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海外ドラマ『クリプトン』シーズン1第2話あらすじと感想。破壊か救いか……セグに与えられた2つの選択肢。

アメコミ
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海外ドラマ『クリプトン』シーズン1第2話。星から星を渡り歩き、大勢の命を奪うブレイニアックがクリプトン星に近づいている。

そうアダムに告げられたセグ。しかし、彼はその存在を疑い協力を拒んでしまう。このままではクリプトン星が失われ、スーパーマンすらも生まれなくなってしまう……。

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シーズン1第2話あらすじ

ブレイニアックは待ってくれない。大勢の命が掛かっているというアダムの説得にセグは、本当にそんな生命体がいるか信じられないと協力を拒み、祖父と両親の復讐を果たすためダロンの元へ向かうという。

アダムは、「セグに頼んだのが間違いだった」と肩を落としつつ、スキマーに同乗し街まで連れて行ってもらうことに。

アダムは、もう一度セグに協力を求めた。「宇宙センターにアクセスできたらその生命体を見せることが出来る」と話し、さらにブレイニアックを倒したらダロンへの復讐も手伝うと言った。

セグは、アダムと取引をして宇宙センターへのアクセス方法を入手することにする。しかし、アダムの洋服はクリプトン星では目立つ、ケムのところで服を調達するよういい、自分はダロンと枢機卿が待つ場所へと向かった。ヴェックス家の紋章がつけて……。

セグは枢機卿を間近で見るのが初めてだった。枢機卿の仮面にはサイソンナ、テル、ロラ、モルド、ユダといったクリプトンの神々と、頂点には太陽をつかさどる唯一無二の最高神ラオが象られていた。

セグとニサの契りの儀式は翌日。セグもヴェックス家の一員となる、そこではそんな話をして終わった。その後セグは、ダロンの部屋に行きエル家とヴェックス家の繋がりについて話を聞いた。

ダロンは、セグの祖父ヴァルを心から尊敬していた。しかしヴァルの研究は皆の生活を脅かすもの。高度なコンピューター・システムを開発し、その在り処を伏せたのだ(要塞)。その技術を使って、何百万光年の彼方にある存在を発見し、それがやがてクリプトンに来る。その生命体は星を集めていると言うのだ。

祖父の言っていたことが、アダムの言っていたブレイニアックだと気づいたセグは、科学ギルドで祖父の研究を引き継ぎたい、この街に貢献したいと申し出た。そして計画通り、科学ギルドに入りデータバンクへのアクセス権を手に入れたのである。

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シーズン1第2話の解説と見どころ

カンドールの決闘。愛は強さを与える!

丁ちょうどその頃。軍事ギルドでは、ブラック・ゼロを壊滅させるために、ノーランクの人々が暮らす街に戦争を仕掛けるという。しかし、ブラック・ゼロではない人々を攻撃すれば、ただでは済まされい。きっと別の方法があるはずだと訴えるも却下。

それならば、自分が隊を率いて守ろうと思ったセグの恋人ライタは、セグやノーランクの人々を守るために、クエックス隊長にカンドールの決闘を申し込んでいた。

一度、決闘を申し込んだら後には引けない。どちらかが死ぬまで戦わなければならないのだ。今のライタにそんな力があるのか。そんな中、決闘はすぐに始まった。

ライターの劣勢状態が続いたが、最後はライタがクエックス隊長の首をひねって落とし、隊長という肩書を手に入れた。

すべては愛するセグを守るため。お互い、契りを交わす相手が決められようとも、セグはライタを、ライタはセグを愛していたのだ。

ブレイニアックの痕跡

セグが手に入れたデータ機器から、ブレイニアックを見つけようとするも、どの星を探しても一向に見つからなかった。

そこでアダムは、どこかで異常現象が起きなかったかを調べるようケムに言う。すると、3日前に辺境地帯に珍しく流星群があったと分かった。

アダムは、そこに行かなくてはならないと言うとケムは、行くには裏から手を回さなければいけない、それにはワイロが必要だと話す。

その頃、セグは両親の遺灰を持ち、家族で暮らしていた家に戻っていた。遺灰を片手に、涙を流すセグ。そこに、ロームとオーナという母娘がお悔やみを言いに訪ねてきた。ロームはよく、セグの両親に娘を預かってもらった、見返りも求めずに……とお礼をいい、オーナはセグに一握りの大きさの石を渡す。

その石に掘られたエル家の紋章を見て、セグは両親が最後までエル家の誇りを失わないでいたと誇りに思った。その足でセグは要塞へと向かい、砂に埋もれた祭壇のようなところにくぼみを見つける。砂を掃ってみると文字が掘られていた。

「エル家の血が我らを繋ぐ」

セグは、持っていたナイフで手の平を切り、そこに血を垂らしてみた。すると、一気にエル家の紋章が浮かび上がって、周りの機器が作動し、亡き祖父ヴァルが現れたのだ。

セグは祖父をハグしようとしたが、スルリとすり抜けてしまう。それは記憶や思想がヴァルそのもののコンピュータープログラムだったのだ。

それは、無きヴァルがすべてをセグに教えを授けるために作っていたものだった。ヴァルは、時空を超え移動席る通路を発見。次元と次元の間にある領域に行っていたのだ。

その際、宇宙には知的生命体がたくさんいると同時に、獰猛な生命体に脅かされていることを知ったのである。それがブレイニアックだったと言う。

すぐに評議会に訴えたが、誰も信じようとはしなかったと話した。

その頃、アダムとケムは、アダムの腕時計と帽子をワイロにし、辺境へと向かった。そこでは、何が落ちたような形跡があった。それは、ブレイニアックが次の標的に送り込む偵察隊だったのだ。

それでアダムは気づいた。「ブレイニアックはすでにクリプトンに来てる」と……。

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シーズン1第2話を観た感想

ブレイニアックはすぐ近くに来ていたのではなく、すでにクリプトン星に上陸していたようです。

また、ヴァルのコンピュータープログラムは、『スーパーガール』でも登場しましたが、ヴァルの方がより人間らしい印象でした。強大な生命体の恐怖を描くと同時に、それぞれの愛の形も描くバランスがいいです。

セグは、アダムの話が信じられなかった様子でしたが、ダロンからヴァルの研究の話を聞き、アダムの言っていることは本当のことだとやっとわかったようでした。

そんなセグをライタは影から支えようと、命を懸けた決闘に挑んだり、ニサ本人も上辺だけではなく、どうやらセグに思いを寄せているような感じです。

そして、すでに上陸したブレイニアックを止めることが出来ません。セグに与えられた選択肢は2つ。ひとつはクリプトン星を滅亡から守ること、もうひとつはクリプトン星を犠牲に、カル=エルを地球に送り込んで、スーパーマンとしての運命を全うさせること。

すべての未来を救う決断は、もはや苦渋の決断としかいいようがありません。

Photo:「クリプトン」© DC COMICS. © 2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. ALL RIGHTS RESERVED.