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「覆流年」5話と6話と7話のネタバレあらすじと感想

復讐劇
©2022 China Huace Global Media Co., Ltd.

覆流年~復讐の王妃と絶えざる愛~:5話と6話と7話のあらすじとネタバレ感想。

穆川は、陸安然に人違いで絡まれたことがあると言いますが覚えていない陸安然。穆川が構わないと言うと記憶がある陸安然はつい「さすが九皇子ね」と言ってしまい……。

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5話:劇的な再会

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陸安然は1回目の記憶から穆川が苗の病気が伝染するのを防ぐために苗を抜いていたとすぐに察し、農民たちに指示を出します。

無事に苗の処理が終わった陸安然と穆川は食事に行きました。穆川は、酒館で陸安然に人違いで絡まれたことがあると言いますが、陸安然は全く覚えていません……。

穆川が「構わない 酒に酔うのも悪くない 人生は一度きりなんだ」と言うと、1回目の記憶がある陸安然はつい「さすが九皇子ね」と言ってしまいます。

驚く穆川に、陸安然は船隊と赴いた先である皇子が民を飢えさせまいと毎日泥まみれになって野良仕事をしてると聞いたと言ってごまかしました。

外で騒ぎ声がしたので2人が出て行くと、娘が売られそうになっています。陸安然と穆川が娘を助けると、彼女は恩に報いるために陸安然の侍女にしてほしいと言いました。

娘の名は冬青とうせいと言い、陸安然に仕えることになります。

数日後、陸安然が母の部屋にあった第二夫人からの贈り物の観音像を割ってみると、牛膝ごしつという生薬が隠されていました。牛膝は、母が飲んでいる肺の薬と合わさると激しい咳が出る作用があることがわかります。

その夜、陸安然が亡くなった毓のことを思い出して川に灯籠を流していると、同じく灯籠を流しに来た穆川に声をかけられました。この前酔って絡まれた時に”毓のためにウサギの灯籠を作れ”と言われたと言う穆川。

陸安然は咄嗟に毓は飼ってたウサギの名だと言ってごまかします。穆川が亡くなった母上に会いたいと言うのを聞いた陸安然は、1回目の人生で穆川に言われた言葉を言うのでした。

霊を慰めたいなら去った人の分まで風景を眺め美食を味わうべき。日々を楽しんで、再会した時に話してやれるように。

穆川は、作ったウサギの灯籠が宿に置いてあるから取りに行ってくると言います。陸安然は待っている間に、今夜その川の舟が全て穆澤によって貸し切られていると知りました。

陸安然は、1回目の人生で橋から落ちた自分がその下で舟に乗っていた穆澤に受けとめられたのは偶然ではなく仕組まれたことだったと悟ります。

今回、陸安然は舟が通りかかるのを見計らって自ら橋から落ちました。陸安然を受けとめた穆澤は「劇的な再会だな」と言います。

ウサギの灯籠を手に戻ってきた穆川は陸安然が穆澤と一緒にいるのを見て、ウサギの灯籠を置いて立ち去ってしまいます。

街を散策していた陸安然と穆澤は、1人の少年が紙で折った舟に銅銭を乗せようとしても沈んでしまって困っているのを見かけました。陸安然は少年に銅銭を乗せても沈まない舟の折り方を教えてあげます。

それを見た穆澤は陸安然に、その才能で軍船を作ったら兵たちに感謝されるはずと言いました。陸安然は穆澤が自分に目を付けたのは軍船を作らせるためだったと気づきます。

実はその少年は穆澤が腹心に仕込ませていたものだったのです……。

その後、陸安然と穆澤はおみくじを引きに行きました。陸安然は”隣にいる方と縁があるのかご神託を”と言ってからくじを引きます。

結果は大吉。ところが陸安然は次々にくじを引きました。結果は全て大吉。穆澤は自分が全て大吉にしておいたことを白状しました。

陸安然は「お心に従って殿下に嫁ぎます」と言います。穆澤は陸安然に穆家に伝わる玉佩を渡して婚約の証しにすると言うのでした。

その後、何も知らずに穆澤に菓子を届けに行った穆川は、穆澤が陸安然を王妃にすると聞いて驚きます。

感想

1回目の人生では陸安然が穆澤と舟に乗っている時に川岸に1人でいる穆川が映りますが、今回は舟に乗る前に先に穆川と会うことができてよかったです。少しの違いで、その後のことが大きく変わってきますよね。それにしても穆澤の仕込みが周到すぎて逆に笑ってしまいます。

