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【燕雲台】58話・59話・60話(最終話)ネタバレ感想|果たされた想い(えんうんだい)

歴史 / 時代劇
©Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited

燕雲台えんうんだい-The Legend of Empress-】58話・59話・60話(最終話)のあらすじとネタバレ感想。聖宗の後押しもあり、蕭燕燕は韓徳譲と結婚。その数年後、南朝に新帝が即位し、遼の家臣たちはこの機に南朝を侵攻すべきだと進言します。蕭燕燕は蕭胡輦の私兵に南朝侵攻に加勢してもらうため、北方を訪れることにし……。

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58話のあらすじとネタバレ

©Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited

ある日突然、蕭燕燕は花嫁衣裳を着て侍女たちに花婿衣装を持たせ、韓徳譲の屋敷を訪れます。

なぜ相談しないで決めた?と問う韓徳譲に、蕭燕燕は話したけど返事してくれなかったと答え、私に従ってと言いました。

韓徳譲は笑顔で君に従おうと言うのでした。

蕭燕燕は家臣たちを招いて宴を開き、花婿衣装に着替えた韓徳譲と並んで座りました。

臣下であるはずの韓徳譲が皇太后と同じ上座に座っていることに疑問の声を上げる家臣も現れますが、蕭燕燕はそれを黙らせ、侍従に聖旨を読み上げさせます。

その内容は、韓徳譲に耶律姓を与えて皇族に加え、地位は親王の上とし、朝廷でひざまずかなくてもよいというものでした。

あまりの厚遇に家臣たちはざわめきますが、そこへ聖宗が弟妹たちを連れて現れ、祝いの言葉を述べました。

韓徳譲は立ち上がろうとしますが、蕭燕燕がそれを止めて聖宗に韓徳譲は皇族に名を連ねたので今後は”おじ上”と呼ぶようにと言います。

聖宗は盃を掲げ、家臣たちに向かって母上とおじ上に一献捧げると言い、酒を飲み干しました。

家臣たちもそれに従って盃を掲げて祝いの言葉を述べ、酒を飲み干すのでした。

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宴の後、韓徳譲と蕭燕燕は今後どんな困難にも一緒に向き合い、永遠に手を携えて歩むと誓いました。

数年後、南朝に新帝が即位し、家臣たちからこの機に以前奪われた領土を奪い返すべきだと言う意見が出ます。

聖宗はそれに同意し、南朝に攻め入るのなら蕭胡輦が耶律罨撒葛から継承した私兵も加勢させてはどうかと言いました。

蕭燕燕は蕭胡輦の私兵は北方を守っていると反対します。

その時、1人の家臣が蕭胡輦に関する噂を上奉しました。

蕭胡輦は馬丁を寵愛して将軍に任命し、近衛兵を率いさせているので諸将が不満を抱いているというのです。

蕭燕燕は、蕭胡輦は将軍を自由に任命できる立場であるし、噂に過ぎないことを朝議で上奉するものではないと言って、南朝侵攻の件は保留にして散会にしました。

朝議後、聖宗と韓徳譲と話し合った蕭燕燕は、蕭胡輦の私兵のことについては自分が直接話しに行くべきだと考え、韓徳譲を同行させて北方へ向かうことにします。

蕭燕燕は歓待の宴の席で噂に聞いた撻覧阿鉢と初めて会いました。

皇太后に対する礼儀を知らない撻覧阿鉢のふるまいに唖然とする蕭燕燕でしたが、その場は韓徳譲の機転で何事もなく過ぎます。

その後、蕭燕燕は蕭胡輦に南朝侵攻の時に兵馬を貸してほしいという今回の訪問の本題を切り出しました。

蕭胡輦が誰に率いさせるつもりか尋ねると、蕭燕燕はもちろん姉上にと答えますが、蕭胡輦は撻覧阿鉢に率いさせることを提案します。

蕭燕燕が私が信頼できるのは姉上だけと言うと、蕭胡輦は私の兵は南方に慣れていないし、北方の部族を平定したばかりだからあまり多くの兵は出せないと加勢に消極的になるのでした。

