【マインドハンター】シーズン2のあらすじと解説。ついにマンソン登場!加速する濃厚サスペンス。 | Dramas Note
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【マインドハンター】シーズン2のあらすじと解説。ついにマンソン登場!加速する濃厚サスペンス。

©1997-2020 Netflix, lnc.

作品紹介

【マインドハンター】シーズン2見どころと解説。映画【ベンジャミン・バトン 数奇な人生】(2009)などで知られる映画監督のデヴィッド・フィンチャーが制作を務めるサスペンスドラマ。凶悪犯へのインタビューによるストレスから、パニック障害を起こしたホールデンでしたが現場復帰を果たします。しかし、今度は相棒ビルが家族の重大な問題に悩まされることに。そんな中、アトランタでの連続児童殺人事件の捜査を任され……。

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【マインドハンター】シーズン2のキャスト紹介

テッド・ガン役/マイケル・サーヴェリス

名前:マイケル・サーヴェリス

生年月日:1960年11月6日

身長:172cm

代表作:【FRINGE/フリンジ】(2008)、【グッド・ワイフ】(2009)

本作の役柄:シェパードの後任を務めるFBIアカデミーの所長。

行動科学課に理解を示しているものの全てを把握したいという面もあり、ホールデンたちの行動に常に目を光らせています。

グレッグ・スミス役/ジョー・タトル

名前:ジョー・タトル

生年月日:1967年3月7日

身長:165cm

代表作:【THE BLACKLIST/ブラックリスト】(2013)、【マインドハンター】(2017)

