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【新・オスマン帝国外伝〜影の女帝キョセム〜】18話・19話・20話あらすじ ネタバレ感想。太皇太后サフィエの追放

新・オスマン帝国外伝〜影の女帝キョセム〜,ネタバレ 復讐劇
©Tims Productions

【新・オスマン帝国外伝〜影の女帝キョセム〜】18話・19話・20話あらすじ ネタバレ感想。ついに太皇太后サフィエはトプカプ宮殿から永久追放されることが決まりますが、未だサフィエは宮殿での生活を諦めてはいませんでした。サフィエは仮病を使って宮殿に残ると、皇帝アフメトが遠征で留守の間に皇子ムスタファを玉座に据えようと動き出します。

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「新・オスマン帝国外伝〜影の女帝キョセム〜」18話あらすじネタバレ

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トプカプ宮殿。

太皇太后たいこうたいごうサフィエはオスマン家が皇統の存続の危機に瀕する今こそ、幼くして手放した皇子が生きていればと嘆いていました。実はサフィエにはもう1人の息子がおり、先帝メフメトが皇帝に即位した際に弟殺しをさせぬよう逃していたのです。

先帝メフメトが皇帝に即位して兄弟殺しは行われたが、先帝メフメトの弟の棺は空のまま出棺されていた

いつかは宮殿に皇子が戻ることを夢見ていたサフィエは大粒の涙を流し、今の宮殿に皇子の姿がないことを悔やみます。

その一方で、帝都新兵軍団新兵のイスケンデルは実の家族に思いを馳せていました。家族と離れ離れになったイスケンデルはまだ幼かったため記憶はないものの、当時着ていた貴人のものとされるまじないが記された服を今も大事にしていました。

俸給の日。

ついに側女アナスタシアが暴徒に皇帝の姿を拝めると約束した、軍団の俸給日を迎えます。着々と俸給日の準備が行われる中、依然として皇帝アフメトは回復の兆しが見られませんでした。

そこでサフィエは次期皇帝を決めるべく高官たちを集めますが、全宰相さいしょうが次期皇帝として名前を挙げたのはクリミア・ハン国の兄王子シャーヒンでした。シャーヒンが次期皇帝になるのだけは許せないと猛反対するサフィエをよそに、シャーヒンは次期皇帝として民衆の前に出ることになります。

そんな中、病床に伏せていたアフメトがようやく目を覚まします。

アナスタシアが呪術師から教わった治療法が功をなし、アフメトは天然痘を克服しました。

呪術師とは、皇子ムスタファの治療を施した治療師の老婆のこと

ただ、アナスタシアが呪術師から教わった治療法というのは呪術だったため、代償としてアナスタシアは全ての愛する者が目の前で死ぬという運命を受け入れていました。程なくして皇子ムスタファも目を覚まし、アフメトとムスタファは天然痘に打ち勝ちます。

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「新・オスマン帝国外伝〜影の女帝キョセム〜」18話の感想

この時代の天然痘では助かる見込みはないと思っていましたが、呪術のおかげで皇帝アフメトと皇子ムスタファが全快して本当に良かったです。とはいえ、治療の代償である”全ての愛する者が目の前で死ぬ”というのは非常に辛いでしょうし、死に様によってはとんでもないトラウマを残すことになるでしょう。

また、これまで謎の多かった帝都新兵軍団新兵のイスケンデルがサフィエの息子かのような取り上げ方をされていたので、イスケンデルは本当にサフィエが切望する息子なのか気になります。

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「新・オスマン帝国外伝〜影の女帝キョセム〜」19話あらすじネタバレ

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トプカプ宮殿。

皇帝アフメトは、自分がまだ存命にもかかわらず次期皇帝の擁立を図った太皇太后サフィエに対し、旧宮殿エスキサライへの永久追放を宣言します。かつて肩代わりした即位の祝儀金を盾に宮殿に残ろうとするサフィエでしたが、アフメトはすでに返済金を用意しておりサフィエが宮殿に残る道は絶たれました。

そこでサフィエはキョセムを呼び出し、アフメトを説得するよう申し付けます。しかしキョセムがサフィエの肩を持つことはなく、キョセムは皇帝アフメトと同じ考えであるとの意思を示しました。

一方、斧槍持ちナシプはキョセムの父から託された指輪を恋人の後宮女官長ジェンネトに渡します。ナシプはキョセムの父を名乗る男に指輪を託され、娘を見つけて欲しいと頼まれたことを打ち明けました。

暴動の日から母后ぼこうハンダンと海軍提督デルヴィーシュの関係は悪化しており、とうとうハンダンはデルヴィーシュに自主退職を命じます。デルヴィーシュは海軍提督である前にアフメトの側近でもあることから、ハンダンは公私混同を恐れてこの決断に至りました。