その言葉を聞いた蕭燕燕は、南朝侵攻の話をそこで一旦終わらせます。

宴の後、撻覧阿鉢は蕭胡輦に、自分はずっと北方で育ったから南方へは行きたくないと言いました。

蕭胡輦は、将軍に任命したのはあなたが侮られないようにするため、さらに皆から敬われるためには手柄が必要だから南方に行って軍功を挙げてきてほしいと諭します。

また、蕭胡輦はそれが私を守ることになるとも言いました。

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その頃、蕭燕燕は韓徳譲に、蕭胡輦が一介の馬丁に兵を率いさせると言い出すなんて自分を見失ってるとしか思えないと相談していました。

韓徳譲は、蕭胡輦は最初の婚姻が幸せなものではなかったし、その後も長く寡婦だったのだから、やっと出会った愛する人を厚遇してもいいのではないかと言います。

さらに、韓徳譲は、今回は長年のわだかまりを解くためにも直接会いに来たのだから、目的を見失ってはいけないと言いました。

それでも、やはり蕭胡輦が心配な蕭燕燕は、北方の寒さが年老いた身には辛いことを理由に都に戻るように勧めることにします。

翌日、蕭胡輦の部屋を訪ねた蕭燕燕は侍女たちを下がらせ、子どもの時のように寝台に腰かけて2人で話そうと誘いました。

蕭燕燕は、北方は寒いから都へ戻ってくるようにと勧め、家族の中で残った私たち2人で近くに住んで助け合って暮らしましょうと言います。

蕭胡輦は、私が北方を守ることが助け合いでは?と尋ねました。

蕭燕燕は、撻覧阿鉢と離れたくないからでは?と聞き返し、かつて妹のために意に沿わない結婚をした姉上に愛する人ができてうれしく思っていると話します。

蕭胡輦は話をするうちに都のことをいろいろと思い出し、結局、蕭燕燕に軍務を片づけたら都に戻ると約束してしまうのでした。

その話を立ち聞きしてしまった撻覧阿鉢は1人で城を出て湖畔に向かいます。

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蕭燕燕が帰った後、城内に撻覧阿鉢がいないことに気づいた蕭胡輦は湖畔に行ってみました。

案の定、撻覧阿鉢は湖畔で寝転んでいました。

蕭胡輦も寝転び、なぜここに?と尋ねると、撻覧阿鉢は蕭胡輦がいなければ城内も湖畔も一緒だからと答えます。

その言葉に蕭胡輦はもし私がいれば都にも住める?と尋ねました。

撻覧阿鉢は都に戻りたいのか?と聞き返し、蕭胡輦は私の故郷だものと答えます。

それを聞いた撻覧阿鉢は俺の故郷はここだと答え、蕭胡輦は都に連れて行くことを諦めて立ち上がるのでした。

蕭燕燕と韓徳譲は一足先に都へ帰り、南朝侵攻の準備を進めることにします。

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58話の感想

蕭燕燕の思い切った行動力は若い時から変わらないですね。

でも、これでやっと韓徳譲と蕭燕燕の長年の想いが実って本当によかったです。

また、久しぶりに再会した蕭燕燕と蕭胡輦ですが、厳しかった姉が撻覧阿鉢の非礼なふるまいを注意しないという溺愛ぶりに蕭燕燕が心配になるのもわかる気がしました。

結局、都に戻ることにした蕭胡輦に待ち受ける運命は?続きが気になります。

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59話のあらすじとネタバレ

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数日後、都へ出発しようとする蕭胡輦のもとへ撻覧阿鉢が駆けつけてきました。

