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【モダン・ラブ~今日もNYの街角で~】シーズン1第5話。本当の自分を知ってもらうために必要なこと。

モダンラブ今日もニューヨークの街角で アンソロジー

Amazonプライムビデオ 【モダン・ラブ~今日もNYの街角で~】シーズン1。

ニューヨーク・タイムズ紙のコラムに基づいて製作された8つの愛のカタチを描いたエピソード。

第5話は、自分をよく見せようとする女性と冴えない男性の、付き合い始めのカップルの話です。

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【モダン・ラブ~今日もNYの街角で~】シーズン1第4話”デートの幕間は病院で”あらすじ

さえない男ロブ(ジョン・ギャラガー・ジュニア)は、誰もが振り返るような魅力的な女性ヤスミン(ソフィア・プテラ)と知り合い、新居へ招待していました。

2人がいいムードになった時、調子に乗ったロブがソファの上でポーズを決め、滑って落ちてしまいます。

運悪くグラスの上に落下してしまったロブは、腕にはガラスの破片が深く刺さり、緊急搬送される事態に……。

その後、同行してきたヤスミンと病院で一夜を過ごすロブ。

ゆっくりとした時間が流れる中、ロブとヤスミンはお互いの本当の自分を打ち明け合うのでした。

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【モダン・ラブ~今日もNYの街角で~】シーズン1第5話の見どころ

最悪な状況でスタートしたデート

さすがに魅力的な人と出会ってすぐは惨めな姿をみせたくありません。

しかしロブは、ヤスミンと出会ってすぐに情けない姿をみせてしまうことになってしまいました。

ヤスミンは、みんなに注目されたい気持ちが強くSNSに見栄えがする写真や自分をよく見せる投稿をアップしては”イイね”の数を気にしているような女性です。

そんなヤスミンが、ロブと何気ない会話を繰り返すうちに、素の自分を見せていくことになります。

出会ったばかりで、これから2人がずっと付き合っていくのかどうかも分からない、それでも2人が過ごした時間は、今後の人生を大きく変えるものになっていったのです。

この瞬間をきっかけに、 2人が変わったというインパクトのある場面はないにも関わらず、見ている方もじわじわと心地よい気持ちとなっていきました。

本当の自分とは?

人によく見られたいという欲求は、多かれ少なかれ誰しもが持っている感情だと思います。

現代では、FacebookやInstagramなどでリア充ぶりを周囲にアピールしているような投稿が溢れています。

しかし、実際は食べもしない料理をSNSにアップするためだけに注文していたり、自分の顔を加工して載せたり。

ヤスミンも、そういった周囲の目ばかり気にする生活を知らず知らずのうちに送っていたのです。

SNSでは華やかな生活に見えても、実は裏では全然違う生活をしている、という経験を持つ方もいるかもしれません。

ロブもまたヤスミンの前でカッコよく振舞おうとしていましたが、彼が素の自分を話してくれたことで、ヤスミンの気持ちに変化が起こります。

メイクを落とし、コンタクトを眼鏡に変え、大雑把に髪を結んだヤスミン。

着飾らない自分をロブに見せたヤスミンは、このままずっとありのままの姿でロブと一緒に居られるのでは?という終わり方でした。

インスタ映えなどという言葉がトレンドワードとなっている現代ですが、若者たちの間では回りまわってガラケーに戻すという現象も起きているようです。

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【ミニ情報】

赤派、青派とは?

ヤスミンがロブの部屋で飲み物を選んでいた時に、「赤派?青派?」と聞いていました。

ロブは、「政治の話はやめておこう」と言いながら、「出身は赤い州だけど、今は青い州に住んでる。」と答えました。

赤い州、青い州というのは、アメリカ合衆国の大統領選挙における政党支持傾向を示す言い方です。

赤は共和党を支持する傾向がある州、青は民主党を支持する傾向がある州という感じで、地図上に色分けされます(比率によっては赤紫、青紫など細かく分類される地図もあるようです)。

使える英語”bizarre”

ロブがヤスミンに渡したお酒チリウォッカを見て発した一言”bizarre”。

unusualやstrange、oddと同じく、「普通でない、おかしな」という意味合いの言葉です。

日本の教科書などにはあまり出てこないので馴染みの薄い言葉のように思われますが、英語圏の国では日常生活でよく使われる単語のひとつです。

ヤスミン役のソフィア・ブテラ

ロブのデート相手、ヤスミンを演じたソフィア・ブテラは、5歳からクラシックバレエを習い、新体操のフランス代表チームに所属していた経験があります。

アルジェリアで生まれたソフィアは、10歳でフランスに移住、その後アメリカへ渡り、バークリー音楽大学を卒業し、現在はダンサー、女優、モデルと幅広く活躍しています。

普段は黒髪ですが、このドラマでは金髪に色を変えていました。

どんな髪の色にしても、しっくりと似合う所はさすがソフィアといった感じです。

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【モダン・ラブ~今日もNYの街角で~】シーズン1第5話の感想

楽しむために始めるSNSですが、気づくと”何だか疲れてきている”方もいるかもしれません。

【モダン・ラブ】シーズン1第5話は、そんな現代の人たちに一石を投じるようなストーリーでした。

しかし、SNSのおかげで昔の友人と再び繋がれたり、遠く離れて会えない友人が元気にしている様子が分かったりと、SNSも悪い面ばかりではありません。

適度にSNSを楽しむくらいならいいけれど、やっぱりコミュニケーションはフェイスtoフェイスが一番!だと、2人を通して感じるストーリーでした。
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