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【月に咲く花の如く】感想51話・52話。あの日の真実、悲痛な結末。

月に咲く花の如く アジアドラマ
ⓒHS Entertainment Group Incorporated

【月に咲く花の如く】ネタバレ感想(51話・52話)。

ついに、呉聘毒殺の真相が明かされました。

ケリをつけた周瑩は、ようやく上海に行く決意をします。

上海で再会した2人は甘い時間を過ごしますが、それも束の間でした。

2人を襲う新たな試練とは……!?

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【月に咲く花の如く】あらすじネタバレ51話

周老四の願い、それは周瑩の幸せ

【月に咲く花の如く】最終回までの全話あらすじ/ネタバレ感想
【月に咲く花の如く】あらすじ全話。実在する女商人の一代記が描かれた本作は、中国で2017年の視聴率NO1(時代劇部門)に輝きました。さらに、アワード12冠を達成した超大作!この記事では、最終回までのネタバレ感想とキャスト情報をお届けします。

周瑩の養父・周老四は、呉家を出て草原へ旅に出ると決めました。

見送りの当日、周瑩は食事をしながら周老四とサイコロの勝負をします。

出目の数字で負けたほうが、相手の言うことを聞くというルール。

負けてしまった周瑩は、周老四に「再縁しろ」と言われ困惑。

さらに、「星移がピッタリだ、星移が好きなんだろ?」と聞かれた周瑩はついつい否定します。

けれど、“星移がくれた絵”を常に持ち歩いていることを周老四に指摘されてしまい、返す言葉がありません。

その後、周老四は馬車に乗り込み、周瑩も途中まで同行することにしたのです。

以下、結末に関する重要なネタバレを含んでいますので、未視聴の方はご注意ください。

あの日の真実と悲惨な結末

周老四と別れの挨拶を交わして馬車を降りた周瑩は、その足で呉聘ご・へいの墓へと向かいました。

すると、呉聘の墓の前には詠梅えいばいがおり、呉聘に何やら語りかけていたのです。

「今朝は目覚めても寂しくなかった、もうすぐあなたに会えるから」

それを聞いた周瑩は、後ろから言葉をかけました。

「会って呉聘に何と言うつもり?自分があなたを殺した、と?」

周瑩は、前回の回想“詠梅がナツメ餅に毒を盛った”という答えにたどり着いており、詠梅にもその現実を突きつけるのです。

・呉聘は、ナツメ餅が私の好物だと知り、毎日のように買ってくれたわ

・それを知ったあなたは、ナツメ餅の店を買い取り毒を盛った。私を殺すつもりでね

・でもあの日、私はつわりで食べなかった

・食べたのは、私に勧められた呉聘だったのよ

それを聞いた詠梅は、お前が死ねば良かったのにと一言。

周瑩は、「たとえ私を殺せていたとしても、あなたは呉聘の妻にはなれなかったわ」と冷静に答え、さらに追い打ちをかけます。

「私は夫を亡くしたけど、人生に価値を見いだしたわ。

でもあなたはどう?最愛の人を殺し、家も潰してすべてを失った」

一生苦しみなさい。

そう言って周瑩が去ろうとすると、詠梅が後ろから襲い掛かってきました。

ちょうどそこへ周老四が現れ、周瑩を助けます。

ヤケになった詠梅は、今度はナイフで周瑩を刺し殺そうとしました。

周老四はとっさにかばい、その拍子に胸を刺されてしまったのです……。

詠梅は呉聘の墓前へと移動し、這うような姿勢で「今いくわ」と言うなり自分を刺し、そして死にました。

一方、傷を負った周老四は木にもたれかかり、息も絶え絶えになりながら“周瑩を拾った場所”を口にするのです。

「三原県、孟店村。周という姓の、農家の前で拾ったんだ」

それが、周老四の最期の言葉でした。

それぞれの上海行き

周老四の弔いを終えた周瑩は、「思い立ったらすぐ実行しろ」という周老四の言葉を思い出し、上海に行くことを決意します。

その頃、杜明礼と・めいれい查坤さこんも上海に行くことを決めていました。

查坤が調査したところによると、星移が上海で会社を設立し、生糸の取り引きでかなりの額を稼いでいるとのこと。

もしも星移(=生糸)の株主になれたなら、これまでの不始末を巻き返せるかもしれないと杜明礼たちは考えていました。

そんな時に、ちょうどベイレ様からも上海で星移に会うよう命じられたため、上海に行くこととなったのです。

時は少し戻り、杜明礼は詠梅の屋敷に赴いて彼女を弔いました。

彼女と初めて会った、彼女が饅頭をくれた階段で、思いを吐き出す杜明礼。

「助けてあげたかった。本当に。

しかし、私のような者には、なすすべがなかった。

だからせめて、あなたが憎むかたきを、私も憎み続けます」

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【月に咲く花の如く】あらすじネタバレ52話

腹の探り合い

上海の会社にて、大忙しの星移。

そんな彼のもとに杜明礼がやって来て、商いの状況を細かく尋ねてきます。

知られたくない星移は適当なことを言ってごまかしますが、杜明礼はこちらの腹を探ることをやめません。

話はそのうちベイレのことになり、「ベイレ様は上海に進出するつもりで連携相手を探している。星移殿を推薦するつもりだ」と言う杜明礼。

星移は申し出を断り、その後も適当に受け流してまともに取り合わず、さっさと杜明礼を見送るのでした。

上海での甘い一夜

周瑩一行(王世均おう・せいきん、春杏、福来ふくらい)が上海に到着しました。

福来は、女性の服装を見て大はしゃぎ

王世均は真面目に見学

春杏は、電線を見て服を干すものだと迷推理

それぞれが見学を楽しむ中、周瑩は電報局にふと目を止め、中に入ってみることに。

