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【九州縹緲録(ひょうびょうろく)】10話・11話・12話ネタバレ感想。大戦の幕開け

九州縹緲録〜宿命を継ぐ者〜,ネタバレ 叙事詩
©Jetsen Huashi Media Co.,Limited

【九州縹緲録~宿命を継ぐ者~】10話・11話・12話のあらすじ。ついに離国と下唐国の大戦の火蓋が切って落とされ、阿蘇勒と姫野も自ら従軍を志願しました。しかし本物の戦は決して甘いものではなく、阿蘇勒と姫野は窮地へと追いやられます。

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10話あらすじネタバレ

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下唐かとう阿蘇勒アスラ羽然う・ぜん姫野き・やと共に鬼市にある骨董店を訪れます。

すると、そこで過去現在未来を映し出す三面海螺鏡かいらきょうを紹介され、不思議な光景を目の当たりにします。阿蘇勒は今は亡き蘇瑪すまと姉と会話ができ、羽然は阿蘇勒と姫野と遊ぶ様子が見え、姫野は高い城壁に囲まれた城らしき場所に佇む白髪の何者かの姿が見えました。

その一方、蒼雲古歯そううんこし剣を守る蘇瞬卿そ・しゅんけい(蘇尚宮)は離国の使者に力尽くで奪われそうになったところを、すんでのところで駆けつけた翼天瞻よく・てんせんのおかげで事なきを得て、逃げ出すことに成功します。血眼で蒼雲古歯剣を探す離国の使者に対して翼天瞻は、蒼雲古歯剣に手を出すなら首を取るとの雷碧城らい・へきじょうへの言付けを頼みました。

離国、九原城。早速使者を通して翼天瞻からの伝言を受け取った国師の雷碧城は、国公の嬴無翳えい・むえいにその旨を伝えて指示を仰ぎます。意外にも嬴無翳は蒼雲古歯剣には興味がないようでしたが、自ら指揮をとって天啓(朝廷)を目指すため離国は雷碧城に任せるとのことでした。

天啓を目指すには必ず下唐国を通過せねばならず、故に下唐国との戦は避けられない

まもなく嬴無翳は5万の兵士と雷胆営1000を引き連れて出陣しようとしますが、そこへ駆けつけた世子の嬴真えい・しんが出兵を取り止めるよう願い出ます。もし今離国が天啓を狙えば諸侯に脅威とみなされ、攻撃の的となることから下唐国を攻め続けるべきだとの雷碧城の助言を伝えにやって来たのです。

しかし、天下を目指す嬴無翳の確固たる決意は揺るがず、嬴真の言葉に耳を傾けることもなく城を後にしました。

下唐国・南淮なんわい。離国の使者を通じて離国が天啓を目指し出陣したことを知った百里景洪ひゃくり・けいこうは、今こそ盟友の出番だと得意げな様子を見せます。

百里景洪の思惑通りに阿蘇勒は自ら進んで従軍することを決め、姫野も階級を上げるべく従軍することを決意しました。

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10話の感想

骨董店の三面海螺鏡で姫野が見た城壁や白髪の人物は誰なのか、一体どんな場面なのかが気になります。姫野自身の反応を見る限り過去のことではなさそうですが、だとすると今後起きる未来でのワンシーンかもしれないので余計に何を意味するのか気になるところ。

また、ついに離国と下唐国の戦が始まり、阿蘇勒と姫野も従軍したので、彼らが今後どんな戦いをするのかについても注目したいです。

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11話あらすじネタバレ

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離国と下唐国の国境、古碑口こひこう。先鋒隊を突破されてしまった下唐国は国境の古碑口に陣をとり、離国を迎え撃つ作戦を練っていました。

指揮を取る息衍そく・えん将軍はこのまま古碑口を守り抜くつもりでしたが、青陽部の九王次第では勝機があると踏んで九王の協力を仰ぎます。青陽部の精鋭部隊である鉄浮屠てつふとを出陣させれば、勝利を収めることも可能だと考えてのことでした。

 鉄浮屠とは青陽部でも選抜された者で構成された部隊のことで、青陽部唯一の鍛造技術で作られた鉄の甲冑を纏う青陽部の至宝

とはいえ、鉄浮屠は青陽部でも1000騎しかいないほどの貴重な存在であり、そもそも阿蘇勒を守るべく大君の呂嵩りょ・すうが九王に託した100騎でした。苦渋の決断を迫られた九王は阿蘇勒に鉄浮屠の指揮を取らせることにしますが、阿蘇勒は表情を曇らせます。

