海外ドラマ『ファインディング・カーター』シーズン1のネタバレと感想。
友達のように仲が良く、幸せな毎日を過ごしていたカーターと母・ロリ。
しかしある日、ふとしたきっかけからカーターは衝撃的な事実を知ることとなるのです…。
『ファインディング・カーター』の作品概要
【製作国】
アメリカ
【監督】
スコット・スピアー ジェニファー・チェンバース・リンチ
【脚本】
テリー・ミンスキー
【主要キャスト】
☑カーター・スティーブンス(本名リンドン・ウィルソン)役:キャサリン・プレスコット
3歳の時にロリに誘拐され、16歳までロリと暮らしていました。補導をきっかけに本当の家族のもとへ13年ぶりに戻ります。
☑ロリ・スティーブンス役:ミレーナ・ボヴィッチ
カーターを3歳の時に誘拐して育てていた誘拐犯。
☑エリザベス・ウィルソン役:シンシヤ・ワトロス
カーターの実の母親。カーターが誘拐されたことで警察官となりました。
☑テイラー・ウィルソン役:アンナ・ジャコビー・ヘロン
カーターの双子の妹。カーターとは正反対の優等生タイプの女の子。
☑マックス・ワグナー役:アレックス・サクソン
カーターがロリと暮らしていた時に付き合っていた元カレ。
☑グラント・ウィルソン役:ザック・プラム
カーターとテイラーの12歳の弟。カーターが誘拐されたことで、その穴埋めに両親は自分を生んだと思っています。
☑デヴィット・ウィルソン役:アレクシス・デニソフ
カーターの実の父親。売れない小説家。
☑キャメロン”クラッシュ”メイソン役:カレブ・ラミナー
ドラッグディーラーの不良少年。シーズン中盤からカーターと付き合うようになります。
☑ビアトリクス”バード”カストロ役:ヴァネッサ・モーガン
カーターとテイラーのスクールメイト。
☑ゲイブ役:ジョシー・ヘンダーソン
カイルの息子で、カーターとテイラーのスクールメイト。
☑オフィー役:ジョシー・カレレ
カーターの友人。クラッシュが入手したドラッグを知り合いに売っています。
☑カイル役:エディー・マトス
エリザベスの同僚。エリザベスとは不倫関係になったり別れたりしている関係。
『ファインディング・カーター』シーズン1のあらすじ
姉妹のように仲の良い母・ロリと幸せな生活を送っていたカーター。ある日、友人たちと夜の遊園地に忍び込んで警察から補導されてしまいます。
他の子ども達は保護者が迎えに来て帰宅していく中、ひとり取り残されたカーター。警察の取り調べが進む中で、カーターは13年前に誘拐された子どもだということが発覚したのです。
カーターは、ロリと会うことなく本当の家族のもとへ返されることになりました。彼女の本当の名前はリンドン・ウィルソン。双子の妹と4つ年下の弟がいました。
突然人生が一変してしまったことににショックを受けるカーターは、自分の母親はロリだけだと実母エリザベスと激しく衝突。名前もカーターのままで通し、実母のことも”ママ”と呼ばずに”エリザベス”と呼びます。
父親とは打ち解け、学校でも友達ができ、新しい生活に徐々に慣れていくカーターでしたが、失踪していたロリが突然現れたことで、事態は複雑な方向へと進んでいくことになるのです。
『ファインディング・カーター』シーズン1の見どころ
カーターの心の変化
実母エリザベスとそりが合わず、育ての親ロリを恋しく思うカーターでしたが、ストーリーが進んでいくうちに、徐々にエリザベスを受け入れていきます。
自由奔放な子育てをしていたロリに対し、ルールに厳しいエリザベスに反発を覚えるカーター。なんとかロリに連絡を取る方法を探ります。
そして、自分の知名度を生かしてバイトを始めることにしたカーター。野次馬の客たちが一緒に写真を撮ってSNSにあげてもらうことで、間接的にロリに自分の居場所を知らせるという手段にでたのです。
ロリに久しぶりに会ったことで、ロリへの想いが強くなるカーターでしたが、中盤からエリザベスと仲良くなっていき、同時にロリのクレイジーな過去が明らかになっていく中で、ウィルソン家サイドへと心が移っていきます。
実は色々と問題を抱えているウィルソン家
誘拐された子が戻ってきて幸せを取り戻した……と思われたウィルソン家でしたが、カーターが戻ってきたことが原因で巻き起こる問題あり、夫婦関係の問題ありで、順風満帆というわけではありません。
まず、父親ディビッドは、作家なのですが、ヒットした作品はカーターが誘拐されたノンフィクション作品のみ。家計はエリザベスが支えているといった感じです。
エリザベスの母親はそんなヒモ状態のディビッドの事を快く思っていません。そして、ディビッドも不倫していた過去をもっていて、しかもその相手がロリ!
母親エリザベスも同僚カイルと不倫関係にあることがシーズン半ばで発覚します。家庭内でゴタゴタした時に、カイルと不倫してしまうエリザベス。”都合のいい男”として扱われているカイルがちょっと不憫に思えてしまいます。
そして、ウィルソン家の末っ子グラント。両親とも姉の問題にかかりっきりで度々ないがしろにされてしまい、この先グレなければ良いけれど……と、ちょっと心配になってしまいます。
優等生だったカーターの双子の妹テイラーも、カーターが戻ってきたことで心の変化が生じ、脱優等生となっていくことに。
という感じで、グラント以外はどの人も問題ありな家族です。
マックスが事件に巻き込まれる!
イケメン揃いのこのドラマですが、中でも1,2を争う人気キャラクターのマックス。
カーターを心配して、町へやってきたマックス。カーターやテイラーを気遣う心優しいマックスは、コンビニでの仕事を見つけて、まじめに働いていました。
しかし、そこへクラッシュと駆け落ちしたカーターが立ち寄ったことで大変な事態に巻き込まれてしまいます。
仲良さそうに話すカーターに嫉妬心が沸いたクラッシュは拳銃をもって店へはいってきます。そして、誤ってマックスに向かって発砲してしまいました。
辺り一面血の海となってしまい、パニック状態で泣きじゃくるカーター。緊迫したシーンに見ている方も号泣してしまうこと間違いなし。シーズン通してひとつの山場となるストーリーでした。
『ファインディング・カーター』シーズン1の感想
嫌な人だと思っていた人が、好印象となっていったり、逆に好感が持てていた人物がだんだんと悪い印象に変わっていったりと、二転三転する展開に、いっきに見終わってしまうほど引き付けられるストーリーです。
家族がひとつになりかけたと思われた時に、カーターがまさかの2度目の誘拐にあうというところでシーズン終了となりました。
ロリはなぜそこまでしてカーターに執着するのか、謎はシーズン2へ持ち越しとなりました。次のシーズンでも衝撃の展開が待っていそうです!