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「覆流年」8話と9話と10話のネタバレあらすじと感想

復讐劇
©2022 China Huace Global Media Co., Ltd.

覆流年~復讐の王妃と絶えざる愛~:8話と9話と10話のあらすじとネタバレ感想。

陸安然は穆川に手紙を残して発とうとしますが穆川はその前に蘇城に到着。再会した陸安然を最初は幻だと思った穆川ですが、実物だとわかると陸安然を抱きしめ……。

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8話:澹州へ

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陸安然は穆川に手紙を残して蘇城を発とうとしますが、馬を飛ばしてきた穆川は陸安然が発つ前に蘇城に到着します。

再会した陸安然を見た穆川は幻ではないかと疑って後ずさりしますが、陸安然は腕を伸ばして穆川の手を掴みました。実物だとわかった穆川は思わず陸安然を抱きしめます。

陸安然は無理して駆けつけてきた穆川に魚を焼いてあげました。ところが疲れていた穆川は食べかけの魚を持ったまま眠ってしまいます。

その後、陸安然は冬青に穆川宛の手紙を燃やすように言い、翌朝、穆川が目覚める前に朝一番の船で澹州に向かうことにしました。

陸安然は1回目の記憶から、近いうちに穆澤が水害の支援物資を奪う盗賊を討伐するために澹州へ派遣されると予測し、その前に自分も澹州に着きたかったのです。

翌朝、陸安然が港に行くために馬車に乗ろうとすると、中で穆川が待っていました。穆川は洪水の多い澹州地域の支援策を探りたいのでついでに乗せて行ってくれと言うのでした。

一方、穆澤は陸安然が本当に死んだのか確認するために配下を陸家に向かわせました。配下は、結婚の証しだった玉佩と”毒を盛られるも闇医者の手により命拾いを 澹州での再会を楽しみに”と書かれた手紙を持ち帰ってきます。

澹州に着いた陸安然と穆川は、民は飢えていて、米は法外な値段で売られているという現状を目の当たりにしました。陸安然は陸家が各港に作った倉庫の備蓄食料を民に分け与えることにします。

陸安然と穆川は水路や田畑を修復するために、清河幇の力を借りることにしました。

幇主の沈長青しん・ちょうせいと会った陸安然は、いきなり清河幇は澹州駐屯軍都尉の高承賢こう・しょうけんと手を組み盗賊を装って支援米を強奪して民を食い物にしていると言い出します。

沈長青は激怒しますが、この発言も陸安然が1回目の記憶から沈長青の配下の柴広さい・こうが高承賢と結託していたことをわかってのことだったのです。

また、陸安然は陸家の使用人に、高騰した米と自分の手紙を穆澤の馬車に届けるように命じていました。手紙には”米問屋と駐屯軍が支援米の横流しを”と書かれていたのです。

夜になり、冬青は陸安然に燃やすように命じられていた手紙をこっそり穆川に届けました。その手紙を読んだ穆川は、陸安然が自分の計画に穆川を巻き込まないようにするつもりだったと知ります。

※幇・・・中国で経済的活動を中心とする互助的な組織。厳格な規約のもとに強い団結力を持ち、排他的性質がある。

感想

陸安然が生きていたことを知って思わず抱きしめてしまった行動に、穆川の今まで抑えていた気持ちがあふれていると思いました。そして冬青は陸安然と穆川の2人に助けられたということもあるかもしれませんが、陸安然が燃やすように言った手紙をこっそり穆川に渡すなんて粋な計らいですね。それにしても人生2回目の陸安然は穆澤が澹州に派遣されることや支援米強奪の黒幕が高承賢だったことがわかっていますが、穆川と穆澤には不思議でしょうがないことでしょう。

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9話:濡れ衣

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澹州に到着した穆澤は高承賢を伴って町の実情を調査し、法外な値段で売られている米を民に配るように命じます。

沈長青は柴広が高承賢に手紙を送ろうとしているところを捕らえ、配下の裏切りに気づいていなかったと言って陸安然に感謝しました。

陸安然は沈長青にひどい物言いをしたことを詫び、償いとして“妹”を差し上げると言って冬青を見ます。沈長青は驚いて遠慮しますが、なんと冬青は沈長青の生き別れた妹だったのです。

