海外ドラマ『タイムレス』シーズン2第10話。歴史を塗り替えて”完璧な世界”を作るリッテンハウスの野望を阻止するため、主人公たちがタイムトラベルで歴史を旅するSFファンタジードラマ。
実際にあった歴史を垣間見れる作品としても人気。
今回は、いったいどんなドラマを見せてくれるのか……。
シーズン2第10話
ジアを拉致し救命艇を奪って逃亡したジェシカ。彼女はやはりリッテンハウス側の人間だったのです。
リッテンハウスのアジトに連れて行かれたジアは、隙を見計らって救命艇で逃げ出したものの、寸前でジェシカが放った銃弾により救命艇の一部が損傷し着陸に失敗。
ルーファスは、こうなった原因を作ったワイアットを責めるも、まずはジアの行方を探すのが先。
彼女が生きているなら、どんな形でか残しているはず。
ルーファスはインターネット、ルーシーは書物から懸命に探した結果、歴史の本から彼女の写真を発見。
写真にはジアと、彼女が残した数字のメッセージが残されていました。1880年代にいることと、救命艇のある場所を示す座標が書き込まれており、さらに「来るな」というメッセージも……。
書かれていた座標に向かうと、木の枝に覆われた救命艇があり130年経過していたこともあり修理が必要。そんな中、母船が動いたとの知らせが……。
奴らもジアを狙っていることに気づき、焦る気持ちを抑えながら修理を完了させ、ルーシー、ワイアット、フリン、ルーファスの4人は1888年8月26日のサンフランシスコ・チャイナタウンに向かったのです。
海外ドラマ『タイムレス』シーズン2第10話の見どころと解説
リッテンハウスのリーダー交代！
リッテンハウスの任務には大抵エマがひとりで行くのが定番でしたが、今回は珍しくキャロル、ニコラス、ジェシカも同行していました。
8話の”レーガン暗殺未遂事件”の一件でエマに疑いを向けたこと、9話でキャロルが、ニコラスを母（ニコラスの娘）の墓に連れて行き、目的を達成するためには家系が大事だと耳打ちしたことが原因のはず。
これによりエマは、キャロルとニコラスに牙を剥いたのです。エマの居場所を知っていると思われる写真館に押し入った際、内輪もめしてエマがキャロルとニコラスを撃ち殺してしまいました。
その場にいたジェシカと共に、これからのリッテンハウスは自分たちが率いるとリーダー宣言したのです。思いのほか、あっけなく命を落としたニコラスとキャロル。
さらに、ルーシーの妹がいなくなった理由として、キャロルは癌に侵されている自分の寿命を延ばすためにルーシーの妹を犠牲にしたことも明らかに。
「変えられない運命もある」と言い、息を引き取りました。どんなに歴史に細工をしようとしても、結果的には何も変えられないという意味なのか……。
ジアのビジョン命中！ルーファスの死。
ジアは、ビジョンでルーファスの死を見ていたこともあり、任務に送り出すときはいつも心配していました。
ルーファスの死のキーワードとなっていたのが、「レーガンが撃たれた日」にある通り。
今回、ジアがいるところは1888年のチャイナタウン。その時代には、ブーツに拍車がある男たちがいました。
ブーツに拍車は死のキーワードのひとつとなっていますが、ジアはその時代で3年間過ごしているうちに、はっきりとしたビジョンを見ることが出来るようになっていたようです。
この時代に来たら、必ずルーファスは死ぬ。そう確信していたから「来るな」とメッセージを残していたのです。
それでも、ルーファスはみんなで守る、だからみんなで帰るというルーシーの力強い言葉で帰ることを決心したジア。
彼女の見たビジョンではルーファスは亡くならなかったものの、待ち伏せしていたエマに撃たれて死んでしまいました。
チラ見せ劇場（ネタバレ）
ルーファスの死でルーシーもワイアットも自分を責め、ジアも悲しみに暮れていました。そんな時、もう1台の救命艇がタイムトラベルしてきたのです。
一体どういうことだ？と、訳の分からない状況……。同じ救命艇が2台並んでいる不思議な光景でした。
さらに、救命艇から出てきたのは2023年のルーシーとワイアットなのです。「ルーファスを助けに行くわよ！」という未来のルーシー。
本来ならば、自分が存在している時代行くと副作用を起こすことから同時に存在する場所には行けないと言うのが鉄則。未来のルーシーはすぐに副作用を起こし、早々に撤収しましたが彼女たちが伝えたかったのは「日記を読んで」ということ。
ルーファスを救うヒントが” ルーシーの日記”に書かれているようです。どれを言うために、危険を冒してタイムトラベルしてきたようでした。
ただ、これまで3人、4人でタイムトラベルしてきたのに、なぜ今回2人でやってきたのか。フリンやジア、メイソンたちはどうなっているのか。