PR
PR

【ハンドメイズテイル】シーズン3(11話)物語が佳境を迎える!? 驚きの展開だらけに息を飲む!

ディストピア

【ハンドメイズテイル】シーズン3第11話。

ジューンの計画実行が間近に迫るものの、脱出希望の子供の人数が予想を超えた。

そんな中、エレノアが夫ローレンス司令官の頭に銃口を突きつけ……。

PR

【ハンドメイズテイル】シーズン3第11話あらすじ

【ハンドメイズテイル】シーズン3ネタバレ全話エピソードリンク一覧...
【ハンドメイズテイル】シーズン3ネタバレ一覧。内乱によりギレアド共和国に政権を奪われた、かつてのアメリカを舞台に描いたディストピア。異常な少子化を防ぐために、子供を産める女性は”侍女”として権力者の家に仕えさせられる。ここは【ハンドメイズテイル】シーズン3ネタバレ記事をスムーズにご覧頂くためのエピソードリンクです。

10席しか確保できていないのに対し、侍女とマルタが脱出させたいと願い出た子供の人数は52人でした。

どうすれば全員逃がすことが出来るのか、ジューンが頭を抱えている最中、エレノアが夫のローレンス司令官の頭に銃口を突きつけているのを目撃します。

ジューンは、エレノアを落ち着かせるために話しかけました。

「エレノア、私を見て。人殺しになりたいの?」

エレノアは、前回の儀式で”ジューンがローレンスから辱しめを受けた”ことが許せなかったのです。

「私も彼を殺したい、でも感情に流されず自制して。私には計画がある、それには彼とあなたの力が必要なの」と、少しずつ近づきながら説得した結果、エレノアは銃を手放しました。

PR

【ハンドメイズテイル】シーズン3第11話ネタバレ解説(前編)

水面下で進行する3つの計画


ジューンがエレノアを落ち着かせ、命拾いしたローレンスはジューンを認める形となりました。

「妻を脱出させたい」

ローレンスの心は決まったようで、子供52人の脱出も承諾。

自らは残るつもりで、車も準備すると約束します。

ところが、そんなジューンの計画に反対する者が現れたのです。

脱出を考えていたマルタたちもいたようで、長い間立てていた計画をジューンの計画で駄目になっては困るとクレームが入ります。

「荷が届くのを邪魔されたくない」

しかし、ベス(ローレンス家のマルタ)が、自分はジューンを信じてる、この家を救ったと擁護。

そこで、マルタは自分たちの計画を邪魔しないという約束で、ジューンの計画を認めたのです。

その一方で、セリーナとフレッドはニコールを取り戻すために、フレッドの運転である山奥に暮らす家族の元に向かいました。

家族が着ている服や雰囲気から、ここはギレアドではないようです。

ローレンスの裏切りで、計画中止か!?

ジューンがローレンスと約束した夜の翌日、エレノアの朝食がドアの前に置いたままで、ローレンスの姿も見えません。

嫌な予感がしたジューンは、ローレンスの書斎に行ってみました。

すると、重要な書類はシュレッダーで細かくされ、車もなく「sorry」と書かれたメモ書きだけが残されていたのです。

ローレンスが裏切った。

ジューンは、子供たちを逃がす計画が頓挫した怒りで、思考がめちゃくちゃになります。

マルタたちが言っていた、荷を運んで切る飛行機に子供たちを乗せて脱出させようと考えますがベスが大反対したのです。

しかし、その日の夜ローレンスは妻と一緒に戻ってきました。

彼は妻とふたりでカナダに脱出しようとしたようでしたが、検問が想像以上に厳しくなっていたため脱出できずに戻ってきたのです。

これが原因でローレンスは目を付けられたようで、妻はおろか子供たちを脱出させることも不可能となってしまいます。

そこでジューンは、マルタに協力しているというイザベルの店のバーテンダー・ビリーという男を訪ねて直接交渉したのです。

しかし、ビリーと取引するにはお金が必要で、ローレンス夫妻と52人の子供を乗せるにはかなりの大金が必要。

そこでジューンは、ローレンスがかつての美術館から没収したという絵画を渡すという条件を提示したのです。

PR

【ハンドメイズテイル】シーズン3第11話ネタバレ解説(後編)

