「安楽伝」のキャスト一覧と相関図。「千古の愛、天上の詩」原作者・星零による、愛と復習の物語です。大靖国は韓家と帝家の2大世家が建国した帝国です。韓家は皇帝となり、帝家は建国の功臣として栄誉ある立場でした。ところが10年前のある夜、帝家は謀反の嫌疑をかけられ一族は断絶させられ、誅されることになります。
帝家軍八万人も一緒に殺される苛烈な戦いとなりました。復讐と、帝家の名誉を回復するために、帝家の娘・帝梓元は任安楽と名前を変えて都にやってきました。そして復讐のために大靖国に根付いた悪を共に協力し合いながら糺していくうち、敵であるはずの皇太子との関係は縮まっていき……
あらすじ

帝家が討伐された時、娘の帝梓元は開祖である太祖が、彼女を皇太子韓燁の妃にすると遺言したことから、助命されましたが、玳山に幽閉されることとなります。皇太子・韓燁は幼馴染で大好きだった梓元を忘れられず、彼女以外は娶らないと決意しています。韓燁は10年間欠かさず、手紙や贈り物を送り続けますが、返事は来ません。
韓燁は南靖の海賊討伐に出かけます。これが成功したら、父である皇帝に帝梓元の幽閉を解いてもらうことを申し出ようと考えたのです。ところが、敵の罠にかかり、危機一髪に。そのとき、韓燁を助けたのは、女海賊で義賊の任安楽でした。任安楽は韓燁の顔に一目ぼれしたと言い、三万人の海軍兵士を提供するから結婚して欲しいと申し出ます。
そして、都にまで追ってきて、皇帝にもその旨を願い出ます。(いきなり皇太子妃はどうかということで)大理寺の副長官という職を与えられる任安楽。彼女の独特のやり方で事件やトラブルを解決していきます。そうした中で任安楽を信頼し始める皇太子。
任安楽は果たして、帝家の名誉を回復できるのか、帝家を陥れた者たちへ復讐を果たせるか、そして、皇太子妃になれるのでしょうか?