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【大宋宮詞】7話・8話・9話・10話のネタバレ感想|講和のための人質交換

歴史 / 時代劇
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【大宋宮詞~愛と策謀の宮廷絵巻~】7話・8話・9話・10話のあらすじとネタバレ感想。皇帝・趙光義は呂端に遺勅を託して崩御しました。趙光義の遺志に従い、趙恒(以前の第三皇子/趙元侃)が即位します。しかし、劉娥は先帝の遺志により後宮に入ることができず……。

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7話のあらすじネタバレ

趙恒ちょうこう(以前の第三皇子/趙元侃)が皇太子となり7年が経ちました。

劉娥は7歳になった息子の趙吉に、自ら学問を教え育てています。

そんな中、遼の蕭皇太后が10万の兵を率いて侵略してきました。

趙恒は朝議で講和を提案しましたが、皇帝は出征を主張し意見が割れてしまいます。


床に伏せっている皇帝は、大臣の呂端りょたんをひそかに呼び寄せ皇太子の補佐を頼みます。

そして、彼に遺勅を託して崩御しました。

崩御を知った内侍総管の王継恩は、皇后と結託して第1皇子(楚王)を即位させようとしたものの、楚王は正気を失っていてそれどころではありませんでした。

王継恩はひとまず、「陛下が危篤です」という嘘で趙恒をおびき出し閉じ込めます。

次に、呂端を捕らえに行きましたが、先帝の遺詔により逆に自分が捕らわれました。


趙恒は先帝の遺詔に従い即位しました。

しかし、先帝の遺志により宮殿に入れない劉娥は、趙吉とともに襄王府で暮らすことに。

そんな中、遼の皇太后が、撤兵する条件として皇子の人質交換を提案してきました。

趙恒の正室 郭清漪かくせいいは、「1人目の子は生まれてすぐに死んでしまった、2人目の息子(趙佑)まで手放したくない」と泣き崩れます。

趙恒は仕方なく、趙吉を人質に選びました。

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7話の感想

展開はや!

趙恒が皇太子になったかと思えば、すぐに即位という、今回もスピーディーな展開でした。

王継恩と皇后は第1皇子を即位させようとしていましたが、正気を失ったあの状態で即位は無理ですよね。

趙恒の脅威になりそうな人物や、敵になりそうなキャラがいない中で、どのようにしてストーリーを盛り上げていくのか期待。

目下の問題は、遼との関係でしょうか?

趙恒は、劉娥の息子 趙吉を遼の人質にすると決めたようですが、これは仕方ない気がします。

生んですぐの赤子を亡くした郭清漪から2人目の息子も奪うなんて、あまりに残酷すぎますから。

それにしても、趙吉役の子役が素晴らしい!

学問を暗記するシーンなど、かなりの長台詞でしたが難なくこなしていましたね。

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8話のあらすじネタバレ

劉娥は、人質として遼へ行くことになった息子の趙吉と涙ながらに別れました。

宮殿では趙恒が妻たちを後宮に迎え入れ、郭清漪かくせいいを皇后に、潘玉姝はんぎょくしゅを淑妃に冊封します。

そして、劉娥のことは、息子を人質として遼に送った功績をもって貴妃に封じました。

ところが、多くの大臣から反対されてしまいます。

そんな中、遼の人質である耶律康やりつこう皇子(少年)が宮中に到着しました。

遼の皇太后の希望により、劉娥が耶律康の養育を任されます。

趙恒は大臣たちの前で、「人質交換の期間を終えた3年後に遼との講和を結んだ暁には、劉娥を貴妃にする」と宣言しました。


耶律康の面倒を見ることになった劉娥でしたが、耶律康は次から次へと問題を起こします。

劉娥の手足を拘束したり、飲んではいけない薬をがぶ飲みしたり、挙句の果てには劉娥に小刀を突きつける始末。

激怒した趙恒は、耶律康を大理寺で監禁します。

一方の遼では、趙吉を気に入った長公主の鉄鏡が養育したいと申し出ました。

鉄鏡が趙吉を狩りに連れ出すと、敵に出くわしてしまいます。

2人は逃げている途中ではぐれてしまいました。

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8話の感想

趙吉役の子役の演技がとても素晴らしく、劉娥との別れのシーンはもらい泣きをしてしまいました。

感心させられたのは、自分が画面からいなくなった後も、画面の外から「母上」と泣き叫んでいたこと。

普通は画面から出たら演技をやめるものですが、画面の外でも演技を続けていた彼は、将来とんでもない役者になる気がします。

一方、遼の子供たちは なかなか個性的な髪型!