蕭胡輦が見送りに来たの?と尋ねると、撻覧阿鉢は都へ一緒に行くと答えます。

無理しないでと言う蕭胡輦に、撻覧阿鉢は俺の心は君のもとにあるんだと言うのでした。

一方、皇族たちの私兵とともに南朝への侵攻を開始した遼軍は当初優位に立っていました。

ところが、遼軍を統率していた蕭達凛が敵に射られて亡くなり、その直後、都で療養していた耶律休哥が病死したとの知らせも届きます。

相次ぐ悲報に遼軍の士気は下がり、戦は膠着状態に。

韓徳譲は蕭燕燕に、このまま南朝の領土に踏み込んだまま時が過ぎれば兵糧の輸送も難しくなると言い、手を引くことを提案します。

実は蕭燕燕はもともと自分の代で長きにわたる遼と南朝の対立を解決して和議を結びたいと考えていました。

南朝に攻撃を仕掛けたのは、和議の交渉で遼が優位に立つためだったのです。

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蕭燕燕は数年前に南朝から遼に帰服した王継忠おうけいちゅうを使者として送り、南朝と兄弟国として同盟を結ぶことに成功するのでした。

同盟によって遼に平和をもたらすという目的を果たしたため、蕭燕燕は聖宗に今後の政務は任せると伝えます。

蕭燕燕たちが都に戻り、宮廷で祝宴が開かれることになりました。

撻覧阿鉢は出席を嫌がりますが、蕭胡輦は宴に同席することであなたが皇帝や皇太后に認められた存在だということを皆にわからせることができると説得します。

宴席では、聖宗が戦での蕭胡輦の私兵の活躍に触れ、蕭胡輦は誇らしく思いますが、その直後、聖宗は急に蕭胡輦の私兵の分割について切り出したのです。

蕭燕燕が横からたしなめますが、聖宗は構わず話を続け、蕭胡輦は私から兵権を奪うのですか?と尋ねました。

撻覧阿鉢は怒りで立ち上がり、蕭燕燕が今日は祝宴だから、その話は日を改めましょうと言ってとりなします。

韓徳譲や他の家臣も場を和まそうとしますが、撻覧阿鉢は私兵の力を借りながら褒美を与えるどころか兵を奪うとは、都に呼び戻したのは罠だったのだと言って盃を床に投げつけました。

蕭燕燕は撻覧阿鉢の非礼なふるまいに激怒し、鞭打ちの刑を言い渡します。

蕭胡輦は蕭燕燕にひざまずき、自分の配下の非礼に対しては自分に罰を与えさせてほしいと言いました。

蕭燕燕はそれを許可し、蕭胡輦は宴の出席者の面前で涙をこらえながら撻覧阿鉢を鞭打ったのです。

その後、傷の手当てをしながら、私を恨んでいる?と尋ねる蕭胡輦に撻覧阿鉢は、俺が憎んでいるのは君から兵を奪おうとした蕭燕燕だと答えました。

蕭胡輦が都では君臣の礼が大事だということをわかってほしいと言うと、撻覧阿鉢は俺たちが君主になろうと言い出します。

それを聞いた蕭胡輦はもう都に未練はない、私兵を連れて一緒に北方に帰ろうと言って撻覧阿鉢を抱きしめるのでした。

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一方、蕭燕燕は聖宗に、祝宴の席で兵権の話をするなんて軽率だと苦言を呈し、今後、兵権の話は私に任せてほしいと話しました。

翌日、蕭燕燕が蕭胡輦の部屋へ行くと、蕭胡輦は兵権を奪うために都に呼び戻したのなら私兵を連れて北方へ帰ると言います。

蕭燕燕は姉上にやっと大切な人ができたから、都で静かに暮らしてほしかっただけだと言いますが、蕭胡輦は信じようとしません。

その時、撻覧阿鉢が数人の兵とともに聖宗を襲って捕らえられたとの知らせがあります。

蕭胡輦は手当てが済んだ聖宗に面会し、私兵を返上して私が罰を受けるので撻覧阿鉢の命だけは助けてもらえるように懇願しましたが、聖宗は聞き入れませんでした。

その頃、撻覧阿鉢は拷問を受け、蕭胡輦の指示で謀反を起こしたのかと問い詰められていました。

撻覧阿鉢は蕭胡輦は関係ないと主張し、斬首刑を言い渡されます。

斬首される直前、蕭胡輦は撻覧阿鉢を救い出し、北方へと逃亡するのでした。

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59話の感想

ずっと蕭燕燕と韓徳譲の味方をしてくれていた蕭達凛と耶律休哥の相次ぐ死は本当に悲しいですね。

でも、遼の長年の懸念だった南朝との対立が解決されて本当によかったです。

このまま平和に終わるのかと思いきや、聖宗が皇族の私兵の分割を急ぐあまりに発した言葉から姉妹の関係はどんどん悪い方向に進み、ここで蕭胡輦が逃亡者になってしまうなんて!