思わぬ展開

ジューンがビリーと交渉し、ローレンスの待つ車に戻ろうとした時、名前を呼ばれます。

「オブジョセフ?」

声を掛けて来たのは、ウィンズロウ司令官でした。

ウィンズロウはジューンを部屋に連れて行くと、誰となぜイザベルの店に来たのか尋ねます。

ジューンは「楽しむために」と答えますが、「じゃあなぜ部屋にいないんだ?」と根掘り葉掘り聞いてくるのです。

その場を取り繕うとは言え、ジューンがついた嘘を引き金にウィンズロウの相手をする羽目になってしまったジューン。

「今までと同じ、存在を消せばいい」とう思ってベッドに横たわったものの、ジューンは我慢しきれずにウィンズロウを蹴り飛ばしてしまいます。

凛スローがジューンを殴り、ジューンが再びウィンズロウを蹴り飛ばす。逃げようとしたジューンの足をウィンズロウが掴み、倒れたジューンの顔を床に叩きつけて抑えつける。

ジューンは抵抗しながら、床に落ちていたボールペンでウィンズロウの胸や背中を何度も刺しました。

何度も何度も……。

そして最後に、ジューンは、動けなくなったウィンズロウを近くに会った置物で殴りトドメを刺したのです。

命の恩人

しばらく放心状態になっていたジューンのところに、マルタがひとりやってきました。

状況を見た彼女は「廊下の突き当りにあるエレベーターから逃げて」とジューンにキーを渡します。

そのマルタはかつて、ジューンがコロニー行きから救った女性だったのです。

ジューンは、ローレンスからコロニー行きから5人だけ救ってやるから選べと言われましたが、彼女はジューンが選んだ5人の中のひとりだったようです。

「命を救われた」というマルタからキーを受け取ったジューンは、血しぶきを浴びたままローレンスが待つ車へと戻りました。

山奥の家で一晩過ごしたセリーナとフレッドは翌朝、トゥエロと待ち合わせした場所にいました。

車でやって来たトゥエロに、安全な場所に移動するからついてくるよう言われたセリーナとフレッドは、”いよいよ”という緊張感で顔がこわばります。

2人がトゥエロに案内された場所はカナダの領域で、着いた瞬間数台もの車がやってきてフレッドは戦争犯罪と侵略行為、人権諸条約ならびに国際法違反でアメリカ軍に逮捕されてしまったのです。

戦争犯罪と人権侵害で……不法行為のために権力を利用し国の機関を動かした。市民への虐待と拷問非人道的な行い並びにレイプの疑いがある。

出典:【ハンドメイズテイル】シーズン3第11話から引用

フレッドは一旦カナダで勾留されるも、国際刑事裁判所への移送もありえると、2人は引き離されてしまいました。

非道な行いには非道な方法で

これまでギレアドという国、そして司令官から非人道的な行いばかりを強いられてきたマルタたちは、ジューンが汚した部屋をまるで何事も無かったかのように掃除します。

さらに、ウィンズロウの遺体は血がついたシーツと一緒に大きな焼却炉に入れて、灰と化しました。

非人道的な行動には非人道的に、このように作ったのもギレアドでありマルタたちには罪悪感も何もありません。

自分が命を救ったマルタに、今度は救われる形となったジューン。

ジューンが何をしたのか気づいたローレンスは、「やつらはきっと来る」と彼女に拳銃を手渡します。

うなづきながら拳銃を受け取ったジューンの背後には、眩しいほどの朝日が窓ごしから輝いていました。

PR

【ハンドメイズテイル】シーズン3第11話の感想

いきなりの急展開ばかりで驚きでした。

トゥエロは、セリーナとニコールを会わせたり、味方だと思わせて信用させたのは、フレッドを引っ張るためだったのでしょう。

確かに、アメリカからすれば国を取り戻したいという思いもあるはずなので、どうにかして司令官を捕えたかったはず。

内乱によりギレアドが誕生しただけなので、元々その場所はアメリカです。

国を取り戻すのが一番の目的で、まずはセリーナを信用させてフレッドを捕え内部の情報を聞き出してギレアドを潰す計画なのかもしれません。

ニコールの件は、ギレアドも交渉に利用しようとしていましたが、アメリカもいい交渉材料だと考えたのでしょう。

ギレアドの情報と引き換えにニコールを渡すと言えば、セリーナはそれに応じると睨んだようです。

ここは、アメリカが上手だったということですね。

また、ジューンがウィンズロウを殺害したのも驚きでしたが、彼女にとってこれ以上耐えがたいことだったのかも。

ジューンの足蹴りは、かなりカッコ良かったです。

ヅレッドが捕まり、彼をかっていたウィンズロウも死亡。ローレンスの心も変化し始めているので、ギレアド崩壊まで近いかもしれませんね。

ただ、ギレアド崩壊は一筋縄ではいかないはず。

ローレンスも目を付けられていること、フレッドが捕まったこと、ウィンズロウが姿を消したこと。

これら3人はジューンと関わりがあるので、真っ先にジューンのところに来るはずです。

ローレンスはジューンが身を守るために拳銃を渡したのか、それとも”もしも”の時のために渡したのか……。

マルタたちが待っていた”荷”とは何なのか。

もしもそれが武器だとすれば、今度はギレアドの内乱が起こる可能性もあります。

フレッドが情報を渡せばアメリカの協力も得られるかも?という感じですが、まずはジューンの状況をクリアにすることが優先ですね。

やっと、やっと、やっとここまで来たという印象です。

今までは計画しては潰されの繰り返しでしたが、ここにきて司令官2人を失ったことと、ひとりの司令官の裏切りは思いもよらぬ朗報となりました。