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【月に咲く花の如く】5話・6話。中国ドラマはなぜアフレコなのか?

月に咲く花の如く アジアドラマ
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月に咲く花の如く】ネタバレ感想5話・6話。

呉聘(ごへい)は意識不明の重体になってしまいました。

呉聘を救う唯一の方法は、指定の日時に花嫁を迎えること。

しかし花嫁はこず、周瑩が代役をすることになり……!?

この記事では、あらすじと中国ドラマのアフレコ事情をお届けします。

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【月に咲く花の如く】ネタバレ5話

星移の復讐

【月に咲く花の如く】最終回までの全話あらすじ/ネタバレ感想
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沈家の月生が何者かに殺され、第一発見者の呉聘ごへいは取り調べを受けました。

その後 呉聘は、自身の汚名をそそぐのはもちろんのこと、月生の無念を晴らすためにも犯人を探すことにします。

そして、何もやましいことはないと態度で示すために、月生の弔問へ赴くことに。

一方の沈家は、月生の死を嘆き悲しんでいました。

そこへ呉聘が弔問へやって来たため、沈家の人たちは恨みの表情を呉聘に向けます。(呉聘に殺されたと思い込んでいるため)

星移せいいは、弔問が終わって帰宅した呉聘のあとを追い、覆面をして呉聘に襲いかかります。

すると、呉聘は意識不明の重体になってしまいました。

捕らえられた星移

役所では、呉聘の使用人たちが暴行事件の経緯を説明していました。

・呉聘を襲った者たちは数人いて、黒の衣をまとい覆面をしていた

・主犯の者は「坊ちゃん」と呼ばれていた

・主犯の腕に噛み付いたため、主犯の腕には歯型が残っているはず

上記の説明を聞いた役人・趙白石ちょうはくせきは、星移が犯人だろうと目星をつけました。

趙白石が沈家を捜索すると、暴行事件の犯人が着ていたと思われる黒衣を発見。

その衣には、腕を噛まれた時に出たであろう血と、呉聘の血が付いていました。

趙白石は、星移を容疑者として捕らえて尋問をするも、星移は「やってない」の一点張り。

星移が犯人だと確信している趙白石は、星移を拷問して自白させようとするのでした。

胡志存の悩み

呉家当主……呉聘の父親のこと

呉家当主の友人である胡志存こ・しそんは、呉聘が意識不明の重体だと知り、呉家に名医を送りました。

娘の詠梅えいばいが見舞いに行きたいと言いますが、胡志存は「結婚前に婚約者が会うのは禁じられている」と言って反対します。

その後、呉聘が虫の息だと聞いた胡志存は、娘と呉聘の結婚を取りやめるべきかもしれないと考え始めるのでした。

同じ頃、呉家では多くの医師が呉聘を診察しますが、一向に目覚める気配がありません。

そこで呉家当主は、藁にもすがるつもりで有名な道士に見てもらうことにするのでした。

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【月に咲く花の如く】ネタバレ6話

呉聘を救う唯一の方法

呉家当主……呉聘の父親のこと

呼べる限りの医師を呼んで呉聘を診てもらうも、呉聘は一向に目覚めません。

呉家当主が藁にもすがる思いで道士に占わせたところ、特定の日時に婚儀をおこなえば呉聘の意識が戻るとのこと。

翌日、呉家当主は胡志存こ・しそんを訪ね「呉聘の命を助けるために力を貸してほしい」と頼みました。

明日の酉時とりどきに婚儀をおこなえば呉聘の命が助かると道士に言われた、と説明する呉家当主。

胡志存の娘と呉聘は、もともと秋に結婚する予定でした。

しかし、予定を早めて明日婚儀をおこなったとしても、本当に呉聘の意識が戻るかは分からない――。

そのような状況下で娘を嫁がせるのは、父親の胡志存としては本望ではありません。

ところが、話を聞いていた娘の詠梅えいばいは、呉聘を助けるために何としても嫁ぎたいと言います。

胡志存は、詠梅の将来を不安に思いながらも、詠梅がそれほど望むならと2人の結婚を認めました。

結婚を阻止したい杜明礼

以前に詠梅えいばいにひとめ惚れをしたと思われる杜明礼と・めいれいは、詠梅の結婚を阻止するため胡志存こ・しそんに以下の内容を話しました。

・呉家は今、陛下からとある疑いをかけられており、役人が密かに呉家を調べている

・疑いが事実なら、陛下は容赦しないと言っている

・つまり呉家は、近いうちに没落する可能性が高い

杜明礼は「呉家は没落するだろうから、この結婚はやめたほうがいい」と胡志存に話します。

陛下からの密書を実際に見せられた胡志存は、すっかり杜明礼の話を信じてしまいました。

近々没落する家、しかも、命が助かるか分からない呉聘に娘を嫁がせるわけにはいかない。

そう決心した胡志存は、今回の婚儀をとりやめるのでした。

周瑩の提案とは?

