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【独孤伽羅(どっこから)】11話・12話。ついに曼陀が結婚、その相手とは!?

アジアドラマ

【独孤伽羅〜皇后の願い〜】11話・12話のあらすじ。曼陀は、馬氏の計略どおりに李澄の寝ている部屋に忍び込み、彼との既成事実を作ろうと試みます。ところが、部屋で寝ていたのは李澄ではなく別人で……。この記事では、ネタバレ感想をお届けします。

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【独孤伽羅】あらすじ11話

馬氏の計略

般若はんじゃくの里帰りの日。

独孤家で開かれた宴はお開きとなり、般若と宇文毓うぶん・いくは帰って行った。

そんな中、泥酔した李澄りちょうが部屋に入るのを確認した馬氏(曼陀の乳母)は、その同じ部屋に曼陀を向かわせようとする。

その部屋には媚薬が焚いてあり、李澄が襲ってくるよう手はずを整えてあるのだ。

要するに、李澄との既成事実を作って“曼陀を嫁がせる“という馬氏の策略だった。

曼陀は本気で嫌がっていたが、結局最後は馬氏に言われたとおりに李澄の部屋へと忍び込む。

ところが、そこで寝ていたのは李澄ではなく、彼の父親である李昞りへいだった。

翌朝。

曼陀は、李昞が目覚めるなり泣いて被害者のフリをし、乱れた衣のまま部屋を出て行った。

それを目撃した使用人はすぐに独孤信に報告する。

ハメられる伽羅

自分の部屋に戻った曼陀は、独孤信が来るタイミングを見計らって自害するフリをする。

少しして、泣きながら部屋に入ってきた馬氏は、予定どおり伽羅を陥れるべく「これは伽羅様の策略です」と独孤信に訴えた。

馬氏に弱みを握られている夏歌(伽羅の侍女)も、「伽羅の計略」だとウソの証言を。

曼陀を傷モノにしたのは媚薬を使った伽羅の策略で、その証拠として伽羅が書いた媚薬調合の処方箋があるというのだ。

ちょうど現れた李澄や楊堅は、すっかり夏歌の話を信じて伽羅を犯人扱いする。

伽羅は必死で「そんなことしてない」と言うも信じてもらえず、潔白を証明するために簪で己の胸を刺そうとした。

しかし、独孤信が止めたため伽羅は軽傷ですむ。

本当の黒幕

こたびの騒ぎを知った般若は、伽羅が心配になり独孤家に戻ってきた。

曼陀の仕業だと見抜いている般若は、みんなの前で夏歌を拷問して本当の黒幕を吐かせた。

すると夏歌は、馬氏に弱みを握られて嘘の証言をしたと白状する。

これにより馬氏の悪事が暴かれ、死で償うこととなった。

李昞は、媚薬のせいとはいえ曼陀を傷モノにしてしまった責任から「曼陀を娶る」と言う。

独孤信はそれを承諾し、曼陀は3日後に李昞に嫁ぐこととなった。

それにより、李澄と伽羅の婚約は正式に破談となる。

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【独孤伽羅】あらすじ12話

楊堅の誓い

曼陀が李昞に嫁ぐこととなり傷心した楊堅は、酒を飲みながら曼陀との思い出を反芻して涙する。

その後。

曼陀に会いに行った楊堅は、「私には生涯そなただけだ」と思いを伝え、今すぐ一緒に駆け落ちをしようと言う。

断り切れなかった曼陀は、楊堅の用意した馬車に乗り込んだものの、李昞に嫁げば“郡公夫人“になれることを思い出し馬車をとめて降りた。

そして、「駆け落ちをすれば独孤家の名に傷がつく」ともっともらしい理由を並べたて、楊堅との駆け落ちを断る。

楊堅は、たとえ李昞に嫁いだとしても20年でも30年でも待ち続けると誓った。

曼陀の婚儀

こたびの事件は表向きは馬氏の独断ということになっているが、般若と独孤信だけは曼陀も関与していると知っていた。

また伽羅もうすうす気づいており、曼陀の婚儀には出席したくないからと済慈院へ行くことに。

すると、般若から伽羅の面倒を見るよう頼まれたらしい宇文邕うぶん・ようが先に来ていた。

李昞は何度も曼陀に会いに行き打ち解けようとするが、彼女の態度は固いままだった。

そして婚儀の当日となるが、来賓はおらず曼陀を見送るのも家族ではなく使用人という状況で、そのことに腹をたてた曼陀は独孤信に文句をいう。

情は深く、縁は浅く

宇文護の側近である哥舒かじょは、般若に「宇文護と会ってほしい」と頼む。

哥舒の話では、宇文護は酒と女に溺れておりこのままでは人としてダメになるレベルとのこと。

その場では断った般若だが、後日 宇文護の屋敷を訪れた。

部屋では泥酔した宇文護が、般若と同じ格好をさせた踊り子たちを相手に「般若。般若はどこだ」と言い続けていた。

その様子を扉の隙間から目にした般若は涙が溢れてしまうが、すぐに気を取り直して部屋へ入るなり宇文護に渇を入れる。

「天下を取るんでしょう?一生を台無しにするつもり?」

「私はそなたの野心の犠牲になったのだ」

「あなたに嫁がなかったから愛していないとでも?私たちの情は深いけれど、縁は浅いのよ」

「ふっ。素晴らしい縁だな」

宇文護はそう言うと踊り子を抱きしめ、わざと般若に見せつけた。

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【独孤伽羅(どっこから)】11話の感想

11話は、曼陀の乳母である馬氏にドン引きする回でした。

既成事実を作って結婚する手口は中国ドラマではよくある事ですが、嫌がる曼陀を無理やり李澄の部屋に行かせる馬氏があまりに酷すぎました。

馬氏がああまでして曼陀を“いい相手“に嫁がせようとしたのは一体なぜなのか、それも分からないまま馬氏は今回で退場。

悪の根源である馬氏がきっちり処罰されたのは良かったですが、結局彼女の動機がわからず疑問も残りました。

一方で馬氏の策にハメられた李昞は、少しも怒りを見せずに最善の方法で丸くおさめようとする姿が大人でした。

彼は事態をうまく収拾する手腕や対応力に長けており、さすが国と同等の財力を築き上げただけあります。

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【独孤伽羅(どっこから)】12話の感想

駆け落ちを断られてしまった楊堅が、曼陀に「一生そなたを待ち続ける」と誓うシーンが印象に残りました。

さすがの曼陀も、この時の楊堅の真摯な姿には心を打たれているように見えましたし、「これほど大切にしてくれる男性にはきっと一生会えない」という言葉も本心でしょう。

けれども曼陀は結局、楊堅の真ごころや愛よりも、李昞に嫁いで“地位“を得ることを選びました。

曼陀にしても般若にしても愛のない相手に嫁いで行きましたが、果たして2人は幸せになれるのか……。

一方の李昞は普段は大人な男性なのに、曼陀の前ではなぜか“ちょいキモおじさん“になってしまうのが笑えました。

妻を亡くしずっと独り身だった彼にとって、若い妻(曼陀)は可愛くて仕方ないのかもしれませんね。

*次回13話・14話のネタバレ感想はこちら。