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【新・オスマン帝国外伝〜影の女帝キョセム〜】84話(最終話)あらすじネタバレ感想。玉座争いの末路

新・オスマン帝国外伝〜影の女帝キョセム〜,ネタバレ 復讐劇
©Tims Productions

【新・オスマン帝国外伝〜影の女帝キョセム〜】84話(最終話)あらすじネタバレ感想。ムスタファが正式に皇帝に復位し、先帝オスマンは牢屋行きを命じられます。オスマンは大宰相ダヴドによって牢へと連行され、そのまま殺害されてしまいました。ついにオスマンまでも失ったキョセムは憤怒し、報復を誓います。

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「新・オスマン帝国外伝〜影の女帝キョセム〜」84話(最終話)あらすじネタバレ

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帝都。

ムスタファは無事に即位の儀を終え、正式にオスマン帝国の皇帝に復位しました。ダヴドは大宰相だいさいしょうとなり、ムスタファが先帝オスマンをイェディクレの牢に連行するよう命じたことを言い渡します。

キョセム派の兵士たちは処刑を危惧してオスマンを引き渡すことを拒みますが、ダヴドは大宰相として処刑はしないことを約束してオスマンを連行します。

そんな中、故アフメト皇帝の正妃キョセムは皇子たちと無事に再会を果たしていました。

久しぶりの皇子たちとの再会を喜ぶのも束の間、キョセムは皇子ムラトからオスマンがイェディクレの牢に連行されたことを知らされます。実はムラトはキョセムが来る前に騒動に気づいて外の様子を確認しており、その際に連行されるオスマンの姿を見ていたのでした。

そこでキョセムは宦官ビュルビュルに皇子たちを旧宮殿エスキサライに連れて行くように頼み、自身は宦官ハジュと共にオスマンの後を追うことにしました。

時を同じくして、皇女ヒュマーシャーは先帝オスマンの子を守ろうと、妃アーキレと皇子たち連れて港に向かっていました。ヒュマーシャーたちは人混みに紛れて何とか船へ乗り込み、ほっと胸を撫で下ろします。

しかし次の瞬間、後をつけてきた母后ぼこうハリメの使いの者が現れ、皇子たちを奪われてしまいました

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イェディクレの牢。

イェディクレの牢に辿り着いたダヴドたちはオスマンを引き連れ、中へと入っていきます。オスマンは牢に入るや否や、大勢の兵士たちに囲まれ次々に命を狙われます。

必死の抵抗を続けるオスマンも他勢に無勢で勝ち目はなく、ついに絹の縄を首にかけられてしまいました。

その頃、ようやくキョセムも牢に辿り着き、オスマンの居る牢を探し回っていました。

すると、そこで牢から出てきたダヴドと鉢合わせ、キョセムはオスマンの居る牢へと急ぎます。しかしそこに居たのは、耳を切り取られて変わり果てた姿のオスマンでした。

キョセムはオスマンの血に染まった絹の縄を握りしめて泣き喚きながらも、ダヴドたちへの復讐を誓います。

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ハリメたちがムスタファを玉座に就けるという目的を果たして安堵する中、ついにキョセムの報復が始まりました。

まず、ダヴドが皇帝の勅命ちょくめいなしにオスマンを殺害していたことがめくれ、イェディクレの牢に連行されます。牢にはキョセムが待ち構えており、キョセムはオスマンを殺害した時に使用した絹の縄をダヴドの前に掲げ、この縄でダヴドを処刑するよう兵士に命じました。

次に、ハリメたちに加担した歩兵常備軍イェニチェリ兵士たちが一斉に処刑され、中でも深くハリメと関わっていた兵士キリンディルと歩兵常備軍65番部隊隊長マンスールはなぶり殺されます。その後、師父オメルと皇女ディルルバの元にも刺客が現れて殺害されました。

最後に母后ハリメも毒殺され、キョセムの敵は一掃されました

こうして皇子ムラトを玉座に据える準備が整い、キョセムはムラトと共に民衆の前に姿を現します。

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「新・オスマン帝国外伝〜影のキョセム〜」84話(最終話)の感想

まさか本当にムスタファが皇帝に復位することになるとは思いませんでしたが、やはり皇帝ムスタファの治世は長くは続かないようでした。そもそもあそこまで酷く心を病んだ者が皇帝としての役目を全うできるはずもなく、最初から無理難題だったのです。

そんなことは母ハリメもわかっていたとは思いますが、どうしても皇帝の母だけがなれる母后という立場を諦めきれなかったのでしょう。あそこまで人を狂わせる権力の恐ろしさをまざまざと感じましたし、やはりいつの時代も身を滅ぼすのは権力欲なのだと痛感しました。

それにしても最後にかけての故アフメト皇帝の正妃キョセムによる報復は爽快で、これまで抱えていたモヤっとした気持ちが一気に晴れました。先帝オスマンを亡くしたのは痛手でしたが、結果としてオスマンの死がキョセムを突き動かす1番の要因となったのは間違いなく、無事に恨みを晴らせて良かったです。

【オスマン帝国外伝〜影の女帝キョセム〜】は、全84話と長めのシリーズではあったものの物語のテンポが良く、終始ストレスなく観ることができました。

トルコドラマ自体が初めてでトルコに関する知識も浅いため物語がわからないのではという不安はありましたが、逐一説明もありますし、毎話ごとに登場人物の立場と名前を紹介してくれるので難なく楽しむことができました。

前作【オスマン帝国外伝〜愛と欲望のハレム〜】(2020)を含めて本シリーズがトルコ本国はもちろんのこと、世界中で大ヒットしたのもこういった見やすさや、人を惹きつける愛憎劇といったところに理由があるのかもしれません。

ドロドロの愛憎劇と、トルコの魅力満載の【オスマン帝国外伝〜影の女帝キョセム〜】をぜひこの機会にご覧あれ!

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本ページの情報は2023年7月時点のものです。最新の配信状況は公式ページまたは各動画配信サービスにてご確認ください。