一方の呉家は、胡志存が婚儀をとりやめたことを知らずお祝いムード。

周瑩しゅうえいや侍女たちは屋敷じゅうの飾り付けをし、あとは呉聘の花嫁を待つだけとなりました。

ところが、花嫁を迎えに行った呉遇ご・くうはなかなか戻ってきません。

あと少しで酉時になってしまいそうなその時、ようやく呉遇が戻ってきますが、花嫁が乗っているはずの輿こしは空っぽでした。

(※酉時までに花嫁が門をくぐらないと呉聘は助からない)

呉遇は呉家当主に、胡志存が婚儀を拒否したことを伝えました。

それを聞いた呉家当主と奥様は嘆きます。

すると、周瑩が「私がやる!私が花嫁の代わりをやるわ」と言い、輿に乗り込みました。

酉時までもう時間がない――。

呉聘の命を助けたい呉家当主は大きな声で命じました。

「輿を、輿を上げよ!!」

こうして、周瑩は呉聘の花嫁となったのでした。

婚礼後、周瑩が呉聘の部屋で待機していると、道士の占いどおり呉聘が意識を取り戻します。

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【月に咲く花の如く】感想5話・6話

感想5話

沈家の長男 月生が殺されたことで、沈家と呉家の間に大きな溝ができてしまいました。

杜明礼の策略がうますぎるので、星移が呉聘のしわざだと思ってしまうのも無理はありません。

……ですが、星移が証拠もなく呉聘を暴行したのはやりすぎですね。

実際、呉聘は無実ですし。

それにしても、両家を争わせるように仕組んだ杜明礼が策士すぎますし、彼の策略はこれで終わりではなくまだ何か企んでいそう……。

5話は周瑩の出番があまりなくて寂しかったです。

感想6話

なんと、周瑩と呉聘が夫婦となりました!

2人が夫婦になるまでの話運びがうまくて、改めて脚本のすごさを感じます。

単純なラブストーリーで夫婦となるのではなく、複雑な状況が絡みあった末の婚儀。

だからこそ、2人が夫婦になった後もきっと複雑な状況が続いていくはずです。

たとえば、もともと花嫁となる予定だった詠梅はそう簡単に呉聘を諦めないでしょうし、沈家の星移も周瑩を諦めないでしょう。

また、低い身分で妻となった周瑩も、当主や奥様と衝突しそう。

けれど、当人の周瑩と呉聘はお互いに好意を抱いているようですし、2人ならどんな状況でもうまくやっていけると思えるほどお似合いです。

ただ気になるのは、杜明礼の「呉家が没落する」という言葉。

杜明礼が持っていた陛下からの密書はホンモノっぽいので、いつか本当に呉家が没落してしまうのかも……。

※次の7話と8話はこちら。

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中国ドラマはなぜアフレコ?

華流ファンならば知っている方も多いかもしれませんが、実は中国ドラマのほとんどはアフレコ(吹き替え)です。

理由はこちらの記事でもお伝えしましたが、さらに詳しく説明すると

・中国の決まりで、標準語で放送しなければならない

・しかし、中国の言語(方言)はあまりにも多く、標準語を話せる俳優が少ない

・日本とは比べ物にならないほど、標準語と方言には大きな違いがある(違う方言同士で会話をすると全く意味が通じないレベル)

・俳優の演技力不足を補うため

・だから声優が標準語でアフレコをする(俳優本人が自分の声でアフレコすることも有)

自分の声(セリフ)が使われず後からアフレコされるなんて、悔しい思いをする俳優も多いことでしょう。

本作主演のスン・リー(周瑩役)も悔しさから標準語を勉強し、本作では自分の声がそのまま使われています。

余談ですが、田中裕子はかつて中国ドラマ【蒼穹の昴】に出演し、重要な役どころを演じました。

その際のセリフはすべて日本語だったと言います。(後で声優が中国語でアフレコ)

つまり、様々な国の俳優が、それぞれ母国語でセリフを言うというカオスな撮影現場なのです。

そんな中国ドラマですが、最近はアフレコ無しのドラマも制作されているそう。

華流ファンにとって俳優本人の声が聞けるのは嬉しいことなので、アフレコ無しのドラマがもっと増えてほしいですね!