1回目の人生で陸安然は、高承賢に買われて侍女となっていた冬青が実は沈長青の妹だったと知っていたのでした。

その後、食事をしていた陸安然と穆川は陸家の倉庫から煙が出ているのに気づいて駆けつけます。そこへ兵を引き連れた高承賢が来て2人を襲いました。

穆川が背後から剣で狙われているのに気づいた陸安然が穆川をかばおうとした時、穆澤の配下が来てその剣を弾きます。

高承賢は穆澤に、陸家の倉庫から支援米が見つかり、陸家は盗賊と組んで儲けようとしていたようだと報告しました。

高承賢が陸安然を連行していきますが、穆澤は黙認します。穆川は抗議しますが、穆澤には考えがあるようでした。

陸安然は高承賢に肩の関節を外されて投獄されてしまいます。夜になり、穆澤が牢に来て陸安然の肩の関節を治しました。

そして穆澤は「もっと壮大な計画があるのかと思ったがな こんな姿をさらすとは実にがっかりだ」と言います。陸安然は「私はまだ生きている なぜこれで終わりだと?」と答えるのでした。

陸安然は裁きの場で罪を認め、都に送られることになります。

高承賢は厄介払いができたと言って宴を開くことに。主菜として豚の丸焼きが運ばれてきます。豚の腹の中には柴広から回収した金があるはずでしたが、中身は石ころと紙の冥銭にすり替えられていました。

そこへ都へ戻ったはずの穆澤が現れて高承賢に、柴広と結託して支援米を奪って陸家に罪を着せたなと言います。続いて陸安然と穆川も現れ、自分たちが都に戻ったふりをすればボロを出すと思ったと言いました。

感想

陸安然は1回目の記憶から冬青が沈長青の妹だとわかっていたから、高承賢に買われないように助けていたんですね。濡れ衣を着せられてもちゃんとやり返す陸安然、さすがです!

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10話:罪の隠蔽

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高承賢には利用価値があると考えた穆澤は、支援米強奪の主犯を柴広と公表する代わりに高承賢に自分への忠誠を誓わせます。

納得いかない穆川は抗議しますが、穆澤は高承賢を穆霖が軍に裏金を搾取させている証人にするつもりだと言うのでした。

宿に戻った後、兄の言葉に引き下がってしまった自分を責める穆川に、陸安然は「自分をしっかり持って」と言います。

その後、陸安然は柴広を密かに脱獄させました。柴広は街中で高承賢を人質にして穆澤を呼び出します。そして民たちに向かって支援米を奪ったのは自分だが本当の黒幕は高承賢だったと証言。

民たちが口々に高承賢を罰するよう叫び始めた時、沈長青が現れて柴広を斬りました。益々声高になる民たちを収めるために穆澤は高承賢をひとまず投獄しようとします。

そこへ穆川が高承賢に苦しめられた人々を連れてきます。穆澤は役所で話を聞こうと言ってその場をしのごうとしますが、穆川は直訴状を掲げ「この場で高承賢を斬首に」と言って跪きました。

民たちもそれに倣って跪き、収集がつかなくなった穆澤はその場で高承賢を斬ります。

翌日、都へ戻る穆澤一行を賊が襲撃。穆澤は負傷し、馬車に積んであった穆霖の裏金の証拠の帳簿も燃やされてしまいます。

都に戻った穆澤は朝議で皇帝に支援米を強奪していたのは高承賢で、穆霖の叔父の秦野闊しん・やかつは長年高承賢の悪事を隠蔽していたと報告。

しかし皇帝は他に高承賢のような者がいないか秦野闊に調査させると言っただけで、秦野闊を罰するつもりはないようでした。

穆澤が何か言おうとすると、皇帝は話題を逸らして久しぶりに都に戻ってきた穆川を呼べと言いました。穆川は皇帝に凶作に備えて各地に倉庫を作ることを提案します。

皇帝は感心し、優秀な人材を選出するために穆川に科挙の出題を任せると言いました。穆霖が穆川には官職もないのに荷が重すぎると言って反論すると、皇帝はその場で穆川を斉王に封じるとの詔を下します。

朝議の後、穆澤は改めて皇帝に謁見して澹州で穆霖と秦野闊が高承賢に搾取を命じた証拠を入手したが、帰路に賊に襲われたと言って自分の胸の傷を見せました。すると皇帝にこの件はもう蒸し返すなと言われてしまいます。

それでも穆澤が食い下がろうとすると、皇帝は穆澤の出自に言及して余計なことは二度と考える必要はないと言いました。

部屋に戻った穆澤は「戦績を上げてもすべてはムダな努力ではないか!」と言って自分の戦功を書き記した紙を剣で切り刻もうとするのでした。

感想

支援米強奪事件は解決しましたが、高承賢の上には秦野闊と穆霖がいたのですね。皇帝が言っていた穆澤の出自の秘密とは一体何なのでしょうか。続きが気になります。

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