本作の役柄:FBI行動科学課に加わったスペシャルエージェント。

真面目で責任感が非常に強い性格の持ち主がゆえに、ホールデンやビルと対立することもしばしば。

【マインドハンター】シーズン2あらすじ

エド・ケンパーとの面会の後、ホールデンはパニック発作を起こして緊急入院。

ビルとカー博士がホールデンを心配するも、何事もなかったかのように早々に現場復帰します。

FBIアカデミーの所長シェパードが退職し、新所長としてデッド・ガン(マイケル・サーヴェルス)がやって来ました。

ロバートの退職は表面上では円満退職とされていましたが、実はホールデンとビルの失態の責任を取らされてのことでした。

後任のデッド・ガンは行動科学課を高く評価しており、特にホールデンの直感力には一目置いています。

しかし、時に暴走するホールデンに懸念を抱いているため、ビルとカー博士にホールデンのお目付役を頼みました。

ホールデンは連続殺人犯の面会に向かったアトランタにて、地元住民から連続児童誘拐事件の調査依頼を受けます。

後に、アトランタの事件は連続殺人の可能性が高いと広域捜査へと切り替わったため、行動科学課は正式に捜査へと加わることに。

そしてホールデンは、長年インタビューを切望してきた”チャールズ・マンソン”への面会をついに許されたのでした。

そんな中、ビルは家族に大きな問題が起こり、仕事とプライベートの問題での板挟みによって精神的にも体力的にも追い詰められていき……。

【マインドハンター】シーズン2の解説

凶悪犯になっていく様

シーズン2では、5人の凶悪犯にインタビューを行いました。

ホールデンたち行動科学課は、シーズン1で得た連続殺人犯の心理のプロファイリングを応用して、実際の事件の解決を試みていきます。

それと同時に凶悪犯への面会も続け、プロファイリングに必要なデータを取り続けていきました。

凶悪犯とその犯罪歴

デビッド・バーコウィッツ

ニューヨーク州にて約1年間で13名を襲撃、6名を殺害した男。

バーコウィッツは”サムの息子”の名で警察やマスコミへ手紙を送りつけたことで一躍有名となり、取材などのオファーが後を経たなかったことから多額の報酬を手にする。

これを機にニューヨーク州では”サムの息子法”という法律を定め、犯罪者が自らの事件の暴露で得た収入は被害者救済に当てなければならないとした。

逮捕された際には殺人と共に2000件の放火を自供し、その模様を詳しく記録していました。

生まれて2週間で養子に出されたというバーコウィッツは、7歳の時に自分は養子で実母は死んだことを養父母から告げられます。

それを聞いたバーコウィッツは自分が実母を殺害したと思い込んでしまい、妻を殺害された怒りから実父が自分を殺しに来るという悪夢を何度も見るように。

以来バーコウィッツは放火や動物虐待などの異常行動を見せ始め、同時に社会に溶け込めないとも感じていたことから、ベッドや物置に1人で閉じこもることもありました。

その後、実母の死に疑問を抱いたバーコウィッツは実母を探し出し再会を果たすも、彼が得られたのは失望だけ。

この頃からバーコウィッツは崩壊し始め、1日中「殺せ」という酷い幻聴に悩まされるようになっていきます。

終いにはバーコウィッツはその声に従うことを決意し、44口径の銃を手に街を徘徊しては襲撃事件を繰り返していったのです。

チャールズ・マンソン

”マンソン・ファミリー”のカルト指導者で、信者に7名を殺害させたとされる男。

マンソンは16歳の家出少女で売春婦の母の元に生まれると、育児放棄と虐待を受け続け、5歳までは名前も戸籍もない状況で過ごします。

その後、母とその兄がガソリンスタンド襲撃事件を起こし逮捕されたため、祖父母の元へ引き取られますが、素行の悪かったマンソンは青年期のほとんどを少年院や刑務所で過ごすことに。

32歳で久しぶりに刑務所を出所すると、そこは1960年代のアメリカを席巻したヒッピーカルチャーが溢れていました。

マンソンは生まれ持った端正な顔立ちと口の上手さに加え、彼の存在自体が時代の求めるヒッピー像そのもの。

運よく時代とマッチしたマンソンは人々の心を掴んでいき、35名ほどのコミュニティを作り上げていきます。

こうしてマンソン・ファミリーは生まれ、彼のカリスマ性か薬物の影響なのか、次第にマンソンはファミリーの中でも教祖のような絶対的な存在となっていきます。

マンソンと共に薬物に溺れたファミリーは、薬物の影響下に置かれたマンソンの発言を真に受けて殺人事件を起こしてしまいました。

そのためシャロン・テート殺害事件で最も有名なマンソンですが、自身が手を下したことは1度もありません。

エルマー・ウェイン・ヘンリー・ジュニア

大量殺人の主犯ディーン・コールと共に、最低でも28人ものティーンエイジャーなどを殺害したヒューストン大量殺人事件に関与した男。

14歳だったヘンリーはコールと出会い、親切だったコールの元で過ごすようになっていきます。

次第にヘンリーは小遣い稼ぎとしてコールの望む少年の斡旋を始めるようになり、終いにはコールが殺害した少年の埋葬までも行っていました。

そんなある日、ヘンリーは恋人たちをコールの家に連れ込んで楽しんでいたところをコールに見つかり、激怒したコールによって全員拘束されて暴行を受けそうになります。

そんな中、隙を見てヘンリーはコールを殺害。

ヘンリーはこの件で自首して、これまでコールが行った大量殺人事件についても自白したことから、ヒューストン大量殺人事件は発覚しました。

ウィリアム・ヘンリー・ハンス

ジョージア州コロンバスにて、元軍人を含む4名の女性を殺害した陸軍兵士の男。

ハンスの手口は実にいい加減であったものの中々逮捕に至らなかったのは、当時のコロンバスでは”ストッキング・ストラングラー”と呼ばれる連続殺人犯がいたため、警察は他の事件にまで人員を割くことができませんでした。

ハンスはその状況を利用して”ストッキング・ストラングラー”になりすまして殺人を繰り返し、犯行声明文を警察に送りつけます。

犯行声明文の内容は以下の通り。

  • 我々は白人7名からなる組織、組織の名は”悪の力”
  • 我々の目的は、黒人の連続殺人犯であるストッキング・ストラングラーを捕まえるか、警察に圧力をかけること
  • 期日までに捕まえなければゲイル・ジャクソンの遺体が見つかるだろう
  • それでも捕まらなければ、さらに犠牲者を2倍に増やす

