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『タイムレス』シーズン2第8話ネタバレと感想。レーガン大統領暗殺未遂事件の裏で描かれる愛の形。

タイムレスネタバレ SF

海外ドラマ『タイムレス』シーズン2第8話。

1981年に実際に起きたレーガン大統領暗殺未遂事件を舞台に、大切な人への愛の形が中心に描かれました。

シーズン終了を目前に、リッテンハウスという組織の実態も少しずつ明らかに……。

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シーズン2第8話「レーガンが撃たれた日」あらすじ

物語の舞台は1981年。

ジョン・ヒンクリーという青年は、ヒルトン・ホテルで講演を行うというレーガン大統領の暗殺を目論んでいました。

すべては愛するジョディに認められたいという妄想から……。

【現代】

ルーファスは、自分が死ぬというジアのビジョンからイラついていました。彼の死のキーワードになっているのは黄ばんだ歯タトゥー手にナイフブーツに拍車

ワイアットの態度に反応したルーシーとワイアットは、今まで危機を乗り越えてきたし、自分たちが守るから大丈夫だと安心させます。

そんな時、母船が動き出したことを知らせるアラームが鳴り響きました。

場所は1981年3月30日、ワシントンDC。

今回は、フリンもメイソンの遠慮しておくということで、4人目のイスにはジアが座ることに。

「レーガンは公演中で2時27分に襲撃される。犯人はジョディ・フォスターのファン、ジョン・ヒンクリー」

ジョン・ヒンクリーとは。
ルーシーによると実家は裕福だけどイカれている男。レーガンを殺せばジョディに認められると考えていた。史実では、映画『タクシードライバー』(1976)でアイリスという12歳の売春婦を演じていたジョディ・フォスターに偏執的な憧れを抱き、ストーカー行為を行ったこともあった。そして、彼女と同等な立場になるためにレーガン大統領暗殺を企てたとのこと。

【現代】

その日、国土安全保障省のデニース捜査官は、隠れ家に遅れてやってきました。ルーシーたちは既に、レーガン暗殺を阻止しようと、1981年にタイムスリップしていると聞きます。

しかしデニースは、リッテンハウスの本当の狙いは”レーガン暗殺ではない”と確信したのです。

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『タイムレス』シーズン2第8話のネタバレと考察

リッテンハウスの狙いは若き日のデニース

リッテンハウスの狙いは、レーガン大統領暗殺ではなくヒンクリーの逮捕を阻止することでもありませんでした。

彼らの狙いは、若き日のデニースを抹殺すること。

デニースは、見合い話も無視してFBIに入り、その後はチームのメンバーを選びリッテンハウスからチームを守り、さらに200人以上の逮捕に貢献した人物。

デニースが消えた瞬間、現代のチームも消滅してしまいます。更に、彼女が消えればリッテンハウスな何なく救命艇を手に入れることも出来ると言うのです。

第6話で、キャロルに拉致されたデニースが殺されなかったのも、1981年でデニースを殺し、根本から変えようとしていたからでした。

リッテンハウスの手口

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今回、ワイアットとルーファスが捕えたスリーパーは、リッテンハウスに忠誠を誓ったという訳ではなく、ある事情からリッテンハウスに利用されていました。

彼は1961年から潜伏していましたが、彼の妻と子供が2018年にいるということ。元々は、ザックという弟がリッテンハウスの思想にハマったのが原因。

キャロルは、彼を援助してくれたものの、見返りを要求されたとのことでした。それがタイムトラベル。

最初スリーパーは冒険かと思っていたようで、レーガン暗殺の指示は今朝、聞かされたと証言します。やらなければ、自分はおろか妻子が危険な目にあうという理由で、彼自身は言うことを聞かなければいけない状態にされていたのです。

恩をきせられた上、家族を人質に取られているということでしょう。そうであれば、信者とは名ばかりの偽信者が他にもいる可能性もありますね。

それぞれ大切な人への愛の形

デニースには現在、妻と2人の子がいます。彼女はレズビアンで、若い頃に負った怪我が原因で、結婚して警察を辞めようとしていました。

その時代には、同性婚が認められておらず、認められたのは2015年のカリフォルニア州が最初。母の強い要望で結婚を承諾しましたが、彼女が結婚して警察を辞めてしまえば、結果的にチームは消滅。

その危機を救うため、ルーシーは自分たちがタイムスリップしてきたこと、同性婚はいずれ認められることを話した上で、現代のデニースから預かった家族写真のデータを見せたのです。

