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【ザ・ネバーズ】第3話ネタバレと考察。明らかになる過去の因縁、敵は一体だれなのか?

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【ザ・ネバーズ】第3話ネタバレと考察。新事実続々発覚で驚きと怒涛の展開となる3話。あの2人にこんな過去が?そしてこのふたりにも!? キャラクター同士の意外な過去の因縁が明らかとなります。姿を消したマラディはどこへ行ったのか。そしてサブタイトル「集結」が意味するものとは……?

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【ザ・ネバーズ】第3話「集結」

【ザ・ネバーズ】総キャスト一覧

誘い

夜の闇の中、貧民王の手下たちが馬車を使ってあやしげな取引をしているところに“ボンファイアー”アニーが現れ、積荷に炎の塊を投げ燃やしてしまいました。

手下たちは、銃では敵わないとあきらめ逃げていきますが、そんなアニーに背後からアマリアが声を掛けます。

アニーは炎の塊を作り戦闘態勢に入りますが、ペナンスがカメラのような機械から消火液を噴射し、炎をブヨブヨの塊に変化させてしまいました。

アマリアは、戦わないで話し合ってというペナンスを積荷の消火に行かせると、アニーに仲間になるよう誘います。

しかし、アニーはひとりでいいと言い、逆にアマリアの目的が何なのかさぐろうとします。

そこにペナンスが戻ってきましたが、何か様子が変でした。

実は、アニーが燃やした積荷は阿片(アヘン)で、ペナンスはその煙を吸ってハイになってしまったのです。

そして、アマリアがペナンスの相手をしている間にアニーはその場から姿を消してしまいました。

救護院の中で

翌朝、アマリアはホレイショ医師の診察を受けながら「うまくいかないことばかり、マラディとの過去もよく思い出せない」と愚痴をこぼしました。

ホレイショはペナンスを危険なことに巻き込むなと注意し、アマリアに対しても毎回傷を治しに来るのはつらいと言います。

実は、ふたりは不倫関係にありました。

罪の重さに耐えかねたホレイショの方から離れましたが、アマリアはそれを過ち扱いするホレイショに「納得できない」と言葉を投げつけます。

一方で、食堂ではメアリーたちが楽しそうに歌っていました。

しかし、アマリアが入ってくると微妙な空気になり皆歌うのをやめてしまいます。

それだけアマリアがメアリーに、”タッチトだけに聴こえる癒やしの歌”を歌ってほしいと切望していることを、皆は感じていたのです。

そこにペナンスが新しい発明品として、メアリーの歌をより多くの人に聴かせる増幅器の設計図をもって入ってきました。

そして、まずはその日の夕方に街の真ん中にある公園で増幅器を試すことにしました。

アマリアの執務室にメアリーがやってきて、アマリアの目的は何なのか質問します。

*メアリーはアニーを救護院に誘ったことに危機感をおぼえていた。

アマリアは3年前に変異してから人混みがこわくなり、人を見れば殺し方を考えるようになったと言い、アマリアの言う“良からぬ感じ”とはどういうものかメアリーがたずねても答えませんでした。