大人もあの髪型をしていたら面白いけど、さすがに大人たちは普通の髪型でした(笑)

遼のキャストで気になったのは、木易を演じる李浩濱。

彼は「双花伝」では原非珏という麗しいキャラを演じていましたが、本作ではワイルド路線でしょうか。

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9話のあらすじネタバレ

趙恒が耶律康やりつこうを大理寺に送って以来、劉娥は趙恒に会おうとしません。

2人の間には溝が生じ、劉娥は趙吉のいる遼へ行くことを決意し屋敷を飛び出します。

蘇義簡に諭された趙恒は耶律康を釈放し、劉娥のことも連れ戻しました。

蘇義簡から学問を教わり始めた耶律康は、心を開いて礼儀作法も身に着けます。

そんなある日、宮中で宴が開かれ、出席した耶律康は第2皇子の趙佑と仲良くなりました。

宴を抜け出した2人は宮中の屋根に登り 楽しく過ごしていましたが、趙佑が足を滑らせ落ちてしまいます。

駆けつけた大臣がキャッチしたためケガはなかったものの、大臣らは再び耶律康を大理寺に投獄しようとしました。

すると、趙恒は「我が子同然だ」と耶律康をかばい燕安王に冊封します。


タングートの李継遷りけいせんが反乱を起こしました。

出兵するつもりのない趙恒に対し、寇准ごうじゅんは「出兵して討伐すべき」と強く主張します。

趙恒が頭を悩ませていると、今度は趙恒を侮辱する匿名の上奏文が届きました。

一見すると寇准の筆跡のように思われましたが、趙恒は念のため曹鑑 に調べさせます。

曹鑑は、次期宰相の候補である寇准を蹴落とすための王欽若おうきんじゃくのしわざだろうと推測しました。

一方の遼では、行方知れずになっていた趙吉が戻ってきました。

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9話の感想

劉娥を守ろうとして耶律康を投獄した趙恒の気持ちも分からなくはないけど、耶律康の心情も汲み取ってあげて欲しいと思いました。

幼い子供が母と離れて見知らぬ地に来たのだから、相当な不安を抱えていたはずです。

その点、耶律康の不安な気持ちをすぐに察した蘇義簡はさすがでしたし、そんな彼に教育係を任せたのは大正解。

耶律康の表情が明るくなって安心しました。

それにしても、いまだに大臣たちの顔が覚えきれなくて困ってしまいます。

宰相の呂瑞の顔をようやく覚えたと思ったら、いつの間にか亡くなっていましたし……。

次の宰相になった李沆もずいぶんと高齢ですが大丈夫でしょうか。

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10話のあらすじネタバレ

寇准を信用するしないで劉娥と口論になった趙恒は、その日から潘玉姝を寵愛するようになりました。

そんななか、王均の乱を平定した丁謂ていい が帰還します。

趙恒は丁謂を昇格させ、丁謂を推挙した王欽若のことも昇格させようとしましたが、宰相から「寇准こそが忠臣だ」と釘をさされました。


タングートの李継遷りけいせんを討伐するため、丁謂と潘良が出征したものの敗北しました。

寇准は戦わずして李継遷をけん制する策として、褆摩ていま族の族長である班若石を帰順させて王に冊封してはどうかと提案。

さらに、褆摩族に誠意を見せるためには、趙恒が直接 班若石に頼みに行くべきだと進言しました。

皇帝の自分が班若石を相手に下手に出るなど我慢ならない趙恒でしたが、郭賢かくけん までもが寇准の意見を支持したので頭を悩ませます。

まさか、自分が狭量なせいで寇准を誤解しているだけなのだろうか?

お付きの宦官に意見を求めると、「これまで、劉妃の進言が間違っていたことはありません」と言われます。

劉娥の助言を信じることにした趙恒は、劉娥に会いに行き謝罪、そして班若石の件を相談します。

劉娥は中間地点で会ってはどうかと提案し、趙恒はそれを受け入れて実行しました。

結果、班若石は帰順し安寧がもたらされたかと思われましたが、そのすぐ後で、耶律康が李継遷の手下にさらわれてしまいます。

耶律康がさらわれたことを知った遼の皇太后は、激怒して宗への出兵を命じました。

一方の潘玉姝は、家族から「潘家が存続できるかどうかはお前にかかっている」と言われ、無理やり“子をなせるあつもの“を食べさせられた結果、趙恒の子を懐妊します。

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10話の感想

潘玉姝は10年間の冷遇によく耐えましたね。

劉娥を陥れたりはせず、10年間じっと耐えてきたことを思うと不憫でなりません。

普通は、男性主人公がヒロイン以外の女性と一夜を共にしたらモヤっとしたりしますが、このドラマは不思議とモヤモヤしませんでした。

むしろ、「やっと趙恒に受け入れてもらえて良かったね!」と喜ばしい気持ちになりました。

寵愛は一時的なものかもしれませんが、懐妊もしたことですし、少しは潘玉姝の未来も明るくなったのではないでしょうか。

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本ページの情報は2022年12月のものです。最新の情報は公式ページまたは動画配信サービスにてご確認ください。