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6話:想い人

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翌日、穆澤の腹心である蔡望津さい・ぼうしんが陸家に婚姻の申し込みに来ます。第二夫人は蔡望津自身が陸欣然に婚姻の申し込みに来たと思い込んで大喜び。

ところが蔡望津に穆澤の婚姻の申し込みに来たと言われて陸家一同は驚きます。そこへ陸安然が来て「相手は私のはずよ」と言いました。

第二夫人は陸安然に勘違いだと言いますが、遅れて来た穆澤が「私の求婚相手は安然だ」と言うのでした。

夜になり、穆川が陸安然に会いに来て「自ら籠の鳥になるのは兄を深く愛しているからだろう」と言いました。陸安然は「愛などない ただの取引よ」と言います。

驚く穆川に陸安然は陸家が水運を掌握した以上しがらみは避けられないと説明しました。穆川は陸安然を心配しながらも結婚祝いだと言って腕輪を渡します。穆川は「必要な時は私が力になる」と言って帰って行きました。

その後、陸欣然から陸安然に結婚祝いとして頬紅が届きます。頬紅を確認した冬青は、肌がただれる蓖麻ひまが入っていると言いました。

数日後、陸安然は第二夫人と陸欣然に結婚祝いに蓖麻が入っていたと言います。2人がしらばっくれると、陸安然は帳簿を調べたら第二夫人の侍女が釣銭をごまかしていたし、侍女の仕業かもしれないと言い出しました。

それを聞いた第二夫人は侍女のせいにし、第二夫人に忠実な侍女は全ての罪を被って罰せられることになります。

半年後、穆澤は戦果をあげて皇帝から婚姻の承諾を得ることができました。婚礼間近になり、陸安然はある頼みごとをしに穆川のところに行きますが、言い出せずに帰ってきてしまいます。

その夜、穆川にもらった腕輪を眺めていた陸安然は腕輪の透かし彫りをロウソクの火にかざすと影絵のように文字が浮かび上がることに気づきました。

浮かび上がった言葉は”今宵は美しき夜だ よき人に出会えた あなたを愛し決して背かない”

陸安然は1回目の人生で、穆川が”想い人がいる”と言っていたのは自分のことだったと察するのでした……。

一方、陸安然が頼みごとができなかったと聞いた冬青は、1人で穆川に会いに行きます。

冬青は最近また売られそうになった者たちに付きまとわれていると嘘をつき、脅すために劇毒の鉤吻と解毒薬の雪蝉子を入手したいと言いました。

冬青が嘘をついていると見抜いた穆川は、翌日に直接陸安然に会いに行きます。穆川は陸安然が陸家を守るために兄に嫁ぐ代わりに、自分が父に頼んで水路に手を出す者から陸家を守るという提案をしました。

陸安然は穆川を巻き込まないために、わざとあなたの本心も穆澤や穆霖と何が違うかはわからないと言って断ります。穆川は鉤吻と雪蝉子の瓶を置いて立ち去りました。

感想

第二夫人母娘は今まで忠実に尽くしてきた侍女に罪を着せて捨てるなんて本当に極悪人ですね。また、穆川は腕輪を1回目の”人生では僧侶にもらった”と言い、2回目の人生では”その辺で買った”ようなことを言っていましたが、本当はメッセージが彫られている特注品だったのですね。今回の人生では陸安然がそのメッセージに気づいてよかったです!

