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【鶴唳華亭<かくれいかてい>】55話・56話・57話 ネタバレ感想|復讐

歴史 / 時代劇
©Jetsen Huashi Media Co.,Limited

【鶴唳華亭~Legend of Love~】55話・56話・57話のあらすじとネタバレ感想。何も食べようとしない蕭定権に、蕭定楷は皇帝からのミカンを届けますが、それにも手をつけません。そんな中、夜中に蕭定権を訪ねる人物が…..。

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55話のあらすじネタバレ

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翌日、蕭定楷はまた蕭定権を訪ねますが帰れと言われてしまいます。

一方、戦場では楊盛が香を所持していた罰として顧逢恩を縛り上げ、水も食物を与えずにいました。

そこへ李明安が顧思林からのめいを持って訪ねてきます。

その内容は顧逢恩を都に呼び戻すというものでしたが、李明安は衰弱している顧逢恩をこのまま連れて行けないと考え、数日間滞在して回復を待つことにしました。

都では蕭定権の態度に困り果てた蕭定楷が皇帝に様子を見に行ってほしいと訴えます。

皇帝は蕭定楷に、ミカンを届けるように言って重陽節に蕭定権の尋問をするのでそれまでに食べさせておくように指示しました。

重陽節に尋問をすることに驚く蕭定楷…..。

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その後、ミカンを届けられても蕭定権は食べずに放置していました。

そんな中、真夜中に誰かが蕭定権を訪ねてきます。

蕭定権がまた出ていけと言って顔を上げると、それはなんと陸文昔だったのです!

陸文昔がミカンの皮をむいて差し出すと、蕭定権は素直に食べました。

その光景を蕭定楷は部屋の外から複雑な表情で見ているのでした……。

その後、蕭定権が眠ったと思った陸文昔が部屋を出て行こうとすると、蕭定権が袖を掴んで引き留めます。

陸文昔はそんなことをしても無駄だと言って部屋を出て行きました。

残された蕭定権は顔を袖で覆って1人で泣くのでした。

部屋から出て来た陸文昔に蕭定楷が、部屋を用意したから都に残るようにと言います。

残りませんと答える陸文昔に蕭定楷は、哀れな兄上を見捨てるのかと尋ねました。

陸文昔は、あなたが皇太子が強情すぎて自分に累が及ぶと言ったから来ただけだと答えます。

蕭定楷が私のため?と聞き返すと、陸文昔は恩がありますからと言いました。

陸文昔が帰ろうとすると、蕭定楷は重陽節に皇帝が父君の件を調べるからあなた自身のために残ってくれと言います。

それを聞いた陸文昔は足を止めるのでした。

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戦場では、李明安が顧逢恩に養生すれば重陽節には都に戻れるだろうと言っていました。

それを聞いた顧逢恩は重陽節は蕭定権の誕生日ですと言うのでした。

都に残ることにした陸文昔はまた蕭定権を訪ね、ミカンの皮をむいていました。

蕭定権にどうして残ったのかと尋ねられた陸文昔は城門が閉ざされていて出られなかったと言い訳します。

続けてどこに滞在しているのかと尋ねる蕭定権に陸文昔は”知人の所に。殿方です”と答えました。

蕭定権が動揺して一体誰だ?と尋ねると、陸文昔はどこへでも行っていいと言ったではないですかと言います。

また、城門が開いたら去るのかと尋ねる蕭定権に、陸文昔は去りたくなった時に去りますと答えました。

そして蕭定権はまたミカンを食べさせてもらおうとしますが、陸文昔はむいたミカンを皿の上に置いて立ち去ってしまうのでした。

残された蕭定権は自分でミカンを食べようとしますが、投げ捨ててしまいます。

そこへ立ち去ったと思っていた陸文昔が戻って来ました。

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その頃、宮中では重陽節の宴が行われていて、陸文昔は代わりに蕭定権の前でミカンの皮にロウソクを乗せて水を張った大きな瓶に浮かべてやりました。