緊迫の展開の最終話はどうなるのでしょうか?

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60話のあらすじとネタバレ

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罪人逃亡の知らせを聞いた韓徳譲は、蕭胡輦は生かして連れ帰るように命じ、追っ手を差し向けます。

北方の城に逃げ帰った蕭胡輦は拷問で傷だらけの撻覧阿鉢を寝台に寝かせ、私兵を率いて追っ手に応戦しました。

やがて追っ手は城内に攻め込み、蕭胡輦は撻覧阿鉢を連れて逃げようとします。

撻覧阿鉢は怪我をおして追っ手に立ち向かうものの討ち取られてしまうのでした。

蕭燕燕は都に連れ戻された蕭胡輦に会いに行きます。

侍女たちを下がらせて蕭胡輦と2人になった蕭燕燕は、起こったことは全部忘れるから昔に戻りましょうと言いますが、蕭胡輦は私もそうしたいけどあなたはもう昔の蕭燕燕とは違うと言いました。

そして、蕭胡輦は、私は妹のために何事も譲ってきたけど、あなたは私から大切な人たちを奪ったと言い、天下のことしか頭になく家族の情を捨てたのだと責めます。

蕭胡輦は蕭燕燕に私兵の兵符を手渡し、これ以上顔を見たくないと言って背を向けるのでした。

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その後、韓徳譲が蕭燕燕の部屋に行くと、疲れて眠ってしまった蕭燕燕の前に奉状が山積みになっていました。

韓徳譲がそれを読むと、今回の謀反を蕭胡輦の企みだと決めつけ、死罪を要求するものばかりだったのです。

目を覚ました蕭燕燕は苦悩の末、蕭胡輦を流罪にすると韓徳譲に伝えました。

その後、摂政を退き政治の実権を聖宗に渡した蕭燕燕は病に倒れます。

病床で韓徳譲に、死は怖くないが1つだけ心残りがあると言う蕭燕燕。

その言葉を汲んだ韓徳譲は流刑地にいる蕭胡輦に会いに行きます。

そして、蕭胡輦に、蕭燕燕はこの世で君と姉妹でいられてとても幸せだったと伝えるのでした。

韓徳譲が戻り、一緒に燕雲台へ行った蕭燕燕は、帝王とは孤独なもの、愛する人たちは次々と離れていき、今そばにいるのはあなただけだと言います。

それを聞いた韓徳譲は、かつて君と逃げようとしてここへ来た時は多くの民が貧困にあえいでいたが、今は平和な光景が広がっていると言いました。

そして、蕭燕燕の手をとり、生涯を遼のために生き、君と共に功績を残せて人生に悔いはないと言うのでした。

その後、蕭燕燕は病で亡くなり、その15カ月後に病死した韓徳譲は蕭燕燕が眠る墓の隣に埋葬されたのです。

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60話の感想

蕭燕燕が蕭胡輦を都に連れ戻したことは、姉妹にとって最悪の結末となってしまいましたが、蕭燕燕が死期を悟り、韓徳譲に託した言葉はきっと蕭胡輦の心に届いたことでしょう。

長い苦難の後に蕭燕燕と韓徳譲が一緒に偉業を成し遂げ、最後に悔いはないと言える人生になったことが、とても感動的でした。

全話を通して、蕭燕燕と韓徳譲の関係がどうなるのかドキドキしながら視聴しました。

ヒロインの恋愛だけでなく、家族との絆や国を想う気持ちとの葛藤も描かれ、とても見応えのある作品でした。

大迫力の戦闘シーンや豪華絢爛な衣装などの見どころも満載で、中国の壮大な歴史絵巻にどっぷりと浸りたい人におすすめのドラマです。

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