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【ピーキー・ブラインダーズ】シーズン4ネタバレと徹底解説。マフィア役にあの大物俳優が出演!

クライム
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【ピーキー・ブラインダーズ】シーズン4ネタバレと解説。殺されたシャングレッタの息子がシェルビー家に復讐するためにやってきた。トミーたちの運命は?今シーズンではあの大物俳優の出演でさらに豪華な雰囲気が漂う。

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【ピーキー・ブラインダーズ】シーズン4あらすじ

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アーサー、ジョン、ポリー、マイケルは処刑台まで連れていかれ、刑執行寸前で止められる。トミーは、大公一家の財宝を盗んだ時に国王の私信も持ち出していた。そして、王室の高官にこれを公表すると脅し、手紙を焼く代わりに名誉大英勲章(OBE)まで要求。

4人はギリギリのところで救われたが このショックは大きく、マイケル以外はトミーを避けファミリーはバラバラになっていった。

それから1年後の1925年12月23日。

トミーたちの元に黒い手形が押されたクリスマス・カードが届く。

差出人は、ルカ・シャングレッタ。黒い手形はマフィアを表す。1年前、シェルビーに殺された父と弟の復讐のためニューヨークから戻ってきたのだ。

トミーは、バラバラだと狙われやすいから地元に戻るよう結集を呼び掛けるが、ジョンに連絡が取れずマイケルが呼びに行ったところで襲撃される。マイケルは負傷し、ジョンは殺された。

ポリーはシャングレッタと接触を図り、トミーを差し出すからマイケルを助けるようにと取引する。

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【ピーキー・ブラインダーズ】シーズン4新キャスト紹介

ルカ・シャングレッタ/エイドリアン・ブロディ

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シーズン3でシェルビーに殺されたヴィンセント・シャングレッタの息子。銀行員殺害でNYに逃れ、アメリカでマフィアの一員となっている。トミーと残りのシェルビー家への復讐のため、手下を連れバーミンガムにやってきた。

ルカ・シャングレッタ役のエイドリアン・ブロディは、【戦場のピアニスト】(2002)でアカデミー主演男優賞を取った世界的に有名なアメリカの俳優。【キング・コング】(2005)【プレデターズ】(2010)【グランド・ブダペスト・ホテル】(2014)他、代表作多数。

アベラマ・ゴールド/エイダン・ギレン

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トミーが、シャングレッタたちマフィアの殺害を依頼したジプシー。悪名高いが子煩悩で、息子のボニーをボクシングのチャンピオンにしたいと願っている。ポリーに気がある。

アベラマ・ゴールド役のエイダン・ギレンは、【ゲーム・オブ・スローンズ】(2011-2017)のリトル・フィンガー役で有名なアイルランドの俳優。

【THE WIRE/ザ・ワイヤー】(2004-2008)【刑事トム・ソーン】(2010)、【ボヘミアン・ラプソディ】(2018)ではジョン・リード役を好演している。

ジェシー・エデン/チャーリー・マーフィー

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女性労働者のデモやストライキを先導する共産主義者。恋人が戦争の後遺症で自殺をした過去を持つ。

ジェシー役のチャーリー・マーフィーは【ハッピー・バレー復讐の町】(2014-2016)にも出演しているアイルランドの女優。

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【ピーキー・ブラインダーズ】シーズン4ネタバレと解説

ダビデとゴリアテ

【ピーキー・ブラインダーズ】は実に奧が深く、これまでにもトスカなど、テーマが存在することは今まで述べてきた通りだが、今回のテーマのひとつが「ダビデとゴリアテ」である。

ダビデとゴリアテとは

責めてきたペリシテ軍の巨人兵士ゴリアテを羊飼いの少年のダビデが倒し、街を救った旧約聖書の話。ダビデは小石を使いゴリアテの額に命中させ、その後首を切る。

アルフィー・ソロモンズが、アベラマの息子・ボニーのボクシングマッチの相手に、聖書のごとくその名もゴリアテという大男を連れてくる。その時、トミーが言ったセリフが「うちのダビデを紹介しよう」だ。

巨大な敵を倒すダビデの物語は、そのままマフィアとピーキーブラインダーズにあてはまる。

マフィアといえばシチリア系の巨大犯罪組織の事を言うらしく、ピーキーブランダーズのようなバーミンガムの小さなギャング集団とは格が違うと言ったところか。

ボクシング試合当日、アルフィーがトミーに「大が必ず小を食らう」と繰り返し言う。実際、その後 ソロモンズもサビーニもアメリカから来たマフィアに「食われた」。果たしてトミーはダビデになれるのか?

シーズン4は囮だらけ

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もうひとつのテーマはである。

まずジョンの葬式を囮に敵をおびき寄せ、アベラマたち協力のもと数人のマフィアを殺害した。

次に、息子を殺されたロス夫人からのアーサーへの誘いをシャングレッタの罠だと気づいたトミーは、アーサーを囮にしてマフィアたちを殺すべく戦闘の用意をする。

しかし、それこそがで狙いは病室にいるマイケルだった。そしてマイケルのもとに行き、取引は成立したというシャングレッタ。ポリーがトミーを売りジャングレッタ一味が付け狙うも、トミーは自分に有利な場所に敵を誘い込んで3人射殺する。実はこれはポリーとトミーの作戦だった。

ポリーがトミーを裏切ったように見せかけ、トミー自身を囮にしていたのである。ボクシング当日、聖書のごとくボニーはゴリアテに勝利したが、その裏でアーサーが殺されてしまった。

降伏するトミーにシャングレッタは「生かしたまま根こそぎ奪えば地獄の苦しみを味わう」と、殺さずにトミーの事業を全部奪うための契約書を用意した。しかし、トミーが言う。

大が小を食らう。あんたより大物を探した。

トミーはNYのマフィアやシカゴのアル・カポネとも交渉し、さらにシャングレッタが連れてきた手下たちも金で買収したのだ。契約書を囮に、トミーは形成を逆転させていた。

さらに実はアーサーが生きていて、アーサーが死んだ事をも囮にしていたのだった。トミーは「大は小を食う」を利用しゴリアテに勝ったのだ。

自信を取り戻したアーサー

アーサーは実の親父に騙されたりトミーの結婚式のスピーチもうまくいかなかったり、リンダの尻に敷かれていたりだった。今シーズン当初も武器も持たず田舎に引きこもり、ジョンに「玉無し」と言われていた。

今回、自分がヴィンセントを撃ったのにジョンが殺されたのだから仇を撃つのは自分だと、トミーたちに宣言していた。しかし、皆に止められ、ますます行き場をなくすアーサー。

マフィアにも殺されかけたアーサーだったが(トミーの采配で)ルカの前に現れ、ダビデのようにルカの頭を撃ち抜いた。自分の手でジョンの仇を討ったのだ。

自信を手に入れたアーサーは、その後の家族とのパーティーでスピーチまで買って出る。トミーから、街を出て新しい人生を送れと言われたが、とリンダを見ながら宣言する。

「俺はどこにもいかねえ」

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【ピーキー・ブラインダーズ】シーズン4の感想

毎回見せ場があり、ものすごく面白いシーズンだった。アルフィーとトミーの撃ち合いのシーンは、映像も美しく印象的だった。残されたアルフィーの犬がどうなったかとても気になる。

ずっとトミーを支えてきたリジーが、トミーと結婚できた事は嬉しかった。リジーはこのドラマ一の出世頭ではないだろうか。ついに政治家になったトミー。この先に何が待ち受けているのだろうか。

「ピーキー・ブラインダーズ」© The BBC