ロウソクを眺めながら突然、蕭定権が陸文昔に誕生日はいつだ?と尋ねます。

陸文昔は話題を変え、先ほど尋問のために刑具が準備されているのを見ましたと言い、なぜ伯父上のためにここまでするのかと問いました。

蕭定権はその理由として重陽節の思い出を語り始めます。

  • 皇帝は私の誕生日を覚えておらず、誕生日に重陽節の宴しか開いたことがない。
  • 顧思林と顧逢恩だけが誕生日を覚えていてくれた。
  • 幼い頃は、顧思林に肩車されて灯籠を見たり揚げ菓子を食べたりした。
  • ある年、重陽節の宴の後に皇帝のところへ行ったら、皇帝は蕭定棠に点茶を教えていた。
  • それを見て泣きながら帰ろうとしたら、顧思林が来て抱き上げてくれた。
  • 実はその年、顧思林は都外に赴任していたが、誕生日のためだけに馬を走らせて駆けつけていた。

その時、兵が来て蕭定権を皇帝のところへ連行して行きました。

李重夔が不在のため、尋問の主審は蕭定楷が務めることになります。

蕭定楷は張陸正宛の手紙は、皇太子の他の書と比べて筆の勢いが弱いようだと言いました。

蕭定権は杖打ちの刑を受けた後だからだと答えます。

皇帝から椅子に座るように言われた蕭定権は”彼もここで死んだ”と皇帝が即位する前に皇太子だった皇子のことを持ち出すのでした。

一方、顧思林の屋敷では、楊盛がめいに従って顧逢恩が都に戻れないようにわざと飲食禁止にしたと報告されていました。

実はこの時、顧思林の部屋の外でその話をこっそり立ち聞きしている者が……。

気配に気づいた顧思林はその者を矢で射り、その血を踏んで外に出て行くのでした。

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55話の感想

蕭定楷と陸文昔の会話がまたまた切ないです……。

重陽節によって皇帝と蕭定権の確執の根本的な原因が明らかになった気がします。

幼い時から親に誕生日を祝ってもらえないのは悲しいですよね。

また、楊盛が顧逢恩を飲食禁止にしたのは顧思林に命じられたからだったとは!

顧思林の言動はいつも謎めいていますよね。

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56話のあらすじネタバレ

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皇帝は蕭定権の足の裏を打つように命じ、なぜ陸英を殺したのかと尋問しました。

蕭定権はその問いには答えずに、なぜ尋問に今日を選んだのかと尋ねます。

次に皇帝がなぜ大逆の言を流したのかと問うと蕭定権はまたそれには答えずに、なぜ兄上にだけ点茶を教えたのかと尋ねました。

皇帝がとうとうなぜ背く?と怒鳴ると、蕭定権はなぜ私を生んだのですか?と尋ね返します。

その時、顧思林が来ました。

蕭定棠は顧思林が部屋に入るのを制止しようとしますが、突き飛ばされてしまいます。

そして顧思林は、蕭定権が足の裏を打たれている刑具を素手で止めました。

皇帝から来訪の理由を尋ねられた顧思林は”皇太子を祝うため”と答えます。

それを聞いた皇帝は”今日か?”と驚き、顧思林は”はい、今日は皇太子の誕生日です”と答えました。

皇帝は、前の皇太子の尋問もここで行われ、顧思林も審理に加わっていたなと言います。

顧思林は”成王に過ちあり 伯禽を鞭打つ”という故事を持ち出し、蕭定権が本当に過ちを犯したなら顧逢恩に罰を受けさせると言いました。

そして”今日は皇太子の誕生日で重陽節でもあり、どうか天恩を”と言ったのです。

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皇帝はしばしの沈黙の後、顧思林に下がるように言いました。

