『モンスター ~その愛と復讐~』のあらすじ感想と魅力。
某番組にて、巨人の坂本勇人選手たちが本作『モンスター』にドハマりしていると語っていました。
韓国ドラマというと女性向けのイメージですが、本作は男性もどハマリする魅力が満載!
この記事では、その5つの魅力について解説します。
『モンスター ~その愛と復讐~』の作品概要
作品概要
【製作国】
韓国
【演出】
チュ・ソンウ
【脚本】
チャン・ヨンチョル、チョン・ギョンスン
キャスト
カン・ジファン/カン・ギタン役(イ・グクチョル)
スド医療団体の御曹司。叔父に家族も会社もすべてを奪われ、復讐することを誓う。トドグループに入社。
ソン・ユリ/オ・スヨン役(チャ・ジョンウン)
難病の弟の治療費を稼ぐため、グクチョルの家政婦に。その後は名前を変えて、トドグループに入社する。
パク・キウン/ト・ゴヌ役
トドグループ会長の息子だが、妾の子であるため存在は知られていない。アメリカで暮らしていたが、グクチョルの叔父にけしかけられて、トドグループに入社することになる。
チョン・ボソク/ピョン・イルジェ役
グクチョルの叔父。財産と地位のために、グクチョルの両親を殺害し、その罪をグクチョルに着せる。
『モンスター ~その愛と復讐~』のあらすじ
医療財閥の1人息子であるグクチョル(カン・ジファン)は、ある日、両親とレストランへ行き、叔母夫婦と食事を共にしました。
グクチョルの両親と叔母は、病院を共同経営している仲。
叔母のマンオクは食事の席で、病院の財政をよくするために“ある提案”(1話の時点では詳細不明)をします。
しかし、グクチョルの母はその提案に対して反対の意を示すのです。
食事会の帰り道、グクチョル一家が乗っている車のブレーキが利かず、大きな事故にあってしまいました。
なんとか一命をとりとめたグクチョルは、意識が薄れゆく中、母の叫び声を耳にします。
「どうしてあなたが……マンオク!」
その後、病院で目を覚ましたグクチョルは、自分の体に異変が起きていることに気づきます。
何も、何も見えない。
グクチョルは、事故で視力を失ったのです。
さらに、両親が死亡したことも知らされ絶望を抱くグクチョル。
死に際に「マンオク」と母が叫んでいたことを思い出したグクチョルは、あの事故は叔母のマンオクが仕組んだことなのではないかと疑念を抱きます。
しかも話によると、グクチョルが成人するまでは、叔母のマンオクが病院を経営するとのこと。
成人するまであと2か月。
成人すれば病院を継ぐことができるけれど、その前にマンオクに命を狙われるかもしれない。
そう考えたグクチョルは、自身のボディガードを倍にするよう部下に命じるのです。
『モンスター ~その愛と復讐~』の魅力・見どころ
巨人の坂本勇人選手もどハマリ!?
テレビ番組“ズムサタ”にて、巨人の坂本勇人選手が「韓国ドラマを見るのが趣味」だと話していました。
中でも、最近は本作『モンスター』にハマっているとのこと。
灰谷選手にすすめたところ、彼もどハマリしたと言います。
韓国ドラマというと“女性向け”のイメージですが、本作は男性主人公の復讐劇がメインなので、男性でも楽しめること間違いなしです。
銀仁朗がきっかけで韓国ドラマにはまっているそう😅#ズムサタ#澤村拓一 #坂本勇人 pic.twitter.com/FFRTKbPLat
— G党mitsuhiro ナンバリングYG32(旧野球の話題) 巨人首位堅守‼️ (@Gnumbering_YG32) August 16, 2019
それでは、野球選手たちがどハマりしたという本作『モンスター』の魅力5つをお伝えします。
①御曹司から一転、ホームレスになった男の復讐劇!
主人公を演じるカン・ジファンさんが、冒頭から衝撃的な風貌で登場します。
ボロボロな服に汚れた体、ボサボサの髪といった、いかにもホームレスのような姿。
「死んでやらない。俺からすべてを奪った人間に復讐するまでは」
という冒頭のナレーションにより、この男にいったい何が起こったのか?という興味を掻き立てられます。
そこから物語は主人公の過去に話が遡るのですが、序盤で興味を掻き立てられているので、物語への没入もしやすいです。
ちなみに、主人公を演じるカン・ジファンさんは、キレイ好きなことで有名。
ヒロイン役のソン・ユリさん曰く「ご本人はすごくキレイ好きなのに、冒頭であんなに汚れた姿をさせられて気の毒だった」とインタビューで話していました。
②心を閉ざした主人公の恋愛模様も必見!