これにより現代のデニースも、チームも消えることはありませんでした。デニースは過去に、同性愛者であることを母に告白して、期待を裏切ってしまいましたが、現代では母も認めてくれたようです。

さらに、ルーファスの死をビジョンで知ってしまったジアは、未来を変えてルーファスを救いたいと考えるようになりました。

一方で、ジェシカも妊娠したとの報告も……。ただ、今回ジェシカの妊娠は意外な展開を巻き起こすのです。

ジェシカの秘密

ワイアットがジェシカから妊娠したと聞かされる前、彼女は携帯でケビンという弟の写真を見ていました。

しかし、ワイアットがケビンに会ったことはない上、ワイアットの世界で彼は、白血病により3歳を待たずに亡くなっていました。

3歳未満で亡くなっていたケビンがなぜ今生きているのか?ワイアットはジェシカに、治療費はどうしたのかと尋ねましたが、ジェシカは答えを濁らせたまま妊娠を伝えたのです。

もしかしたら今いるジェシカも、弟の命を救った見返りをリッテンハウスに求められている可能性も否定できません。

ルーシーの日記

シーズン1で、ヅリンはルーシーから日記を貰ったと話しており、最初は味方だとも言っていました。

しかし、ルーシーはフリンに日記を渡した覚えはありません。そこでルーシーは、いつ自分から日記を貰ったのかとフリンに直接聞いてみることに。

フリンは家族を殺された2週間後、自殺も考えましたが犯人を止めたい一心で思いとどまりました。

ただmその段階では自分には何の計画もなく、ただただ遠くへ逃げようとブラジルのサンパウロのバーで酒を飲んでいたようです。

そのバーにルーシーがやってきたということでした。フリン曰く、今のルーシーから5歳くらい歳を取ったルーシーだということ。

そのルーシーは、リッテンハウスの差し金でフリンの家族が殺されたことなど、すべてを知っており、彼らを止める方法があると言います。

そのために協力すると日記をくれた、つまりは全てがルーシーから始まっていると言うのです。

今いる時代でのタイムトラベルは、自分のいる時代には行けません。だから今回の任務でも、メイソンとフリンが1981年には存在していたと言う理由で、任務から外れていたのです。

しかし、今はけなくてもやがて可能になるんだろうというフリン。ルーシーはバーに来て、日記を渡して立ち去った。フリンは、これ以上のことは知らないとのことでした。

チラ見せ劇場からのネタバレ

ここからはチラ見せ劇場の情報で、次回のネタバレとなります。

メイソンとデニースは、リッテンハウスのデータにジェシカのファイルがあったと仲間に伝えます。なお、今回はワイアットのことを考え、そのことはフリンには伏せておくことにしました。

ジェシカの写真は、子供時代から何百枚も撮られていたようで、リッテンハウスはずっと彼女を追っていたことが分かります。

メイソンとデニースは、このデータを調べた結果、リッテンハウスは目的があってジェシカを生き返らせた、彼女はリッテンハウスの手先である可能性が高いことを示唆しました。

ワイアットは、ジェシカを高校時代から知っていると言いますが、メイソンは「それは違う、正確には君が知ってるジェシカは亡くなった」と断言します。

今のジェシカは別人?

ワイアットは全く信じようとはしません。更にデニースは、その可能性を考えチームを守るため、ジェシカにはここを去ってもらうと言います。

それに対しワイアットは、彼女が妊娠していること、彼女を追い出すなら自分もここを出ていくと言うのです。

ジェシカの役目は?リッテンハウスは何を企んでいるのか……。今後の展開が気になるところです。

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『タイムレス』シーズン2第8話を観た感想

シーズン終盤が近いからか、ここに来て少しずつ伏線が回収され始めました。フリンがどうやって日記を手に入れたのかも明らかに。

ただ、なぜルーシーがフリンに日記を渡したのかは謎のままです。すべてがルーシーから始まったというのは、ルーシー自体がリッテンハウスに大きな影響を与えることになるということなのか。

未だ謎ばかり……。ただ、本作はシーズン2で打ち切りとなっているので、後半は一気に伏線回収が進むはずです。

リッテンハウスが、ジェシカを子供時代からマークしていたということは、彼女はスリーパーで任務中に殺された可能性はじゅうぶんに考えられます。

本当はいつの時代に生まれて、いつの時代から潜伏していたのか……。考えるほど謎が深まります。