「わたしの歌でタッチトを集めることが良いことだと思えない」

メアリーはそう言うと、部屋を出ていってしまいました。

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男たちの動向

ヒューゴは自分の店フェリマンズクラブの奥で“面接”を行っていましたが、その女はグリニッジ標準時を正確に言えるだけで期待はずれでした。

そこへオーギーがやってきて、姉にバレたら困ると言って手を引こうとしますが、ヒューゴから「借金を返済し儲けもでている」と言われ躊躇います。

ヒューゴは、すでにオーギーを共同経営者とする書類を役所に提出したといいましたが、それは嘘(実はまだ出してはいなかった)。

自分ひとりでは仕事をさばききれない、適当でいいから手伝ってほしいとオーギーを丸め込んだのです。

マッセン卿の屋敷では電話を設置するための工事がおこなわれていました。

出掛けようとしているマッセン卿に女中頭が「マッセン卿の女性関係について執事が話していた」と告げます。

すると、マッセン卿はその執事をクビにし、自分のパートナーはこの家だけだと言ったのです。

その屋敷の一角には彼の妻と娘の墓がありました。

妻グウェンドリンは1887年に37歳で死亡、愛娘リリーは1896年に9歳で死亡と刻まれている

屋敷の中では、工事業者の男が地下室に入っていくひとつの部屋から気配がします。

おそるおそる近づくと、女中頭が現れ「狂犬病の犬がいるから近づかないで」と声をかけてきたため、男はそのまま立ち去りました。

そのころ、貧民王はアニーに取引を邪魔され逃げ帰ってきた手下たちを詰問していました。

手下たちは、あの場にアニーのほかにアマリアとペナンスがいて、なにをされるかわからないので対応できなかったと弁解。

すると貧民王は、用心棒のオディウムに彼らを痛めつけさせる代わりに、手下のひとりの腹の肉をナイフでえぐり取ったのです。

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ヒューゴの企み

道を歩いていたホレイショ医師は、言葉巧みにとある馬車へといざなわれます。

中にいたのは刃物をもったマラディでした。

ホレイショが貧民王お抱えの医師であると知っているマラディは、「アマリアにつけられた傷を治してほしい」とナイフをちらつかせます。

ホレイショは、治癒の力を使ってマラディの傷を直した後、アマリア(本名モリー)を恨むな、仕方なかったと言います。

しかし、マラディはそれには答えず馬車から降りるよう指示したのです。

ヒューゴはマンディ警部を呼び出し、救護院捜索を手配したのに収穫が無かったことを責めました。

ヒューゴは、救護院に居るタッチトを自分の店で働かせようと目論んでいたのです。

マンディ警部が反論するとヒューゴは、次にメアリーの事を持ち出しました。

本当はメアリーと結婚する気がなかったから振られたのは好都合だったはず、とヒューゴがいいます。

実は、マンディとヒューゴは体の関係をもっていて、”マンディは女性より男性が好き”だとヒューゴは指摘しました。

マンディは否定しますが、アマリアがタッチトを守るつもりでいるとは思えないということでは、ふたりの意見は同じようです。

以下、結末を知りたくない方はお気を付けください。

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【集結】3話結末

想定外の敵

マンディ警部は救護院にいるメアリーを訪ね、自分の歌が自分だけのものではなくなってしまった現状に戸惑っている様子のメアリーに、マンディは彼女のことを心配しつつ「例の歌を歌うときは自分もその場にいたい」と伝えました。

一方で、街に出掛けていたペナンスとマートルは、市場で偽の救護院のビラを発見し、その後アマリアはルーシーを連れてその場所を訪ねます。

そこには、かつてエリザベス拉致に加担した女と、気味の悪い仮面の男がいたのです。

アマリアは女と仮面の男を倒し、2人を救護院に連れて帰るようルーシーに指示。

残ったアマリアは、女性たちの写真入り名簿を手に入れ、ラヴィニア・ビドローに報告するため屋敷に向かいました。

アマリアは、先ほど2人を捕えた屋敷見張らせ、ビドロ―に所有者の情報を調べてほしいと頼みます。

ビドローは、「調べるけど分かることは少ないかも」としつつ、メアリーが”魅惑の歌”を歌えるようになったのか尋ねます。

アマリアは、まだ苦しんでいるけど夕方に公園で歌を試して、歌えたら街中に流すと伝えました。

救護院では、アマリアが倒した女にデジレによる尋問が行われ、女のボスは上品な紳士であること、タッチトをつかまえて実験していることなどが判明します。

しかも、その女は自分の娘がタッチトであることに悩み、自ら殺したことも白状しました。

それを聞いた救護院の女性たちはショックを受け、特に図らずも力によって自分の赤ん坊を死なせてしまったルーシーは動揺を隠せません。

そんな姿を見たメアリーは、魅惑の歌で皆を癒やすことを決意したのです。

アマリアは、ビドローの屋敷から帰る途中で馬車が襲われ、川に放り出されてしまいます。

水面から顔を上げて確認すると、鎖鎌の大男オディウムが水面を歩いて近づいてきました。

驚いたアマリアは水中に潜りますが、息つぎに顔を出したところを攻撃され再び水の中に身を隠します。

そして、オディウムが自分のドレスを目印にしていると気づいたアマリアは、ドレスを囮にして攻撃させ鎖を掴みました。

水中から引き揚げられたアマリアは、背後からオディウムの首に鎖を巻きつけて倒し、馬に乗って公園へと向かいます。

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メアリー、癒やしの歌

公園には大勢のメンバーがやってきて、メアリーの歌の本番を迎えました。

メアリーがあの歌を歌い始めると、あたりは清浄な光に包まれ、タッチトたちの胸に美しい光が届きます。

マンディはその歌を聞くことはできませんがその光景に息を飲みました。

皆が癒やされ目に涙を浮かべたそのとき、メアリーが狙撃されドレスが血で赤く染まります。

狙撃者は先程釈放された腕が銃になる男クルースでした。

マンディは撃たれながらもその男を射殺します。

皆が泣き崩れ、メアリーはアマリアの腕の中で絶命しました。

失意の中、無言で救護院に戻ったアマリアたちの前には、“ボンファイアー”アニーを始めとするさまざまな人種、年齢、性別のタッチトがいました。

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【ザ・ネバーズ】3話感想

今回はキャラクターたちの因縁が明かされる怒涛の展開でした。

  • 驚きのポイント:その1

アマリアとホレイショ医師が不倫関係にあったこと。

アマリアはメアリーと話していた時に名前も知らない男とも寝る、と言っていました。

そういうことにあまりこだわらない性格のようですが、アマリアは“正しい主人公”と言う印象なので意外です。

  • 驚きのポイント:その2

マンディ警部とヒューゴが特別な関係だったこと。

ヒューゴは最初から性に奔放な描写があったので相手が男性であろうと驚きませんが、マンディはメアリーを追い求めているというイメージだったので、このカップリングには驚きです。

メアリーへの気持ちは恋愛ではなくもっと広い意味での人間愛という感じのようです。

  • 驚きのポイント:その3

ますますわからなくなる“敵”

前回、ラヴィニア・ビドローがヘイグ医師の実験の黒幕だったことが明かされましたが、アマリアがそのビドロー家から帰るときに貧民王の手下に襲われたこと、公園でメアリーが狙撃されたことのつながり。

本編でマッセン卿たちが新たな投資家の動きに言及するシーンがありましたが、タッチトをめぐって複数の勢力がうごめいているということは明らかです。

ラヴィニア・ビドローが、アマリアたちに救護院でタッチトを保護させる一方で、拉致したタッチトを実験させていること。

マッセン卿たちもタッチトについてなんらかの措置を講じなければならないと画策していること。

そのマッセン卿に対抗するためなのか、ヒューゴ・スワンがオーギーを巻き込んでまでタッチトを集めようとしていること。

貧民王は誰と組んでいるのか。

そして一番の謎はアマリアです。

記憶があいまいであると言うアマリアの使命と目的は何なのか。

次回第4話。ますます目が離せません。