警察は当初イタズラとして手紙を無視していましたが、実際にゲイル・ジャクソンが行方不明になっていることが判明すると、慌てて”悪の力”を調べ始めます。

しかし、その後も進まない捜査に痺れを切らしたハンスが自ら警察に電話をかけたことが命取りとなって逮捕に至りました。

警察はハンスの電話での口調やこれまでの手紙の感じから彼が白人ではなく黒人であることを見抜いており、これにより白人の組織”悪の力”が自作自演だと考えていた。

ウィリアム・ジュニア・ピアース

サウスカロライナ州など複数の州にて9名を殺害した男。

世界恐慌の中、ジョージア州に生まれたピアースは貧しい幼少期を過ごします。

ピアースが中学生の頃には両親が離婚し、共に暮らす母からのDVを受け続けたピアースは激しいストレスに悩まされ、学校で受けたIQテストではIQ70と診断されました。

その後、高校進学はせず仕事を転々としていたある時、業務中の事故によって頭部外傷を負います。

この怪我を機にピアースの性格は変化を見せ、他人に対して逸脱した行動が増えたりと、人格障害の兆候を示しました。

連続殺人犯の多くが頭部に重篤な怪我を負っていると言われる。

以来ピアースは犯罪に手を染めるようになっていき、初めは窃盗だったものが次第に強盗殺人へとエスカレートしていくのです。

凶悪犯の心理を紐解いていく

ホールデンたちは凶悪犯とのインタビューを続け、犯罪者の心理を紐解いていきます。

これまでのインタビューを経て、凶悪犯は大きく受けて2種類に分類できることがわかりました。

  • 長い時間をかけて計画的な殺人を犯す秩序型(シリアル・キラー)
  • 手当たり次第の無差別殺人を犯す無秩序型(スプリー・キラー)

行動科学課では、これらを指標に凶悪犯のプロファイリングを作成していきます。

犯罪者たちを分類

デビッド・バーコウィッツ

初めのうちは自分が犯した殺人は悪魔のせいだと話していたバーコウィッツでしたが、辻褄が合わず最終的には作り話だったことを認めました。

しかし、バーコウィッツは自分が精神異常であることを頑なに認めようとはしませんでした。

これはバーコウィッツの中で精神異常=弱虫という考えがあってのことであり、自分は悪魔に選ばれた特別な者であると考えていたのです。

さらにバーコウィッツは注目を浴びることが好きなタイプで、BTKと名乗るバーコウィッツの模倣犯が出たことを伝えると喜びを露わにしました。

彼からすれば殺人は前戯であり、自らメディアに接触して主導権を握ることに快感を覚えているよう。

そんなバーコウィッツは現実では女性や家族との関係をどうにもできないことから、恐ろしい人格を作り上げたのです。

カー博士はバーコウィッツを代表する新しい類型が必要だとしつつ、これまでの分類ではどちらかと言えば秩序型に当てはまると結論づけました。

チャールズ・マンソン

マンソンは7名の殺人について尋ねられると、決して自分が殺人を指示したわけでも、自ら神のような存在になったわけでもないと答えます。

マンソンの態度に怒りを露わにするビルに対し「あんたの世界はあんたの創ったものだ」と、物事は個々が持つ自分の世界で起きていることだと説きます。

さらに大事なのは虐殺をどう捉えるかであり、それはその人の世界での出来事なのだといいました。

マンソンはドラッグと明快な哲学を武器に関係を築き、ヘルター・スケルターという教義を唱えました。

ヘルター・スケルターとはチャールズ・マンソンが唱えた終末戦争論であり、いずれ人種間戦争が起こる日のことを指す。

しかし、ヘルター・スケルターの本当の意義は人種間戦争ではなく、ファミリーの統率を取るための手段のひとつに過ぎなかったとカー博士は分析します。

実際に信者が起こした模倣殺人はリスキーかつ革命的でマンソンの意図にはそぐわないものでしたが、指示を迫られたマンソンは権威を失うわけにはいかずにラビアンカ邸では自ら率先して行動しました。

加えて信者の共通点は、若くて従順で潜在的に自分の異常を感じており、恐怖がなければ暴走する者たち。

そんな若者たちが統率を保つためなら代償もいとわないマンソンと出会ったことで、後押しされて殺人へと走ってしまったのだと結論づけました。

エルマー・ウェイン・ヘンリー・ジュニア

大量殺人の主犯ディーン・コールと共に28名もの殺人に関与したとされるヘンリーですが、コールの犯した犯罪行為には一切関わっていないと主張。

また、エルマーやウェインと呼ばれた途端に怒りをむき出しにしたことから、ヘンリーは父の名を嫌っており父という存在自体が嫌いだったのかを聞き出そうと試みるも、その質問には答えようとしませんでした。