その時、先ほど顧思林に突き飛ばされた蕭定棠が親王に手を上げるとはと言って突っかかってきて、蕭定権に対して”皇子も禁を犯せば庶民となる”と言い放ちます。

しかし皇帝から出ていけと言われ、蕭定棠は出て行こうとしました。

顧思林は蕭定棠に向かって、陸英の冤罪と不敬の歌を流布した黒幕を暴いても”皇子も禁を犯せば庶民となる”という言葉に二言はないなと言います。

皇帝は顧思林を牽制しようと”息子のことは叱っておく”と言いますが、顧思林”私が本気で調べて暴けぬことがあるとでも?”と言い返しました。

一同が去った後、顧思林は蕭定権の縄をほどきます。

蕭定権は顧逢恩の今後を心配して皇帝に謝罪しに行こうとしますが、顧思林は今後の私と顧逢恩のことは心配いらないと言いました。

その後、顧思林は、裸足の蕭定権の足に自分の靴を履かせようとします。

靴底に血がついているのに気づいた蕭定権が尋ねると、顧思林は”蕭定棠の育てた鼠を踏み潰してやった”と答えるのでした。

そして顧思林は先ほど敵の大軍が集結して戻って来るという密報が届いた、私が間に合わねば勝敗は読めなくなると言います。

それを聞いた蕭定権は顧思林に戦況を利用し、皇帝に兄上と私のどちらを選ぶか圧力をかけるのかと尋ねました。

また顧思林は過去にも皇帝は選択して君主となった、次はそなたの番だと言います。

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顧思林が立ち去った後、蕭定権は陸文昔に言われた次の言葉を思い出していました。

”伯父は他の何よりも重要でしょう。ですが聖人や恩師の教え、君主の尊厳と比べたら?”

結局、蕭定権は顧思林の靴を履かずに部屋を出て行くのでした。

別室では、蕭定棠が皇帝にあの不敬な歌はお前が広めたのかと問い詰められていました。

蕭定棠は断固として否定し、皇帝は誰かがお前を利用して脅しているのだなと言います。

そこへ蕭定権が裸足のまま部屋に入ってきて、兄上を都から追放して顧思林を戦地に戻すべきですと言いました。

皇帝はお前の伯父をはばかると思うかと言い返しますが、蕭定権は私の姓は顧ではなく蕭だと言い、このままでは李明安が危険だと言います。

蕭定棠は横から中秋節に流行った歌の件を私のせいにしようと言うのかと口を挟みました。

蕭定権がもともと兄上の仕業だと言い返すと、蕭定棠はではなぜ自供したのかと尋ねます。

また蕭定棠はなぜ張陸正に手紙を送ったのかとも問いました。

その時、皇帝が蕭定権に再びなぜ陸英を殺したのかと尋ねます。

蕭定権は誤解だと言いますが、皇帝はそれではあの手紙と印は?と問い詰めました。

また皇帝はお前を信じたいが、お前の徳と言葉をどう信じろと?と言います。

皇帝は陸英の件の再審理を宣言し、陳常侍たちに蕭定権を下らせるようにと命じました。

蕭定権は皇帝に、自分は罪を認めて退位するので顧思林と顧逢恩を戦地へ向かわせ、陸英の件を今夜再審理するように言います。

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そこへ陸文昔が現れ、張陸正宛の手紙を書いたのは自分だと言いました。

