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「風起隴西(ふうきろうせい)」あらすじ全話をネタバレ有りで最終回まで詳しく紹介

サスペンス
©2022 New Classics Television Entertainment Investment Co.Ltd
作品情報

「風起隴西(ふうきろうせい)-SPY of Three Kingdoms-」あらすじ全話をネタバレ有りで最終回まで詳しく紹介。本作は三国時代の蜀による魏への北伐を舞台に、間諜たちの諜報戦を描いたドラマ。「鳳凰の飛翔」のチェン・クンと「鎮魂」のバイ・ユーの共演で、手に汗握る駆け引きが繰り広げられます。

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「風起隴西」全話一覧

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1話:白帝

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曹魏・蜀漢・孫呉が争う三国時代。

蜀漢の丞相・諸葛亮しょかつりょう(リー・グアンジエ)は曹魏への北伐を開始します。そんな中、蜀漢の司聞曹しぶんそう(諜報機関)が曹魏に潜入させている間諜”白帝”から”曹魏の軍は瓦亭道から蕭関へ”との情報が届きます。

そのため、諸葛亮が主力を率いて瓦亭道へ行き、要所である街亭は馬謖ばしょくが精鋭だけで守ることになりました。

ところが曹魏の軍は瓦亭道を通らず、街亭を奇襲。馬謖が大敗したため、諸葛亮はやむなく全軍に撤退を命じ第1次北伐は失敗に終わります。馬謖は責任を問われて斬首されますが、大敗の原因は白帝からの情報に誤りがあったことにもありました。

諸葛亮は楊儀ようぎ(ユー・ハオミン)に誤報が届いた真相を調べ上げるように命じます。これを機に蜀漢の司聞曹と曹魏の間軍司かんぐんしという諜報機関同士の闘いが始まるのでした。

蜀漢の陳恭ちんきょう(チェン・クン)は、長年、曹魏に潜伏し天水郡の主簿の職を得ていました。天水郡の郡主である郭剛かくごう(ドン・ズージェン)は陳恭を信頼し、蜀漢の白帝という間諜に曹魏が街亭を奇襲する情報を盗まれたが、自国の間諜”燭龍”がその情報をすり替えたために戦に勝利したと明かします。

そして郭剛はこの機に白帝を捕らえてやると意気込むのでした……。

陳恭は郭剛からは信頼を得ているものの、間軍司の糜冲びちゅう(ローレンス・ワン)からはその素性に疑いを持たれていました。糜冲は燭龍から、白帝の誤報を調べるために蜀漢から密偵が派遣されるとの情報を得て、怪しい人物を始末してしまいます。

密偵が始末されたと聞いた司聞曹の馮膺ふうよう(ニエ・ユエン)は諸葛氏に代々仕える密偵の家系の出であり、陳恭を司聞曹に推挙した荀詡じゅんく(バイ・ユー)を呼び出しました。

馮膺は荀詡を拷問し、陳恭が裏切者なのではないかと尋ねました。しかし荀詡は、陳恭は従妹の夫で義兄弟の契りを交わした者であり、彼を信じると答えます。

その後、馮膺は荀詡に白帝の正体は陳恭だと初めて明かしました。驚く荀詡に馮膺は、陳恭が機密をどれくらい漏らしたか探った後で始末するように言って毒を塗った短剣を渡します。

一方、曹魏にいる陳恭はもう1人の間諜、林良りんりょう(ツォン・ルイリン)に曹魏は白帝の正体を暴こうとし、蜀漢は自分を裏切者だと考え、両方から命を狙われていると不安を吐露していました。

陳恭は、なんとかして曹魏の間諜である燭龍の存在を蜀漢に知らせたいと思うのでした。

※主簿・・・帳簿を受け持ち、庶務を統轄する役職。
感想

登場人物が多く初回は人間関係を把握するのが大変でしたが、間諜による情報で戦の勝敗が左右されるということがよくわかりました。

そして敵対する国の諜報機関同士が自国に潜む敵国の間諜を炙り出す神経戦の始まりにワクワクします。20代から映画、ドラマで活躍しているチェン・クンの40代になった渋い演技も楽しみです。

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2話:疑い

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曹魏に向かう途中、荀詡は国境に滞在する司聞曹の高堂秉こうどへい(ヤン・イー)と落ち合い、白帝の情報が運ばれた時の状況を確認します。高堂秉は運ばれた情報には白帝と馮膺にしかわからない暗号が使われており、すり替えは難しいはずだと言いました。

荀詡は自分は姿を隠したまま、”曹魏の雍州刺史の侍衛”と名乗らせた兵を使って陳恭を捕らえ、白帝の仲間を白状するように脅します。陳恭が決して口を割らないのを確認した後、荀詡は姿を現し陳恭に今のは蜀漢を裏切っていないか試すための芝居だったと明かしました。

