22話:玉無縁の策

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百里氏は豊莒を呼んで雍州王が戦の準備をしていると教え、雍州王を喜ばせるために国庫を満たすように言います。そして百里氏は豊莒を支持する家臣の中で私服を肥やしている者に私財を国庫に差し出させるよう指示しました。

その頃、玉無縁が雍州にいると知った雍州王は宮中に招きます。雍州王は雍州にこのままとどまることを提案しますが、玉無縁はどの州の王室にも属する気はないと言って断りました。

玉無縁が屋敷に帰ると豊莒が待っていましたが、玉無縁は日を改めて会うことにします。玉無縁は断魂門の門主に、豊莒を利用し豊蘭息をやり込めて雍州に内乱を起こさせると自分の計画を明かしました。

大晦日、3人の王子が雍州王に贈り物を献上。

豊萇が珊瑚を献上すると雍州王はすばらしいと言い、褒美の他に郊外の別邸と侍従を授けました。別邸と侍従は後継者以外の王子に授けられるものであり、豊萇は世子争いから外されたことを意味するのでした。

次に豊蘭息が水渠の建設計画を記した巻物を献上すると、余の心をよく理解していると言って雍州王は褒美を授けました。

最後に豊莒は安眠効果のある枕を献上。雍州王は余を案じてくれるのかと言って喜び褒美を授けます。

冀州では新年の宴に姿を現さない重臣がいました。実は皇朝がその重臣の一族を監禁していたのですが、冀州王にはその重臣は高齢のために冬の寒さで亡くなったと嘘の報告をします。

幽州では公主の華純然かじゅんぜんが結婚適齢期を迎えていました。ところが華純然は父のそばを離れたくないと言い、幽州王は娶る者には数年間幽州で暮らすように言うと約束します。

後日、豊莒が再び玉無縁を訪ねてきました。豊莒は自分を支持する家臣たちに、功績のために犠牲にされたと恨まれずに私財を差し出させる策を相談し……。

一方、雍州で新年を迎えた白風夕と天霜門の門弟たちは、貧しい人々のために街で粥の施しをしていました。そこへ1人の兵が来てここで施しをするなら戸部に100銀葉納めろと言ってきます。

その時、鐘離が鳳棲梧の玉牌を持って現れて兵に「いつもそうやって銭を懐に入れているのだな」と言いました。続けて鐘離が鳳棲梧から戸部の担当である豊莒に問いただすと脅すと兵は逃げて行きます。

後日、朝議で戸部の役人たちの横領が発覚。雍州王は豊莒に徹底的に調べるよう命じます。

豊蘭息は豊莒が国庫を満たして雍州王を喜ばせた上、自分の支持者の中で汚職をしている者と縁を切ろうとしていると考えるのでした。

その後豊莒は雍州王に、横領した役人たちの取り調べ中に国庫に帳簿を取りに行ったところ銀葉と帳簿が盗まれていたと報告しました。

続けて豊莒は取り調べられた役人たちは、鳳家の親戚の周忠しゅうちゅうも横領に関わっていると証言したと言ったのです。

豊莒が鳳家を陥れようとしていると考えた豊蘭息は鳳棲梧に、獄中の周忠に”拷問に屈して無実の罪を認めるな”と伝えるよう命じました。

ところが夜間に牢に向かっていた鳳棲梧は玉無縁に襲われて緑の玉を飲まされ……。

鳳棲梧は道で倒れているところを屋敷の者に発見されます。

知らせを受け、鳳棲梧の毒の症状を見た豊蘭息は白風夕に解毒の協力を頼みに行きました。豊蘭息は解毒する者は以前私を慕っていたものだと明かして白風夕の様子を見ますが、白風夕は全く気にしないのでした……。

感想

豊蘭息を陥れようとしている豊莒を利用しようとする玉無縁。怖いですね。

また度々豊蘭息を助けて来た鳳棲梧がとうとう狙われてしまいました……。そんな状況なのに自分が以前鳳棲梧に慕われていたことを明かして白風夕の様子を窺う豊蘭息に思わずツッコミを入れたくなりました(笑)

しかしそんなことは全く気にしない白風夕にも笑ってしまいます。

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23話:白風夕と鳳棲梧

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豊蘭息と白風夕は協力して”蘭因璧月”を使い鳳棲梧を解毒しました。豊蘭息は鳳棲梧が”蘭因璧月”で解毒できる毒で襲われたのは黒幕の本当の標的が自分たちだからではないかと考えます。

次は自分たちが襲われる可能性もあると考えた豊蘭息は白風夕に当分は常に一緒にいようと提案しました。

意識を取り戻した鳳棲梧と白風夕は有名な女性当主と女侠としてお互いに敬服し合っていたことがわかり、意気投合。白風夕は豊蘭息と行動を共にするために当分の間鳳家に滞在することになりました。

夜になり、豊蘭息と白風夕は盗難のあった国庫に忍び込み、帳簿ははしごを使わないと届かない高所に保管されていたことがわかります。帳簿が盗まれたのは周忠の無罪を証明させないためだと考える豊蘭息。

その頃、玉無縁は鳳家に侵入し眠っている鳳棲梧から緑の玉を取り出していました。それを持ち帰った玉無縁は”蘭因璧月”の効果で血呪を抑えることに成功します。

翌日、白風夕から国庫の状況を聞いた鳳棲梧は犯人は正月で都へ来た劇団になりすまし、はしごを舞台道具に見せかけて運び込み帳簿を盗んだのではないかと推理。

豊蘭息と白風夕は怪しいと目星を付けた劇団に新劇団員とその侍女として潜入することにします。夜になり、白風夕は国庫からの盗品がないか探している時に劇団員に見つかりそうになりました。

白風夕は慌てて豊蘭息の部屋の戸棚に隠れますが劇団員に見つかってしまいます。団長から問い詰められた白風夕は実は自分たちは駆け落ちしてきた身で、素性を隠すために主従と偽っていたと言い訳してその場をしのぎます。

翌日、白風夕は建物の瓦の下に銀葉が隠されているのを発見しますが、帳簿は見つかりません。

感想

鳳棲梧が目覚めたら豊蘭息をめぐって白風夕と三角関係になるのかと思ったら、白風夕と鳳棲梧が意気投合して豊蘭息が蚊帳の外になるという展開が予想外でした。

無事に帳簿が見つかって鳳家の親戚の無罪が証明できるといいのですが……。

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