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7話:婚礼

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婚礼前夜、陸安然が血を吐いて倒れ、診察した医者は毒の症状だと言いました。

集まった一族の前で冬青は、先ほど陸欣然がお祝いを言いに来た時、部屋に置いてあった菓子に毒を入れる機会があったはずだと証言します。霊奚も陸欣然から届いた結婚祝いの頬紅にも毒が入っていたと言って同調しました。

また陸安然の母も第二夫人から贈られた観音像にが仕込まれていて病が長引いていた話をします。そこまで聞き、今まで第二夫人の演技に騙されてきた陸軽舟もさすがに第二夫人を疑い始めました。

その時、冬青が先日割ったものとそっくりな観音像を持ってきます。

それが薬が仕込まれた観音像だと思った陸欣然はまた侍女のせいにしようとし、第二夫人も話を合わせて薬舗に侍女が牛膝を買った記録があるはずだと言いました。

冬青は観音像を割り、とは言ったが牛膝とは言ってないのになぜ知っていたのかと指摘します。陸軽舟が激怒したので第二夫人は陸欣然を守るため、全部自分が侍女に指示したことで菓子の毒も自分が入れたと言いました。

第二夫人は棒打ち50回の罰を受けることになります。

翌朝になっても陸安然の意識は戻りません。陸欣然は花嫁衣裳を着て陸軽舟に、詔に逆らうことはできないため、自分が”陸家の娘”として嫁ぐと言い出します。これが第二夫人の企みだったのです。

結局、陸家は陸欣然に紅蓋頭(花嫁が頭にかぶる赤い布)をかぶせ、侍女として霊奚をつけて”陸家の娘”として送り出すことにします。

その頃、第二夫人は罰を受けて傷ついた体で企みが成功したことをほくそ笑んでいました。

そこへ何事もなかったように元気な陸安然が現れます。驚く第二夫人に陸安然は菓子はすり替え、自分で用意した毒を飲んだのだと言うのでした。

婚礼では、宴の終盤になって穆霖が婚礼祝いに珍しい食材を持ってきたと言って現れます。ところが箱を開けると中の魚は全て腐っていて悪臭を放っていたのです。

明らかに穆澤に陸家の娘との婚姻を出し抜かれたことに対する嫌がらせのようでした。穆川は箱の中のエビをつまんで「まだ生きてるぞ」と言って穆霖の衣に投げつけます。

穆霖はデタラメだと言って床に落ちたエビを確かめようとしますが、穆澤は証拠隠滅のため、うっかりを装ってエビを踏みつぶしてしまうのでした。穆霖は怒って帰って行きます。

宴の後、寝室に来た穆澤に、陸欣然は正体がバレないよう背後から無言で腰に手を回しました。陸欣然の手を触った穆澤は、野良仕事などしたことがないような細くて柔らかい手に違和感を感じます。

穆澤は紅蓋頭をとり、陸欣然に陸安然はどこだと問い詰めました。陸欣然は姉は死に、遺言で自分が陸家を託されたと嘘をつくのでした。

その頃、庭で1人で物思いにふけっていた穆川は、霊奚を見かけました。霊奚は陸安然が本当に第二夫人たちに殺されたと思い込んで後を追って自害しようとしていたのです。

穆川はひとまず霊奚を思いとどまらせ、真相を確かめるために陸家に馬を走らせるのでした。

感想

陸安然は穆川にもらった劇毒と解毒薬を死んだふりをするために使ったんですね。第二夫人を成敗することができてよかったです。婚礼では穆澤と穆川が連携して嫌がらせに来た穆霖を撃退する場面から兄弟の信頼関係が伝わってきました。この後、兄弟は陸安然や政権をめぐって仲たがいしてしまうのでしょうか。悲しいです。それにしても陸安然は死んだふりをする計画を新参の侍女の冬青には伝えていたのに、古参の侍女の霊奚には伝えていなかったのでしょうか。霊奚は危うく死んじゃうところでしたよ(怒)

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