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『私のおじさん』最終回(8話)のネタバレ感想。主人公ひかりの成長物語にジーンとする!

2019冬ドラマ
©Dramas Note

岡田結実が主演のドラマ『私のおじさん』が最終回を迎えました。ひかりの受け持つ番組”ヤッテミー”が打ち切りとなりスタッフが散り散りに。新しい現場に満足できずにいるひかりのもとに再び現れたオジサン。やはりオジサンは、悩んでいる人のところに現れる妖精なのか!? また、スタッフそれぞれの行く末も見逃せない『私のおじさん』最終回(8話)のネタバレ感想をお伝えします。

『私のおじさん』

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『私のおじさん』最終回(8話)のあらすじ

バラエティ番組”ヤッテミー”が打ち切りになったあと、スタッフは全員が散り散りに。

そんなある日、泉Pがヤッテミーのスタッフたちを集結し、「もう一度このメンバーで番組を作ろう」と話をもちかけました。

それぞれが企画を出し合う中、採用されたのは、なんとひかりの企画でした!

その企画内容とは、”あなたの本音を代わりに毒舌で伝えます”というもの。MCは、ぜひともパウダーにお願いしたいと考えるひかりですが、しかしパウダー側は”完全拒否”の意を示しており……!?

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『私のおじさん』最終回(8話)のネタバレ感想

“ヤッテミー”への未練

ひかりが受け持っていたバラエティ番組“ヤッテミー”が打ち切りとなり、スタッフたちも散り散りになってしまいました。

ひかりは、別の番組でADとして働くも、今の職場には満足していない様子。すると(一ヶ月ぶりに)オジサンが現れて、「またやる気なくなっちゃった?」と言うのでした。

やはりオジサンは、仕事に対して迷いがある人や、”やりたいことが見つからない”人のところに現れるのかもしれませんね。最終回でも、何度もひかりに「やりたいことないの?」と聞いていましたし。

ひかりはオジサンとの再会を喜ぶと同時に、今の心境を吐露します。

今受け持っている番組は、ディレクターやスタッフたちの”番組愛”が感じられない、ゆえに達成感を感じることができないと言うひかり。

“ヤッテミー”のスタッフたちは、一癖あるけれど番組愛溢れる素敵な人たちばかりでした。なのでひかりが、以前の現場に未練を抱くのも納得です。

ひかりにとっては、”初めて”の番組だったこともあり、思い入れがより強いのでしょう。誰しも”自分にとっての初めて”は心に残るものですよね。

“ヤッテミー”のスタッフが再集結!?

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新しい環境で仕事に励むひかりの前に、突然現れた泉P。泉は、ひかりに「番組の企画書を書いてほしい」と依頼しました。

ひかりは数日後、出来上がった企画書を持って会議室に入ると、なんと、“ヤッテミー”のスタッフたちが勢ぞろい。

「番組枠が空いたから、またみんなで番組を作ろう」という泉Pの言葉に、歓喜した視聴者も多いことでしょう。”ヤッテミー”のスタッフたちが集結してまた番組を作る、という最終回の展開は最高でしたね。

それぞれが持ち寄った企画書の中で採用されたのは、なんと、ひかりの企画書でした!しかも、面白さには妥協しないあの千葉Dにも「おもしろそうじゃん」と言ってもらえたひかり。

新番組の企画は”あなたの本音を代わりに毒舌で伝えます”というもの。

これまでひかりは、言えない本音をオジサンに代弁してもらっていました。つまり、この企画内容は、自分が経験したことそのままと言えます。

あなたじゃないと絶対にダメなんです!

自分の企画が採用されたはいいけれど、スタッフたちに「あれはどうする、これはどうする」と細かいことを聞かれて大忙しのひかり。

大筋の企画は立てたものの、細かいところまでは想像していなかったひかりは、スタッフたちに「これはどうする?」と聞かれても答えられないことが多々ありました。

また、番組のMCを決めるのも一苦労。ひかりとしては、せっかくの“ヤッテミーのメンバー集結”なので、MCはパウダーにお願いしたいと考えていました。

しかし、パウダーは”ヤッテミー”が原因で人気が急下落してしまったため、それ以降はバラエティの出演は絶対NGという状況でした。

「断られたなら仕方ないか……」というひかりに対して、「こだわりを持て」と一喝する千葉。面白いものを作るためには妥協するな、という千葉の言葉が響いたのか、ひかりはパウダーに再度MCを依頼しに行きました。

「パウダーさんじゃないと絶対にダメなんです」というひかり。

誰しも”あなたじゃないと絶対にダメ”と言われれば、心が揺らぐものでしょう。パウダーにもひかりの言葉は響いたようで、出演を承諾してくれました。

結果として、ひかりが企画した新番組は視聴率が振るわなかったけれど、スタッフたちはみんな満足そうな顔をしていました。それはきっと、同じ番組愛を抱き、同じ価値観を持つスタッフたちで作り上げた、という過程に達成感を抱いたからでしょう。

オジサンの正体

ついに……ひかりはオジサンが見えなくなってしまいました。見えなくなると同時に、オジサンが見えていたこと自体を忘れてしまうひかり。

ドラマでは、オジサンが何者なのかということに対して、”これ”という完全な正解は描かれませんでした。ですが、これまでのヒントをもとに考察したいと思います。

・一ヶ月ぶりにひかりの前に現れたオジサンは、ひかりに対して「やりたいことないの?」と声をかけた

・”ヤッテミー”のスタッフたちが新人の頃、それぞれオジサンが見えていた

・悩んでいる時ほどオジサンが現れる

・オジサンの最後の言葉は「人生で迷った時、また僕が見えるかもしれない」だった

以上のことから、オジサンは、”やりたいことが見つからない人”や”迷っている人”のところに現れる妖精なのではないでしょうか。

ひかりにオジサンが見えなくなったということは、ひかりは仕事に対する迷いがなくなり、やりたいことも見つかったということ。つまり、それだけひかりが成長したということですね。

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『私のおじさん』全体の感想

『私のおじさん』は、ひとことで言うと”お仕事ドラマ”。笑いあり毒あり攻めの姿勢ありで、とても楽しめました。

また、ひかりの成長ドラマとしても見ごたえ十分でした。第1話と最終話では、ひかりの仕事に対する姿勢が大違いで、その成長ぶりについウルッとしてしまいました。

それから、どんな物事に対しても、一方的に”こうだ”と決め付けた描き方はせずに、”こっちの角度から見たらこうだよね”という多角的な視点で描かれていたところが良かったです。

キャストたちもそれぞれに個性があり、ドラマをより面白くしていたと思います。

ひかり意外と演じるのが難しいであろう“普通”の女の子ひかりを自然に演じきった岡田結実。彼女の確かな演技力には感心しきりでした。

オジサン毒舌キャラなのになぜか見ていて癒されるオジサン。”妖精のオジサン”役を、こんなにも違和感なく演じられるのは、遠藤憲一だけでしょう。

千葉番組愛の強さゆえに周りに厳しくあたる千葉D。キスシーンがかっこいいのはもちろんのこと、怒鳴るシーンやオジサンを見て驚きまくるシーンなど、何をしていてもかっこいい城田優、さすがです。

他にも、出渕Dやお局の馬場、九条AD、泉Pもそれぞれに個性があり見せ場があり、本当に魅力的なスタッフたちでした。

最終回は、それぞれがみんな別の道に進んだところで終わったけれど、また全員が集結できるといいなと心から思いました。出演者も続編を望んでいるようですし、期待したいですね!