【ボイス 110緊急指令室】最終回ネタバレ解説。
妻を殺された敏腕刑事の樋口(唐沢寿明)と、父を殺された声紋分析官ひかり(真木よう子)がタッグを組み、殺人鬼を追う犯罪サスペンスドラマ。
遂に樋口と雫(伊勢谷友介)が直接対決!
この記事では『ボイス 110緊急指令室』最終回のネタバレ解説と感想を紹介します!
【ボイス110緊急指令室】最終回あらすじ
3年前、樋口の妻とひかりの父親を殺した連続殺人犯・雫。
雫は幼い頃、父親が人を殺しているのを見てから奥底に眠る”怪物”が目を覚まし、殺人に快楽を覚えました。
そして彼自身も、父親が殺人を行っていたコテージで30人以上を殺してきたのです。
雫に弱みを握られていた石川(増田貴久)は、一度は協力するも自分を信じてくれている樋口のため、自分でケリをつけようとひとりで雫の元に乗り込みますが、雫に殴られコテージへと連れて行かれてしまいました。
数々の人間が殺されたその場所で、石川は鈍器のようなもので何度も殴られ意識が朦朧とし始めます。
絶体絶命のピンチの中、樋口が現場に到着。
樋口と雫は激しい銃撃戦を交え、樋口が撃った銃が雫の肩に貫通……。
【ボイス110緊急指令室】最終回ネタバレ解説
雫が毒を飲んで自殺?
現場に強行犯係が到着し、雫は取り押さえられそのまま救急車で運ばれました。
同じ頃、雫が逮捕されたことが大々的にニュースとなり、本郷ホールディングスは炎上し彼らと繋がっていた警察署長・田所も職を失うことに。
そんな中、ニュースを見た本郷ホールディングスの会長は、雫の入院先の病院長に怪しい電話をかけていました。
一方で、樋口とひかりの携帯に雫の容態が急変し意識不明の重体という連絡が入ります。
不審に思った2人は病院へと向かいましたが、到着した直後に雫が青酸カリを使って自殺を図り死亡したことが確認されました。
実はその場に立ち会っていたのは院長であり、すべて偽装されていたのです。
さらに、雫を乗せたストレッチャーは病院の地下駐車場から逃げるように出て行ってしまいました。
橘ひかり人質事件発生!
樋口たちが雫が現れるであろう港で待ち伏せをしていると、ひかりが署長室へ呼ばれました。
ひかりが部屋に入ると、署長室の椅子には何と雫の姿が……!
緊急指令室に「急いでください。私は今から橘ひかりを殺します。」という通報が入ると間もなく、雫がひかりに銃口を向けながら緊急指令室に現れます。
雫は部屋にいる全員を外に出し、扉のロックをかけました。
ひかりを撲殺しようとする雫に、ひかりは「あなたは悲しい人よ。私ならあなたが抱えてきたものを聞くことが出来る。」と訴えますが、雫は「哀れみなどいらない。」といって鈍器のようなものを振りかぶります。
すると、雫の腕に銃が貫通します。
何と、そこにいたのは樋口でした。
樋口は次にひかりの命が狙われることを察し、こっそり緊急指令室に隠れていたのです。
怒った樋口は、「ここがお前の墓場だ。」と言い、鈍器のようなものを雫の顔めがけて振りかぶり、雫の顔のすぐ横に落としました。
樋口にとって雫への復讐は、平凡な日常を生きさせることでした。
刑務所に入り、殺人欲求を満たされることなくただ平凡に暮らすことこそ、雫にとって何よりも苦痛なことだからです。
衝撃の雫のラスト!
樋口が本郷雫を正式に殺人容疑で逮捕。
雫が刑務所へ向かう車に乗り込もうとすると、何と雫の父親であり本郷ホールディングスの会長が雫の腹を2度も刺したのです。
驚いた顔をする雫を見下ろしながら「雫、地獄で会おう。」と言い、自らも刺して命を絶つのでした。
重体だった石川は、意識が戻らないものの順調に快方へと向かっていました。
その後、ECUが正式に発足となり、これからもECUの闘いは続くのです。
【ボイス 110緊急指令室】最終回の感想
昨日録画してたボイス最終回を見たが、伊勢谷友介の迫力や存在感のある演技を見て、黒幕ってのはこうでなくっちゃなぁ…あな番とのギャップがすごかったわ。
— はねまん(7勝3敗) (@2019hanemancarp) September 22, 2019
ボイス最終回、増田君の顔が鉄球で散々殴られてるのに擦り傷程度でありえない #ボイス
— ふう (@littlefooh) September 22, 2019
ボイス好きだった人いないの?
最近の中で終わって欲しくなかったし、最終回までがあっという間に感じたのわいだけ?#ボイス110 #ボイス110緊急指令室— ちぇり (18) (@srh_0119) September 22, 2019
雫のラストは本当に衝撃的なものでした。
人を殺すことに快楽を覚え、何の惜しみもなく幾人もの人々を殺す雫はまさに人間ではなく“怪物”でした。
「父さんが人を殺したとき、父さんは幸せそうだった。」という雫の言葉がとても印象的です。
まさに環境こそが人を形成する中で、雫の境遇はあまりにも不憫だったように思います。
仮に、人を助けることが警察官の役目だと娘に言い続けてきた、ひかりの父親に育てられていれば、雫の奥底にいる“怪物”は目覚めなかったのかもしれません。
そんな雫にとって平凡な日常を送ることは何よりも辛いことでした。
最終回、樋口はどうやって雫に制裁を与えるのかが気になっていましたが、雫に対する何よりも復讐になったと思います。
大切な人は失ってしまいましたが、樋口もひかりも少しは報われたのではないでしょうか。
出演者の演技を始め、先の読めないストーリーに毎週観るのが楽しみなドラマでした。
ミニ情報
【ボイス110緊急指令室】最終回から1ヶ月後の物語を描いたオリジナルストーリーが制作され、huluで配信されることが決定しました!
今作では真木よう子さん演じるひかりの単独主演となります。
石川が入院する病院で人質立てこもり事件が発生し、その救出を描くストーリーとなっています。
是非こちらもチェックしてみてくださいね!