そして陸文昔はその手紙を全く同じ筆跡で書いて見せたのです。

皇帝が蕭定権に、手紙を書かせたのかと尋ねると陸文昔は自分の意思で書いたと言いました。

その答えを聞いた皇帝は、皇太子がそなたに書かせて罪を着せようとしているのでは?と尋ねます。

それでも陸文昔は自分が手紙を書いて印も盗んだと答えました。

そして陸文昔はある事情から皇太子を憎むようになり、別の主を選んだと言って蕭定棠を見上げます。

慌てて目を逸らす蕭定棠。

続けて陸文昔は皇太子に背いたことがバレて宮籍を抹消されたと話しました。

皇帝が陸文昔に主は誰かと問うと、蕭定棠は自分の名前を出されると思って言葉を遮ろうとします。

ところが陸文昔が告げた名は張陸正だったのです。

そして陸文昔は自分を投獄して尋問するように皇帝に言いました。

皇帝は陸文昔を刑部に送るように命じます。

蕭定権は連行される陸文昔の前に立ちふさがって行くなと言いますが、陸文昔は行かせてと言いました。

そして、陸文昔はお伝えしたいことがありますと言って、2度とも止まったのは大相国寺でしたと言うのでした。

その後、2人は引き離され、陸文昔は刑部へ連行されてしまいます。

蕭定権は連行される陸文昔の背中に向かって”ずっと待っていた想い人だ”と叫ぶのでした。

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56話の感想

蕭定権が皇帝に幼い時からの想いをぶつけましたが、その想いは皇帝に届いたのでしょうか……。

また、蕭定権は陸文昔にもやっと想いを伝えましたが、2人は引き離されることとなってしまいました。

今後、2人の関係がどうなっていくのか気になります。

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57話のあらすじネタバレ

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陸文昔が刑部に連行された時、張韶筠が獄中の張陸正に張頌之の縫った着替えを届けに来ていました。

張韶筠が鶴の刺繍の巾着を身につけているのを見た陸文昔は刑部の者にこっそりと皇太子の印は張韶筠が持っていると告げます。

張陸正の隣の牢に入れられた陸文昔は、張陸正が持っている衣の縫い目を見て張頌之が縫ったものだと気づきました。

陸文昔は張陸正に、なぜあなたのような人にあんなに善良な娘と息子がいるのかと話しかけます。

また陸文昔は張陸正に、偽の手紙の件で皇帝が自ら尋問することになったが、どう答えるべきか準備はできているのかと尋ねました。

不思議そうにしている張陸正に陸文昔は、あの手紙は私が書いたと告げます。

そして陸文昔はあの印は張韶筠の手元にあることが既に発覚したはずとも言いました。

陸文昔は張陸正に、最後は子供の命を守るべきだと言って刑に服すように言います。

その後、皇帝に尋問された張陸正は、自分が李柏舟の妻の系譜を改ざんしたことを白状しました。

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皇帝は張陸正に、陸英父子に罪を着せ、またその発覚を恐れて偽書で皇太子を陥れたという内容の供述書に署名するように言います。

署名する直前、張陸正は陸文昔に先ほど言われたことを思い出していました。

”主犯は一族が死罪になるが、従犯なら己が死ぬだけ…..”

張陸正は退出しようとしていた皇帝に、私は蕭定棠の意向に従っただけと言いました。

皇帝は蕭定棠を巻き込むのを認めようとしませんが、張陸正は供述書に”不敬な歌を拡散するように蕭定棠に脅された”と書き足して署名します。

そして、張陸正は皇帝に自分1人を罰するように言いました。

皇帝はそち1人で背負いきれると思うのかと言いますが、張陸正は次女は既に蕭定棠との結納していると言います。

張陸正は結納をした女子は罰の対象外だと主張します。

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その頃、蕭定棠は屋敷で机の上の書物の中に隠した結納書を探していました。

ところが屋敷の者が机の上にあった書物を本棚に片付けたと言い、どの書物に挟んだかわからない蕭定棠は本棚の書物を全て燃やしてしまいます。

そこへ李和綽が来て、なんとその手には結納書があったのです!

李和綽は李柏舟が亡くなって自分が用なしになったから、蕭定棠が側室を迎えようとしていると思い込んで大騒ぎします。

2人がもみ合っているところへ皇帝が来て結納書を取り上げました。

あの歌を拡散したのは誰かと皇帝から再び尋ねられた蕭定棠は罪を認めます。

皇帝は蕭定棠の罪だったにも関わらず誕生日に蕭定権を殴ったことを後悔するのでした。

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57話の感想

陸文昔が張韶筠に巾着を渡したのはこれを計画してのことだったのでしょうか。

張陸正への復讐は果たせそうですが、善良な子供たち(張韶筠はただの天然ですが……)がかわいそうな気もしてきました。

蕭定棠は今までずる賢く暗躍してきただけに自業自得な結末を迎えそうですね。

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