『ロシアン・ドール』のネタバレ考察と見どころ。主人公が死に戻りを繰り返すタイムループはいつ終わる!? | Dramas Note

『ロシアン・ドール』のネタバレ考察と見どころ。主人公が死に戻りを繰り返すタイムループはいつ終わる!?

ロシアンドール 謎のタイムループ

© Netflix,lnc.

 公式サイト

本作は、主人公のナディアが、同じ夜をタイムループするドラマです。

タイムループの謎が解けていくと同時に、ナディアの苦しみが見えてくるという構成になっており、終盤のたたみかけは圧巻。

また、”繰り返し”の中に謎を解くヒントがつまっているので、考察しがいのあるドラマです。

それでは、『ロシアン・ドール』のネタバレ考察をお届けします。

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『ロシアン・ドール』シーズン1の作品情報

作品概要

【配信元】

Netflixオリジナル作品(全8話)

【キャスト】

ナターシャ・リオン、チャーリー・バーネット、ユル・ヴァスケス
エリザベス・アシュレイ、ダーシャ・ポランコ、ジェレミー・ボブ

こんな人にオススメ

・考察好きな人

・死に戻り系のドラマやタイムループ物が好きな人

・ドラマをサクッと見終わりたい人

本作は、1話30分×8話で完結しているので、時間がない人でもサクサク見終わることが可能なドラマです。

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『ロシアン・ドール』のあらすじ

主人公のナディアは、36歳の誕生日を迎えました。親友が催してくれた誕生日パーティは大盛況。

友人たちとの会話を楽しんだり、男性との熱い一夜を堪能するナディア。

その後ナディアは、コンビニに向かう道路で、飼い猫のオートミールを見つけました。急いでオートミールのもとに駆けつけたナディアは、車にはねられて死亡してしまいます。

目を覚ますと、そこは誕生日パーティーの会場のトイレでした。トイレを出ると、(さっきと)同じメンバーに同じ会話。同じことが繰り返され、混乱するナディア。

それ以降ナディアは、誕生日の当日か翌日に必ず死亡してしまうという状況に陥ってしまいます。しかも、目が覚める場所は決まってパーティ会場のトイレ

果たしてナディアは、繰り返されるタイムループを終わらせることはできるのでしょうか?

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『ロシアン・ドール』の見どころ

終わらないタイムループの謎

本作は、主人公のナディアが、ずっと同じ夜を繰り返してしまうというタイムループ物です。

何度も繰り返される誕生日パーティー。しかし注視してみると、いろいろな違いが見えてきます。

1度目のパーティーと見比べて、何が変化しているのかを考察する楽しみ方もできるので、考察や推理が好きに方にはオススメの一作。

見終わったあと誰かと語り合いたくなる

序盤はコメディ風のタイムループが描かれ、中盤はナディアが抱える”苦しみ”が浮き彫りになってきます。

そして、終盤の畳み掛けは圧巻。何よりラストシーンが秀逸で、見終わったあと、誰かと考察を述べ合いたくなること必至です。

タイムループが終わったあと、ナディアは”生”の世界に戻るのか、それとも”死”の世界に向かうのか。さまざまな解釈を楽しめるラストシーンは必見です。

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『ロシアン・ドール』のネタバレ考察

タイムループの謎に迫る

自分と無関係なものから消えていく?

ナディアがタイムループを繰り返すたびに、周りのものが徐々に消えていきました。

消えていったものを注視してみると、最初は水槽の魚だとか、ナディアとあまり面識のない人物が消えています。

逆に、ナディアの親友や恋人は最後のほうまで消えませんでした。このことから、“無関係のものから消えていく”という説が濃厚だと思われます。

なぜ無関係なものから消えていくのか

では、なぜ無関係なものから消えていったのでしょうか?

まず、ずっと繰り返されていたタイムループは、ナディアが苦しみと向かい合ったことで終了しました。

つまり、タイムループの目的は、”核”となる苦しみと向き合うことだった。

とすれば、無関係なものから消えていった理由は、ナディアにとっての“核”となる部分を浮き彫りにさせるためだったのではないでしょうか。

“マトリョーシカ”も関係している?

また、タイトルには“マトリョーシカ”という意味合いが含まれており、マトリョーシカがタイムループにも関係していると考えられます。作中でもマトリョーシカが出てきました。

マトリョーシカというのは、何度も何度も同じ人形が出てきて、最後に“核”となる人形が見えてきます。

本作のタイムループもまさに同じで、何度も同じ夜を繰り返し、無関係なものから消えていくうちに、最後にナディアにとっての“核”が浮き彫りになっていくという構成でした。

ナディアの苦しみ

ナディアを長年苦しめてきたのは、今は亡き母親との過去です。

ナディアの母は、精神不安定で育児放棄をしていました。とは言え、母はナディアに対して精神的な依存を強く見せており、育児は放棄しているけれどナディアと離れることは全力で拒否、という複雑な状況でした。

ナディアは、そんな母のもとに残るか、それとも手を差し伸べてくれたセラピストと共に暮らすか、子供ながらに悩み抜きます。結果、セラピストと暮らすことを決めたナディアでしたが、その直後に母が亡くなってしまいました。

ナディアは、「私がセラピストと暮らすことを選んだから母が死んだ」と思い込み、長年苦しんでいたのです。

序盤の明るいナディアからは、そんな苦しみは全く窺えませんでしたが、徐々に封印していた苦しみが見えていく様は圧巻でした。演じるナターシャ・リオンの細かい表情がまた巧いんです!

ナターシャ・リオンは、主演を務めた他に、脚本や制作にも携わっているというのだから、その多彩な才能に驚きですね。

ホースの重大な役割とは

第1話からナディアがずっと気に掛けていたホームレスのホースという存在。実は、このホースはドラマで重大な役割を担っています。

監督の話によると、ホースという存在は、ナディアの“潜在意識”を人物化したもの。つまり”もうひとりのナディア”といえる存在なのだそうです。

それを知った上で視聴すると、ナディアの隠された内面がより見えてきて面白いです。

たとえば、ホースは、ナディアを見かけるたびに「髪を切ろう」と言っていました。

ナディアにとって”髪”というのは、亡き母が執着していたもの。その髪をホースが「切ろう」と言ったということは、ナディアは潜在意識の中で、母親のことを断ち切りたいと思っていたということでしょう。

さらに、ナディアは母親の形見であるネックレスを、「自分には重過ぎる」といってホースに手渡したシーンがあります。このシーンは、自分が背負う過去の苦しみを、代わりに背負って欲しいという気持ちの表れなのではないでしょうか。

ナディアとホースの対峙を振り返ってみると、ナディアが”母親からの解放”を望んでいることを表すシーンばかり。こんなにもたくさんの伏線があったのかと感心しきりです。