陳恭は荀詡を家に連れて行き、蜀漢に燭龍という曹魏の間諜が潜んでいると伝えます。その時、糜冲が陳恭の家を訪ねてきました。陳恭は荀詡を隠れさせて応対に出ます。

曹魏が街亭に奇襲をかけるという情報が漏れたのは都督の役所で火事があったためでした。糜冲は、その時ちょうど陳恭が都督の役所に薬を届けに来ていたのが怪しいと思ったのです。

実は糜冲は、自分が家の中で陳恭と話をしている間に配下たちに陳恭の馬の蹄を調べさせていました。火事の日に役所の近くで見つかった蹄の跡と同じ馬を探していたのです。ところが陳恭の馬の蹄は全て新しいものになっていました。陳恭は何食わぬ顔で壊れたから新しいものに替えただけだと答えます。

火事の後、現場にいた者たちは7日間留置されましたが、糜冲は陳恭自身は留置されていても代わりの者に馬で情報を運ばせたのではないかと考えていました。間軍司に戻った糜冲は配下から、火事の翌日に交易と称して蜀漢に向かった馬車が怪しいとの報告を受けます。その馬車の御者は谷正こくせい(チャン・グー)という者だとのことでした。

糜冲が帰った後、陳恭は荀詡から自分の妻、翟悦てきえつ(スン・イー)が今は曹魏と通じる五仙道で聖女に扮して諜報活動をしていると聞かされます。

感想

義兄弟である陳恭が着せられた濡れ衣を奇抜な方法で晴らそうとする荀詡。今後も面白い策が出てきそうで楽しみです。それにしても陳恭と翟悦は夫婦なのに間諜であるため、別々の場所に潜入しながら暮らさないとならないのは辛いですね。

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3話~11話あらすじ

あらすじ

陳恭は無実で情報をすり替えたのは燭龍だと知った荀詡は、燭龍の正体を探ることにします。その後、郭剛は連弩の設計図を盗む”青萍計画”のために陳恭と糜冲に蜀漢への潜入を命じました。一方、荀詡は山賊に襲われていた楽師、柳瑩を救い……。

陳恭は糜冲を始末し、糜冲になりすまして五仙道の長老である秦沢と合流します。また、五仙道で妻の翟悦とも再会。荀詡は、白帝の情報は軍営ですり替えられたと考え、馮膺の義弟の孫令を疑います。その後、五仙道の黄預は糜冲に同行していた者が白帝の正体だという情報を得て、糜冲だと名乗って五仙道に来た陳恭のことを疑い……。

蜀漢で暗号を解読するための木版が盗まれ、馮膺が容疑者になりました。荀詡は、馮膺は犯人ではないと信じて独自に捜査を開始します。皇帝が五仙道の掃討を決めたため、荀詡は山神廟を燃やして陳恭と翟悦に逃げる隙を与えるのでした。

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12話~20話あらすじ

あらすじ

抜け道を使って五仙道から逃げた黄預は、燭龍からの密書で翟悦が間諜だと知ります。陳恭は拷問を受ける翟悦を助け出そうとしますが、翟悦は必ず燭龍を捕らえてほしいと言い遺して自害してしまいます。陳恭は連弩の設計図を盗み出し、燭龍との受け渡し場所へ向かい……。

連弩の設計図を取りに現れ、陳恭に取り押さえられた高堂秉は自分が燭龍だと認めました。陳恭は荀詡と共に翟悦を弔い、黄預への復讐を誓います。荀詡は獄中の高堂秉を尋問して背後の協力者を探り、諸葛亮は再度の北伐に向けて動き出すのでした。

10年前、陳恭の父は馮膺が曹魏に情報を流したせいで戦死していました。陳恭は馮膺を討って父の仇をとるつもりだったのです。そんな中、高堂秉が獄中で死に、荀詡は馮膺が殺害に関わっているのではないかと考えます。また、荀詡は曹魏の間諜がもう1人いることに気づくのでした。一方、陳恭は曹魏から荀詡暗殺の密命を受け……。

馮膺に10年前の敗戦のことを問いただした陳恭は、意外な事実を知るのでした。

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21話~24話あらすじ

あらすじ

荀詡は、曹魏と通じていた馮膺を捕らえます。楊儀は陳恭と共に馮膺と面会し、青萍計画の裏をかいて曹魏を滅ぼす策を再確認しました。そして楊儀と馮膺は曹魏に疑われないように、陳恭に命じられた荀詡暗殺は必ず果たすべきだと言い……。

黄預は五仙道を率いて荀詡を誘い出し、陳恭が荀詡を毒矢で射るのを確認します。その後、諸葛亮に兵糧が送られるのを妨害しようとした黄預は蜀漢の軍に囲まれて逃亡。その時、黄預の前に陳恭が立ちはだかります。その頃、実は荀詡は陳恭によって地下室に匿われていて……。

荀詡は、陳恭が燭龍の正体だと言って捕らえます。その後、蜀漢は北伐により領土を回復。陳恭は斬首されることになり、荀詡は最後の面会をするのでした。

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本ページの情報は2023年12月のものです。最新の情報は公式ページまたは動画配信サービスにてご確認ください。