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【秀麗伝】49話と50話(最終回)のあらすじ・ネタバレ・感想。

アジアドラマ

秀麗伝しゅうれいでん~美しき賢后と帝の紡ぐ愛~】49話と最終回(50話)のあらすじ。過主は完全敗北を認めたものの、過康だけはまだ諦めず、虎視眈々と反撃のチャンスを窺っていました。そんな中、ついに麗華が皇后に封じられます。この記事では、ストーリーの詳細と感想をお届けします。

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【秀麗伝】49話のネタバレ

完全なる敗北

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廃后となった過珊彤かさんとうは、劉衡りゅうこうの死の真相を知った劉強からも突き放されて悲嘆にくれます。

母親の過主や過康に慰められても耳には入ってきませんでした。

ただただ、どれだけ劉秀を愛しても決して愛してもらえなかった苦しみが言葉となって止まりません。

そんな過珊彤の姿を見た過主は、初めて後悔を口にします。

「栄華を味わわせたくて劉秀に嫁がせたけれど、こんなことなら普通の殿方に嫁がせ温かい家庭を築かせるべきだったわ」

過主は完全敗北を認め、これ以上 麗華と戦うつもりはありませんでした。

しかし過康は、皇太子の劉強を利用して実権を握ろうと考え、反撃のチャンスをうかがっていました。

盛られた毒

ついに麗華が皇后に封じられました

その頃。

陰興は、尉遅峻うっちしゅんから「琥珀を殺した黒幕は過康でした」と報告を受けます。

尉遅峻は、証拠が揃っている今が告発するチャンスだと言いますが、陰興の考えは違いました。

麗華が皇后になったことで過家は窮地に陥っており、そんな時に悪事を暴けば捨て身で何をしてくるか分らないため、もう少し時期を見てから償わせようと考えているのです。

3年後。

干ばつに苦しめられている民を救うため、劉秀は自ら救済に出向くことにしました。

劉陽と劉強が力になりたいと申し出てきたため、彼らも同行させます。

ところが当日、劉秀は救済中に暑さで倒れてしまいました。

過康はチャンスとばかりに、劉強を利用して劉秀の薬に毒を盛ろうとします。

しかし、過康を見張っていた陰興はその薬を怪しみ、劉強から取り上げて自分で飲み干しました

すぐに自分の体を侍医に見てもらうと、毒に侵されていると言われます。

最後の杯

廃后されてからの過珊彤は、北宮でわびしい毎日を過ごしていました。

そんな彼女に会いに行った劉強は、誕生日祝いに何が欲しいか尋ねると「家族そろっての食事がしたい」とのことでした。

劉強がさっそく劉秀にお願いをすると、麗華の口添えもありその願いが叶います。

誕生日祝いの当日。

過珊彤、劉秀、劉強、過主が北宮に集まり食事を共にします。

そんな中、過珊彤は「陛下に愛を捧げた私の最後の願いです。共に杯を交わして頂けませんか?」と劉秀に頼みました。

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【秀麗伝】49話の感想

過主の悪事は看過できるものではありませんが、攻め時と引き際をしっかりと心得ている点は敵として見事だと感じました。

それにしても、皇太子の劉強は、母親が廃されたというのに麗華を恨まずむしろ慕うなんて本当に善良です。

それなのに、過康に利用されてしまいこの先の行く末が気にかかります。

一方の過珊彤はどこか様子が変でした。

もしかして劉秀と相討ちするつもりなのか、あるいは自害する気なのか……。

どちらにしろ、あの盃には毒が盛られているのではないかと予想します。

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【秀麗伝】最終回(50話)のネタバレ

君より先に

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過珊彤と劉秀は杯を飲みかわします。

その瞬間、劉秀と出会ったころの思い出や初夜のこと、そしていつも突き放されてきた辛い思い出が過珊彤の脳裏に浮かびました。

そんな彼女を残し、劉秀は北宮を去ります。

その日以降、劉秀はどこか憂いている様子で、麗華に「君は離れないでくれ」と言います。

そして、皇帝の自分が感情を出せるのは麗華の前だけだと涙を浮かべながら「君より先に逝きたい」と言葉にしました。

過珊彤との和解

ある朝議の日、劉強が皇太子の座を辞しました。

劉秀は承諾し、その場で劉陽を新たな皇太子に立て名前を劉荘りゅうそうと改めさせます。

過珊彤が病だと報告を受けた劉秀はすぐに治療を命じますが、配下によると過珊彤は部屋に誰も入れようとしないとのことでした。

それを聞いた麗華は、過珊彤の娘と侍医を連れて見舞いに行き、過去を吹っ切って「妹」として接します。

すると、過珊彤は「私の悪行を水に流して娘をかわいがって下さりありがとうございます」と感謝を述べました。

太平の世

ある晩、尉遅峻は酒屋で酔っ払っている過康を成敗し、琥珀の敵討ちを果たしました。

しかし肝心の陰興は、前回飲んだ毒に体を蝕まれており危篤となります。

その知らせを受けた麗華が駆けつけると、陰興は「琥珀と同じ墓に入れてほしい」と言葉を遺して息絶えました。

劉秀は麗華の肩を抱きながら、ようやく天下太平の世となった喜びを分かち合います。

「早いものだ、子供たちが親になるとはな」

そして、劉秀は亡き仲間たちに思いを馳せながら「泰山へ行き、太平の世が来たことを仲間たちに報告したい」と言います。

ラストシーンは泰山の地。

劉秀は、麗華や息子や臣下を伴い 封禅の儀式を行いました。

空には、これまでに登場した主要人物たちの笑顔が映し出されてドラマは幕を閉じます。

(劉縯、厳子陵、陰識、陰興、鄧奉、劉玄、馮異、朱裕、鄧禹、琥珀の順)

建武31年 建武帝は陰皇后や皇太子と共に泰山で封禅ほうぜんの儀式を行なった。

西暦57年 建武帝が病にて逝去したため、皇太子の劉荘りゅうそう(劉陽)が即位し明帝めいていとなる。

同年 鄧禹とううが病死。

永平7年。光烈皇后・陰麗華も病没し、建武帝が眠る原陵に合葬された。

引用:【秀麗伝】第50話から引用

完。

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【秀麗伝】最終回(50話)の感想

バタバタな最終回を迎える中国ドラマも多い中、本作は主役2人に焦点を当てながら比較的じっくりと描かれていました。

また、エンディング曲の直前に、亡くなった主要人物も含め1人ずつ顔が映し出されるといったラストシーンが印象的。

50話も見続けていると、少なからずキャラクターへの思い入れがあるため、このラストシーンにはつい涙腺が緩みました。

物語全体としては、前半は戦がメインに描かれ、後半は宮中の出来事がメイン。

どちらもそれぞれに異なる見どころがありましたが、印象に残ったのは麗華ががっつり戦に参加した前半部分でした。

後半はどうしても麗華らしさが薄れてしまったと思うので……。

ただ主役2人に関しては、途中で離れ離れになったこともありましたが、常に安心して見ていられるカップルでした。

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