元より平和を好む阿蘇勒は異郷で命を落とす仲間たちに疑問を抱いていたうえ、鉄浮屠は蘇瑪と姉と共に故郷から逃げ出す際に追ってきた者たちだったのです。阿蘇勒は悩んだ末、青陽部の歴史上では異郷で戦死した鉄浮屠はいないという話が決め手となり、自ら鉄浮屠を率いることを決断しました。

大戦当日。ついに離国と下唐国による大戦の火蓋が切って落とされました。

下唐国は、百里隠ひゃくり・いんと貴族の子弟たちで防御線を死守し、他の者は息衍将軍と共に攻撃することに。阿蘇勒は鉄浮屠を率いてはいるものの下唐国の貴賓であることには変わりないため、決して自ら参戦することのないよう周囲から念を押されました。

先陣を切った姫野は、目前で繰り広げられるあまりにも残酷な光景に狼狽えながらも己を奮い立たせて懸命に戦い続けます。そんな中、後方で様子を伺っていた阿蘇勒は不思議な体験をします。

阿蘇勒は夢の中のような空間にひとり佇んでおり、前方からやって来た馬に息絶えた姫野が乗っていたかと思えば、次の瞬間には阿蘇勒の足元に無数の遺体の山がありました。

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11話の感想

ついに戦場へと繰り出した下唐国ですが、阿蘇勒と姫野を含めてまだまだ未熟な青年たちに国の命運が賭けられるのはあまりに残酷に思えました。いくらしょく宮で優れた成績を収めているからといってもまだ子供には変わりないですし、実戦ともなれば尻込むのも無理はないでしょう。

ところが、ここでも阿蘇勒は優しさが出てしまうので、この優しさが裏目に出ないことを願いたいです。

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12話あらすじネタバレ

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古碑口。嬴無翳の姿を見つけて敵陣へと乗り込んだ姫野とその跡を追ってきた阿蘇勒ですが、姫野が人質にとったのは嬴無翳の影武者をしていた娘の嬴王えい・ぎょくでした。

阿蘇勒はその場を収めるべく、自身と姫野を解放するよう本物の嬴無翳に願い出ます。すると、嬴無翳は手柄を得たい一心からたった1人で敵陣に乗り込んできた姫野を評価し、もし三手を受けられれば解放するとの機会を与えます。

無論喜んで受けて立つ姫野でしたが、嬴無翳の一手で倒れ込んでしまったため、代わりに阿蘇勒が2刀目を受けることに。ところが、阿蘇勒も嬴無翳の強力な一手を受けることはできず、派手に吹き飛ばされ気を失ってしまいます。

そんな阿蘇勒の姿に闘志を燃やす姫野はよろめきながらも立ち上がると、最後の力を振り絞って”極烈の槍”で嬴無翳を捉えたものの後一歩及ばず、嬴無翳を射止めることはできませんでした。とはいえ、姫野の槍は咄嗟に避けた嬴無翳の兜をかすっており、これには嬴無翳も目を丸くします。

これにより姫野たちが助かる見込みはなくなったと思われた矢先、嬴無翳は姫野に対し、名将となったらこの首級を取ってみるよう言い残してその場を後にしました。

離国、九原城。離国を任された雷碧城は、今こそ古碑口での大戦により手薄になった下唐国を攻めるべきだと考えていました。そのため、世子の嬴真に赤牙せきがを率いて下唐国の南淮城に攻め込むよう告げます。

下唐国、南淮城。国主の百里景洪は城に戻った拓跋たくばつ将軍から古碑口での現状と、離国の世子である嬴真が南淮城に向かっているとの報告を受けます。

そこで百里景洪は、嬴真が離国を出兵する前に拓跋将軍に守備兵3000を率いて九原城を襲撃するよう命じました。皆の士気を高めるとの理由から同行していた姫野は、阿蘇勒たちのいる古碑口へ援軍を連れて戻ることを拓跋将軍に懇願しましたが、名将を目指すならば視野を広げるよう諭されるのでした。

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12話の感想

嬴無翳を見つけて一目散に敵陣へと攻め込んだ姫野は勇ましく、それに気づいて加勢する阿蘇勒の友達思いな一面も垣間見ることができました。そして、何よりもそんな2人に対して真っ向勝負の機会を与えた嬴無翳の漢気には感動しました。

しかし、戦乱の最中でこのような姫野の無鉄砲さは危険極まりない行動なのには変わりなく、彼の長所であると同時に短所とも言えるでしょう。

本ページの情報は2022年8月時点のものです。最新の配信状況は公式ページまたは各動画配信サービス公式サイトにてご確認ください。
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