たまたま同じ電報局に来ていた星移は、ちょうど周瑩に電報を送ろうとしているところでした。

ケガをして右手が使えない星移は、職員に代筆をしてもらうため口頭で文面を伝えます。

「周瑩。歳月は矢のように瞬く間に過ぎてゆく。君の声が聞けずとても悲しい」

出典:【月に咲く花の如く】52話から引用

そのに気づいた周瑩は、ゆっくりと星移のほうに近づき彼の後ろ姿を見つめます。

星移も周瑩に気づきましたが、驚きのあまり言葉が出ません。

2人は少しの間言葉なく見つめあい、やがて周瑩の瞳からは涙がこぼれ落ちます。

星移はようやく口を開き「いつ着いたんだ。案内するよ」と優しく言葉をかけました。

その後、星移は上海を案内。

周瑩たちを海や銀行に連れて行き、次に案内した洋食屋では星移が上海に来た本当の理由を明かしました。

杜明礼やベイレとまったく関係のない、新しい販路を作るために来たのだと。

さらに言葉を続ける星移。

「会社を大きくして沢山稼げば、父親との交渉もできると思った。愛する人との結婚とか」

そんな話をしていると、星移の取り引き相手のクラウディが声をかけてきました。

星移は、周瑩を友人として紹介。

次にマーシャという女性が星移に声をかけてきて、誕生日だから踊ってほしいと言うのです。

星移は快諾して踊りますが、しばらくして周瑩のところへ戻り「踊ろう」と周瑩を誘いました。

手を取り、踊るふたり。

こうして上海での甘い時間を過ごした2人は、明日も会おうと約束をするのです。

不穏な手紙

宿泊先のホテルに着いた周瑩は、明日また星移と会えることに胸を躍らせ、何を着て行こうかと幸せそうな表情を浮かべます。

そこに急ぎのふみが届き、目を通した周瑩は急に厳しい顔つきになるのです。

文の内容については、この回では明かされていません。

一方、会社に戻った星移は、部下から「役所で生糸が差し止められている」と知らされました。

クラウディとの生糸の取り引きがあるというのに、差し止められては困ります。

そこへ、杜明礼が押し入ってきて「差し止めを解除してほしいなら、この会社の株を3割渡せ」と交渉してきました。

断り、追い返す星移。

その後、星移は慌ててクラウディのもとへ行き、生糸が提供できなくなったことを説明しますが分かってもらえません。

クラウディとしても、何とか生糸を持ち帰らねば国での信用を失ってしまうので必死です。

星移はいったん会社に戻り、何とか生糸を入手できないかと模索し、たとえ損をしてでも遠くの地で生糸を仕入れることを決心します。

それを伝えるために再びクラウディのもとへ行くと、彼はなぜかもう生糸は必要ないと言うのです。

「あの後、生糸を提供してくれる人が現れたんだ。

洋食屋で紹介してくれた君の友人……呉の夫人だよ」

呉の夫人=周瑩のこと。

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【月に咲く花の如く】感想51話

以下、結末に関する重要なネタバレを含んでいますので、未視聴の方はご注意ください。

詠梅にとって、呉聘は最愛の人でした。

その彼を、意図せず自分の手で殺してしまった苦しみは相当なものでしょう……。

もしかすると詠梅は、呉聘を殺してしまったという現実から逃避するために、すべてを周瑩のせいにしてきたのかもしれませんね。

詠梅には同情してしまう部分もあります。

詠梅からしてみれば、愛する人との結婚を突然父親に止められ、自分が気を失っている間に周瑩が妻になっていたわけですから、そう簡単に納得はできないでしょう。

でも、周瑩を毒殺しようとしたことは卑劣な行いですし、許せることではありません。

だから……詠梅の最期は悲痛でしたが仕方がないのかも……。

それにしても、周老四が亡くなってしまったことが悲しすぎます。

周老四は欠点のある人物でしたが、それと同じぐらい魅力があり、何よりドラマに笑いをもたらせてくれる人物だったので、亡くなってしまったことが残念でなりません。

それに、星移と周老四のかけあいを楽しみにしていた視聴者も多いのではないでしょうか。

また、杜明礼の生き方がやはり悲しい。

生きていくために情を捨て、一般的な幸せを得ることもできず、ただ駒として一生を終えるしかできない。

「ただあなたが憎む人を、私も憎むことしかできない」

そんな杜明礼の生き様が、とても悲しいと思いました。

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【月に咲く花の如く】感想52話

ドラマの舞台が上海に移りました。

星移や周瑩だけでなく、杜明礼たちも上海に渡ったため、これから面白くなりそうです。

46話で星移が上海に行ってからというもの、周瑩と星移の再会を心持ちにしていたので、電報局での再会シーンは胸がいっぱいになりました。

会うのが久々だからなのか、「案内するよ」といった普通の会話でさえも愛を感じます。

ただ、久しぶりに登場した星移は、子供っぽさが無くなっていて別人のようでした。

スマートに振るまう星移も素敵ですが、でもやはり、大人になった星移は別人のように思えて少し寂しくもあります。

甘い時間を過ごす2人も良いけれど、軽口を言い合っていたかつての2人の関係性を恋しく思ってしまいました。

再会を果たした2人はこのまま順調にいくかのように思えましたが、周瑩は“手紙”を読んで態度が一変。

おそらく、手紙には“沈家のせいで呉家東院が没落した”という内容が書かれているのではないかと推測します。

※次回53話・54話のネタバレ感想はこちらです。

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