「幽☆遊☆白書」あらすじ全話ネタバレ:原作との違いも解説

幽遊白書,キャスト 本が原作
©Netflix/冨樫 義博
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「幽☆遊☆白書」あらすじ全話をネタバレ有りで最終話まで詳しく紹介。人気漫画「幽☆遊☆白書」を原作としたNetflixオリジナル作品です。

近代的なファンタジーと迫力のあるバトルの世界観はつい引き込まれてしまうでしょう。ネタバレと合わせて、原作との比較や解説なども含めてご紹介します。

1話:魔界と人間界をつなぐ穴

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オープニング。地面に大きく開く穴からは、異形な虫が飛び出しなにやら不穏な空気が漂っています。主人公は札付きの悪である浦飯幽助。そんな彼が、暴走するトラックから子供を助けて死んでしまいます。

霊界でも予想し得なかった事態に、特例として生き返ることが許されました。しかし、自分がいない方がみんなせいせいしているだろうと、生き返るのを拒否。

霊界の案内人・ぼたんに、自身のお葬式を見ることを進められ、自分を思う人がいることに考えさせられる幽助。自分を思い泣く幼馴染・螢子の涙を拭います。涙を拭いた跡があることに気づいた螢子は、とっさに幽助であると確信しました。

そんな時異形な虫が人間を操り騒動、町はボヤ騒ぎで幽助の家にも火の手が回ります。幽助を助けに入った螢子でしたが、火にまかれ危機に。

螢子がいなければ生き返る意味なんてない、なんでもするからさっさと生き返らせろと叫ぶ幽助、霊界を仕切る閻魔jr・コエンマの力によって無事生き返りピンチを脱しました。

詳しい話はあとと言い残し螢子を預け、異形の虫・魔回虫に操られている人間の元へ。そこにはすでに痛手を負う桑原達が…。

幽助は持ち前の喧嘩スキルを活かし、霊界にいるコエンマから妖怪に対抗できる力・霊力の使い方をレクチャーしてもらうことで、魔回虫をはらうことができたのです。

螢子を助けるためになんでもするからと言って生き返った幽助は、霊界探偵としてコエンマに協力することに。今霊界が危惧している、強大な力をもつ危険物が3人の妖怪によって持ち出されたという事件に、幽助が立ち向かうことになったのですが…。

一方、カジノで悔しがる成金風の男・垂金の元へ、オーナーである左京が近づきます。見知った様子の二人からは、なにやら裏で取引をしているような黒い空気が感じて取れます。

その後、不穏な穴は魔界まで続いていると話す左京。魔界へつづく穴と左京の目的とは…。

感想

予想とは全く違う形、原作各ストーリーの同時進行のような構成で始まった幽遊白書。個人的には北村匠海演じる幽助が、セリフ回しにも変な臭さを感じさせずしっかりハマってくれました。

序盤のカーステで流れてくる「微笑みの爆弾」がファンとしては嬉しい小ネタですね。幽白といえば外せない戸愚呂。戸愚呂を出すなら左京、左京を出すなら流れ的に垂金も必要だよなぁという個人的な目線と、思いがけず近代的な霊界など注目がたくさんの1話でした。

原作の四聖獣編で朱雀操る魔回虫のみ登場したことで、やっぱり四聖獣はでてこないのかと寂しいような予想通りのような…。早々によからぬ雰囲気が演出できていたように思います。

2話:霊界探偵誕生

Movie Poster

霊界で、剛鬼・飛影・蔵馬の3人によって持ち去られた協力な力を宿した危険物を回収するべく、彼らに対抗できる霊力の使い方霊丸を教わる幽助。しかし、うまくいかず…そんな時、恐れていた人間界での異変が起こります。

子供の魂が好物である剛鬼が、餓鬼玉※を使い子供達は次々と意識不明に。剛鬼を見つけ出した幽助は強靭な身体をもつ剛鬼におされ危機に陥るも、間一髪で仕留めることができました。

※餓鬼玉…魂を吸い取り保存できる

その様子を、剛鬼を助けるわけでもなく不気味に眺めていた蔵馬は、幽助の人となりをみていたようでした。ふと、幽助を誘い出すように街に現れた蔵馬はある病院へ。

誘われるがまま病院へと続く幽助は、蔵馬の人間界での名・秀一の母を目にします。幽助を信用できると思った蔵馬は病状の悪い母を助けるために、暗黒鏡※を使いたいと打ち明けます。

※暗黒鏡…満月の夜命と引き換えになんでも願いを叶えることのできる鏡

その後、暗黒鏡は願いを叶えるために命を奪うと知った幽助が、暗黒鏡に願う蔵馬に自身の命を半分差し出したため二人は生還。蔵馬は生きて母の手を握ることができました。

一方垂金の屋敷では、監禁した少女を泣かせるため非道を行う垂金。左京がなんらかの取引でよこしたとされるこの少女は妖怪の娘で、流した涙が宝石・氷泪石となり高値で取引できます。

さっそく手に入れた氷泪石を輸送するも、賊(飛影)によって襲撃され腹を立てた垂金は左京を責めます。左京は顔色ひとつ変えずに、自分のところに来てくれれば氷泪石を流させることができる、輸送を襲撃した賊からも守ると、約束し垂金を落ち着かせました。

この左京の冷静さの裏には一体何があるのか…。

残り最後の危険物・降魔の剣※を持つ飛影は、剣で自分の額を切りつけ第三の目・邪眼を開化させました。

※降魔の剣…使用者の望む能力を与える剣

邪眼に氷泪石と思われる石をかざすと、そのものがある場所を探し出すことができ、垂金の輸送車を襲ったのです。飛影の目的は高価な宝石を盗みだすことかそれとも…。

感想

3人の盗賊の手によって盗まれた危険物は闇の三大秘宝と呼ばれ、霊界が管理していたもの。餓鬼玉・暗黒鏡は概ね原作通りでしたが、降魔の剣は本来切りつけたものを妖怪化させるといった剣。

ドラマでは使用者の望む能力を与えるといった内容に変更され、過去すでに邪眼を施していた飛影も降魔の剣によって邪眼を開いたという流れに変更されました。

全体的にニュアンスは多少変更があるものの、違和感なく観ることができました。個人的には左京と垂金の実写が意外と好きです。

原作中、剛鬼のバトルシーンは幽助の心の声が描かれているので、鋼のような体であることや、だったら口の中はどうだとの流れがあるのですが、ドラマでは心中がないので役者さんの表情と雰囲気でド派手なアクションを楽しむのが良さそうですね。