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【モダン・ラブ~今日もNYの街角で~】シーズン1第4話。紆余曲折合を繰り返しながら夫婦になっていく2人。

モダンラブ今日もニューヨークの街角で アンソロジー

Amazonプライムビデオ 【モダン・ラブ~今日もNYの街角で~】シーズン1。

ニューヨーク・タイムズ紙のコラムに基づいて製作された8つの愛のカタチを描いたエピソード。

第4話は、倦怠期を迎えた崖っぷち夫婦デニスとサラのストーリーとなっています。

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【モダン・ラブ~今日もNYの街角で~】シーズン1第4話”夫婦という名のラリーゲーム”のあらすじ

サラ(ティナ・フェイ)は夫デニス(ジョン・スラテリー)との、今後の夫婦関係に不安を抱いていました。

俳優のデニスは仕事柄、まわりが何でもやってくれるという環境から、家庭でも無意識にサラに同じことを要求しています。

ペンギンのドキュメンタリー映画を見ながら自分たちと重ねるサラ。

夫とは共通の趣味もなく、彼の友人と会う機会もありません。

今はまだ子育てで繋がっているものの、子どもが巣立った後に2人だけで一緒に暮らしていけるのだろうか、という不安は日に日に大きくなっていくばかり。

定期的に訪れているカウンセリングでサラが相談すると、カウンセラーは2人の時間を設けることを薦めます。

2人はカウンセラーの助言通り、一緒にテニスをする時間を作るのですが、自分勝手なルールを作って勝ち負けにこだわるデニスにうんざり。

状況は良くなるどころか悪い方向へと向かっていくことになります。

しかし、デニスと2人きりで食事に出かけたある日、サラは今まで思っていた不満を素直に口にしました。

ずっとデニスと一緒にいるだろうと思っていたけれど、今はデニスと一緒にいるときの自分が嫌いなこと。

デニスが、自分の事を遠ざけていると感じていること。

デニスが出演する試写会やパーティに自分を同伴して欲しかったこと。

サラが心の内を全てさらした事で、デニスは素直に謝り、悪い方向へ向かっていた2人の気持ちを変えていくこととなるのです。

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【モダン・ラブ~今日もNYの街角で~】シーズン1第4話の見どころ

多くの夫婦が通る危機

どんなに大恋愛をして結婚した2人でも、年月が経ち家族が増えたりすると、日々の日常に押されて恋愛感情が薄れていくようになる場合があります。(もちろん、全く変わらずラブラブなご夫婦もいます)

妻は夫よりも子どもの事に気を取られ、夫は仕事に追われる毎日。

お互いの存在を再確認する時間も持てずに過ごした代償は、倦怠期となって襲ってきます。

夫婦といえども、元は他人同士の2人がひとつ屋根の下に暮らすことになるのですから、良い所もあれば悪い所も見えてきます。

サラとデニスもまさに倦怠期の真っただ中に突入していました。

ここで離婚という道を選ぶ夫婦もいるでしょう。

しかし、2人は衝突しながらもカウンセリングに通い、2人で楽しめる時間を作ろうと努力します。

どうやったらやり直せるかは、そのカップルによって様々です。

しかし、相手の事を考え思いを口にして話し合う、そしてお互いがどこで折り合いをつけていくか。

そんな事を繰り返しながら夫婦・家族になっていくのだと、2人をみて感じて頂けると思います。

倦怠期を乗り越えた夫婦

2年後、息子は大学進学に伴い家を出ていくことになりました。

デニスは、息子を送るために一緒に車に乗り込みます。

そこには優しく見送るサラの姿がありました。

共通の楽しみで始めたテニスを続けている2人。

始めたころは喧嘩ばかりでしたが、今ではお互いの良いプレーに「ナイスショット!」「ナイスサーブ!」などと褒め合っています。

子ども達が巣立ってしまってもきっとこの2人は大丈夫、そう感じる事ができました。

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【ミニ情報】

ペンギンの子育て

夫婦が観ていた皇帝ペンギンの映画。

皇帝ペンギンは世界でもっとも過酷な子育てをする鳥と言われています。

結婚相手を選んで、無事結ばれたカップルはひとつの卵を産み、産卵によって疲労したメスは餌を求めて海へ向かうのですが、オスが残り卵を温めます。

このメスからオスへの卵のバトンタッチは、極寒の南極ではとても大変な作業となるのです。

長い時間空気中に卵をさらすことができないので、スピードが要求されます。

しかし中には焦るあまり、せっかくの卵を割ってしまうペンギンもいるのです。

このような卵を失ったつがいのペンギン達のシーンに耐えきれなかったのか、サラは映画の途中で退席してしまいます。

最後まで映画を見たデニスはハッピーエンドだったよと言っていました。

ペンギンたちがコミュニティで子どもを助け合いながら育てる、ひとりで苦しまなくていいんだよ、というような終わり方だったのかなと思います。

白髪が魅力的なジョン・スラッテリー

サラの夫デニスを演じたジョン・スラッテリーは、1962年アメリカ・マサチューセッツ州ボストンで生まれ、1980年代より数多くのTVシリーズに出演。

大ヒットシリーズ【マッドメン】(2007-2015)では、ロジャー・スターリング役を演じ、エミー賞助演男優賞に4度ノミネートされました。

他にも【アイアンマン2】(2010)【テッド2】(2015)など、多くの映画やドラマに出演している実力派俳優で、ブロードウェイとオフ・ブロードウェイの舞台でも活躍しています。

私生活では、女優のタリア・バルサムと結婚して子どもがひとりいます。

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【モダン・ラブ~今日もNYの街角で~】シーズン1第4話の感想

今回は夫婦愛をテーマにしたストーリーでした。

夫婦だって家族だって不満があって当たり前。

でも、不満があったら我慢したり黙ったりするだけでなく、話し合う事が大切なのだと感じさせてくれました。

一見幸せそうに見える夫婦でも、きっと色々な問題を乗り越えて少しずつ夫婦となっていく、そんな姿を2人を通して観ることができるドラマです。

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