叔父の企みにより、両親を失ってしまったグクチョル。
しかも視力まで失い、ますます絶望の淵へと追いやられます。
代わりに、超越した聴力を得るグクチョルですが、聞きたくない会話ばかりが入ってきて、ますます人間不信に……。
たとえば、家政婦たちが
「坊ちゃん(グクチョル)の食費を浮かせてネコババしよう」と言っていたり
「高級品を偽者とすり替えよう。どうせ目が見えないから気づかない」と話している会話が、別の部屋にいても聞こえてきてしまうのです。
人間不信に陥るグクチョルですが、そんな時に出会ったのがジョンウンという女性でした。
病院で最悪の出会いをしたグクチョルとジョンウン。
その後ジョンウンは、弟の治療費を稼ぐため、グクチョルの家政婦としてやって来ました。(グクチョルの家とは知らずに)
声を聞いてすぐに、“病院で会った女性”だと気づくグクチョル。
どうせこの女性も、目が見えないのをいいことにウソをつくに違いない。
雇ってもらうために、病院で会ったと言わずに「初対面」だとウソをつくはずだ――。
そう考えるグクチョルですが、ジョンウンは、何ひとつウソを言いませんでした。
ウソだらけの人間に囲まれて生きるグクチョルにとって、ジョンウンという女性は、唯一信じられる存在となっていきます。
物語の前半はシリアスな場面が多いのですが、程よいバランスで恋愛が織り交ぜられているのもグッド。
悲惨なまでに追い詰められるグクチョクを見ていると、せめて、ジョンウンとの恋は叶ってほしいと願わずにはいられません。
③復讐モード突入でワクワクが止まらない!
グクチョルは医療財閥の御曹司でしたが、財産狙いの叔父によって、すべてを奪われてしまいました。
両親も視力も、財産もすべて。
そうして何もかもを失ったグクチョルは、ホームレス生活を続けていました。
復讐モード突入は3話から。
とある女性の助けにより、ホームレス生活から脱却したグクチョルは、名前をカン・ギタンに変えて別人として生きることになります。
復讐相手の叔父がトドグループの要になっていたため、ギタン(旧グクチョル)はトドグループに入社することを決意。
ギタンの他にも、さまざまな思惑を抱いた人たちが入社試験を受けていました。
ギタン → 叔父への復讐のため、別人になって入社
スヨン → 名前を変えているが、実はこの女性はジョンウン
ゴヌ → トドグループ会長の息子。父親に存在を認めてもらうため、トドグループに入社
上記3名は全員合格し、研修生活を送ります。
研修生の中で、ギタンとゴヌは2トップ。かなりライバル意識を燃やす間柄です。
対してスヨン(ジョンウン)は、研修員40名中、成績はビリ。
スヨンはいつもドンくさいけれど、必死に頑張る姿がキュートでつい応援したくなります。
ちなみに、ジョンウンもグクチョルも名前が変わっているので、お互いのことを気づいていません。
それでも自然と惹かれていく2人の恋模様をきっと応援したくなることでしょう。
④コメディ要素も加わり少年漫画風!
1-2話が超シリアス展開だったのに対し、3話以降はコメディ要素も加わります。
3話からは、トドグループに正式採用されるための“研修生活”が描かれるのですが、次々と行われる試験の場景はまるで少年漫画のよう。
研修員40名に対して、正式採用されるのは数名。
その座をかけて、研修員たちがそれぞれ奮闘します。
ただ奮闘するのではなくて、コメディ要素も盛り込まれているので、1-2話とは違うテイストで楽しめるはず。
たまに復讐劇だということを忘れそうになりますが、忘れかけたころに復讐相手の叔父が現れるので、緊張感が適度に保たれています。
善と悪の対立が分かりやすく描かれている点や、勧善懲悪の展開も少年漫画に通ずるところがあります。
⑤男女どちらも楽しめる内容
主人公が男性であることや、少年漫画風の展開は男性が楽しめる要素です。
女性が楽しめる要素としては、着飾るのがド下手なヒロインが美しく変身する姿や、ドロドロの人間関係。
上記の要素すべてがバランスよく描かれているので、男女どちらも楽しめる内容となっています。
また、人間関係が重厚であることも魅力のひとつ。
たとえば、悪役のピョンは最初から力を持っているわけではありません。
高い地位に登りつめるため、ピョンにはピョンなりの戦いがあり、ピョンを取り囲む人たちにもさまざまな思惑があります。
つまり、単純な“主人公vsピョン”という構図ではないのです。
主人公の最終目標はピョンへの復讐。
しかしその過程で、時にはピョンに協力することもあるため、ストーリーが単純すぎないところも本作の魅力といえましょう。
『モンスター ~その愛と復讐~』の感想
1話と2話は圧倒的なテンポで、物語にぐいぐい引き込まれました。
ですが、登場人物が多くて把握するのが大変なので、韓国ドラマ初見の方は相関図を見ながら視聴することをオススメします。
ストーリーとしては、有名野球選手がどハマりするのも納得の面白さでした。
特に1-2話は、主人公のグクチョルがどうなってしまうのかが気になり、物語に釘付けに。
韓国の俳優は演技力がずば抜けているので、追い込まれる姿がより一層胸に刺さります。
復讐モードに入ってからも、ここからどう復讐していくのかという興味を掻き立てられました。
恋愛模様もほど良いバランスで描かれているので女性も楽しめると思います。
ヒロイン役のソン・ユリさんがとにかくキュートで、男性陣が徐々に惹かれていくのも納得しきりでした。
人間模様も重厚なので、男女問わずにオススメできるドラマです!