どれだけデルヴィーシュがハンダンへの想いを押し殺そうとも、ハンダンが先帝の殺害に関与したデルヴィーシュを再び信じることはできませんでした。

そんな中、就寝中のアフメトの部屋に置かれていたアナスタシアの絵が塗り潰される事件が発生します。

最も簡単に何者かの侵入を許したことに激怒するアフメトは、自室の警備を任せていたデルヴィーシュを問い詰めます。

イスタンブール、イェディクレの牢。

クリミア・ハン国の兄王子シャーヒンと弟王子メフメトは、イェディクレの牢に投獄されました。これまで兄シャーヒンを裏切ることなく動いてきたメフメトの堪忍袋の緒は切れ、シャーヒンの身勝手な行動が生んだ結末を責め立てます。

そんな感情を露わにするメフメトとは対極的に、シャーヒンはとても落ち着いた様子を見せていました。

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「新・オスマン帝国外伝〜影の女帝キョセム〜」19話の感想

やっと皇帝アフメトは太皇太后サフィエを旧宮殿に永久追放するようですが、どこまでもしぶといサフィエがそう簡単に立ち去るのか見ものです。それにしてもキョセムとなってからのアナスタシアはまるで別人のようで、少し前まであどけなさの残る少女だったとは思えません。

サフィエや後宮女官長ジェンネトに対しても強気な姿勢を崩さず、自らの意思をきちんと言葉にできるキョセムの姿はとても逞しく、今後キョセムがどんな人生を歩んでいくのか楽しみです。そして、イェディクレの牢に投獄されたクリミア・ハン国のギライ兄弟は海軍提督デルヴィーシュにコンタクトを取っており、彼らをどんな結末が待ち受けるのか気になります。

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「新・オスマン帝国外伝〜影の女帝キョセム〜」20話あらすじネタバレ

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トプカプ宮殿。

ついに太皇太后サフィエが宮殿を去る日がやって来ました。慌ただしくサフィエの部屋から荷物が運び出される中、サフィエは出発の前に皇帝アフメトの元を訪れます。

アフメトの前に現れたサフィエは憔悴しきった様子でぽつぽつと別れの言葉を述べると、その場に倒れ込んでしまいました。直ちに医女の診察を受けたサフィエは心労によるものだと診断され、回復するまでの間は宮殿に残ることを許されます。

その後、アフメトは帝都新兵軍団の兵舎へと向かいますが、これらは全てサフィエによって仕組まれた罠でした。サフィエは仮病を使って宮殿に残り、アフメトを遠征させた間に皇子ムスタファを玉座に据えようと目論んでいたのです。

まだ幼いムスタファを皇帝にしてしまえば再びサフィエが実権を握れるため、サフィエにとってはこの上ないチャンスでした。さらに、後宮女官長ジェンネトから報告を受けていた側女キョセムの父の件では、利用価値のある父を宮殿に連れてくるよう斧槍持ちナシプを仕向けます。

帝都新兵軍団の兵舎。

宮殿から呼び出されたのはサフィエに仕組まれた罠だということを知らない皇帝アフメトは、帝都新兵軍団の兵舎を訪れていました。そこへ帝都新兵軍団団長ズルフィカールが現れ、アフメトの子を身籠る側女ラシャが反乱者ジェラーリーの人質にされていることを報告します。

直ちにラシャの救出に向かうことを決めたアフメトは周囲の反対も押し切り、自ら軍を率いて反乱者の元へ向かうことにします。ところが、こうしたアフメトの行動は慣例を無視しており、宮殿でアフメトの動向を知らされた母后ハンダンは頭を抱えていました。

オスマン帝国の慣例では皇帝が帝都を離れる際には皇子を帯同することが決められており、それにより留守の間に玉座を奪われることを防ぐ

また、アフメトに随行しているのがかつてのサフィエの忠臣であるアレッポ州軍政官ナスフだったことから、海軍提督デルヴィーシュが後を追います。

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「新・オスマン帝国外伝〜影の女帝キョセム〜」20話の感想

やはり太皇太后サフィエが簡単に宮殿を去るはずもなく、またしてもサフィエは皇子ムスタファを玉座に据えるべく動き出しました。サフィエの宮殿に対する執念の強さには驚きましたが、サフィエが宮殿に全てを捧げてきたことを考えると少し不憫にも思えます。

サフィエを始め、本当に権力の周りには己の欲望に塗れた者ばかりで、いつの時代も権力が争いを呼ぶのだと痛感しました。皇女ファーリエやクリミア・ハン国の兄王子シャーヒンもそうですが、彼らにもう少し周囲を思いやる気持ちがあればまた結果は違ったことでしょう。

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本ページの情報は2023年4月時点のものです。最新の配信状況は公式ページまたは各動画配信サービスにてご確認ください。