ヘンリーには罪の意識があったというカー博士に対し、ビルは当初14歳だったヘンリーの未熟さを考えればそこまでの意識はなかったと主張します。

14歳の子供が大人に逆らえるはずもなくヘンリーはコールに従属していた状況に近かったため、承認欲求が良心を上回っての行動だったのだろうと結論づけました。

ウィリアム・ヘンリー・ハンス

ハンスは黒人でありながら白人女性を殺害しており、このような人種を超えた殺人はこれまでにありませんでした。

その理由について尋ねられたハンスは、”特に人種について意識していなかった”とのこと。

ハンスの犯したこの事件によって今後は人種を超えた殺人も起こり得ると、これまでの前提を変える必要があることをホールデンたちは認識しました。

さらには犯行前と犯行中だけでなく、犯行後の行動についても重視する必要があること、加えてもっと明確な基準が必要であることを把握したのです。

ウィリアム・ジュニア・ピアース

ピアースは7ヶ国語も操ることができると豪語しますが、ホールデンたちが行うインタビューについての説明ですら理解ができませんでした。

ピアースが話す英語も間違いがとても多いのは、恐らく業務上で負った頭部外傷の影響でしょう。

ピアースは殺人について尋ねられると、昔から母に自分の身は自分で守るように言われてきたからそうしたと答えます。

被害者に自分のことを馬鹿にされたため、ピアースは身を守るべく殺人に至ったとのこと。

ホールデンは面会中にピアースへの興味を失っており、準備した質問もしなかったことからピアースの件は分析までには至りませんでした。

現在進行形の事件と、謎の男デニスの正体は?

アトランタ連続児童誘拐殺人事件

※シーズン2では、1979年から1981年にかけてアトランタで実際に起こった連続児童誘拐殺人事件を忠実に再現しています。

ピアースの面会にアトランタを訪れたホールデンは、現地の宿泊先の受付嬢の知人から連続児童誘拐殺人事件の捜査を依頼されます。

児童11人が失踪して8人が遺体で発見されているのにも関わらず、アトランタ警察は捜査に乗り気ではないため、遺族たちはFBI捜査官のホールデンに捜査を直談判しました。

この事件の概要は以下の通り。

  • 被害者は黒人、年齢は7〜14歳(2人だけ女児)
  • お使いや帰宅途中など日中に姿を消している
  • 殺害現場は不明、死後に移動されている
  • 事件の関連性は不明

ホールデンはここまでの調査にて直感を感じたと、犯人は20代の黒人男性で強迫観念を抱えていると分析します。

ビルたち行動科学課のメンバーはホールデンの直感の正確さは十分承知しているものの、プロファイリングには科学的根拠が必須だと忠告しました。

こうして秘密裏に捜査を進めることになった行動科学課でしたが、その後ボスであるガンからも正式にアトランタ連続児童誘拐殺人事件の捜査へ参加することを認められることに。

ところがこの事件には容疑者も目撃者もおらず、わずかな証拠を集めプロファイリングを始めますが、アトランタ警察との連携も上手くいかなかったりと捜査は困難を極めます。

BTK絞殺魔

シーズン1からチラホラと描写があったカンザスに住む謎の男。

今シーズンでも所々で男の描写が描かれていき、徐々に男の背景が明らかとなっていきますが、実はこの男も実在する人物です。

そんな男の確信にも少しずつ迫っており、点と点が繋がる部分も増えてきました。

例えば、シーズン1の10話にて男が燃やしていた絵の中にあった女性の絵ですが、ビルのオフィスの壁に貼られた資料にある犯行現場のデッサンとほぼ一致してたことが判明。

今後、ホールデンたちがこのカンザスの男にどうやって近づいていくのか、事件はいつ収束に向かうのか注目ポイントのひとつです。

【マインドハンター】シーズン2の感想

シーズン2では、前シーズンとは違ってこれまでのプロファイリングを使って現在進行形の事件の捜査へと生かしていくのが最大の特徴です。

前シーズンのラストでパニック障害にて倒れたホールデンの復帰が心配でしたが特に問題はなく、それよりも息子ブライアンの件で疲弊していくビルの方が心配になりました。

このままビルの息子ブライアンの未来がどうなっていくのかが少し気がかりです。

そして、この時代には先進的だったプロファイリングの有効性を周囲に受け入れてもらえないことに加え、政治や人種差別などのせいで捜査が暗礁に乗り上げてしまうのには見ている方まで悔しくなりました。

【マインドハンター】(2017)の制作を務めるデヴィッド・フィンチャーは、本作はシーズン5まで制作することを主張しているため、今後どんな展開になっていくのか楽しみです。