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「馭鮫記(ぎょこうき)後編」7話・8話あらすじネタバレと感想。長意の本心

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「馭鮫記(ぎょこうき)後編」7話・8話あらすじネタバレと感想。御霊師の紀雲禾は来たる万花谷との戦いにかこつけて鮫族王子の長意に鮫珠を返し、それにより引き起こした極限の衰弱状態の中で寧悉語との再会を果たします。

そこで寧悉語と仙師の寧清の間に起きた出来事を知った紀雲禾は寧悉語の願いを叶えるべく、自らの命を順徳仙姫に捧げることを決意して未来を万花谷の谷主の林旲青に託します。

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第7話:意地の張り合い

©︎2022 Croton Entertainment Co., Ltd.
※本記事は、物語が前後する箇所があります。

北淵ほくえん御霊師ぎょれいし紀雲禾きうんかは、仙侍の洛綿桑らくきんそうと鮫族王子の長意ちょうい空明こうめいと共に万花谷ばんかこくとの戦いに向けた作戦会議を行なっていました。

万花谷の谷主である林旲青りんこうせいの手の内を熟知する紀雲禾は、万花谷の3陣営それぞれに選り抜きの御霊師が配置されると踏んで、3手に分かれて迎え撃つことを提案します。

長意と空明が一箇所ずつ、青羽鸞鳥せいうらんちょうせい姫と洛綿桑が残りの一箇所を攻めることにしました。

なお、一軍を率いるのは精鋭でなければならないとの理由から、紀雲禾は長意に鮫珠こうじゅを返すことを決意します。実は、これには鮫珠を取り除くことで体を極限の衰弱状態にするという真の目的があり、そうすれば再び寧悉語ねいしつぎょと話ができると紀雲禾は目論んでいました。

そんなことを知る由もない長意は、紀雲禾が自分の味方をする理由がわからず戸惑いながらも、必ず2時間で戻ると約束して鮫珠を戻すことを承諾しました。早速、長意は紀雲禾から口移しで鮫珠を受け取り、自分の持ち場へと向かいます。

鮫珠を取り除かれた紀雲禾は急激に衰弱し、そのまま眠りについて寧悉語と再会を果たします。そこで紀雲禾は、寧悉語と仙師の寧清ねいせいの間に起きた出来事について尋ねました。

寧悉語と寧清が出会ったのは、寧悉語が寧若初ねいじゃくしょと遊歴していた時のことでした。2人は偶然身寄りのない少年と出会い、その少年の内なる霊力から御霊師の末裔まつえいだと気づいた寧悉語は彼を引き取ることにします。

その少年こそ後の寧清であり、寧清という名前を授けたのも寧悉語でした。寧清は寧若初と共に万花谷で兄弟弟子として育てられ、苦手な剣術に代わり陣法を教わりました。

寧清は絵と陣法を嗜む義理人情に厚い青年に育ったものの、寧若初と青姫の騒動が人生を一変させてしまいます

寧悉語は弟子の寧若初をかばったことで非難を受けて谷主の座から下されたあげく、修為しゅういを廃され谷から追放されてしまったのです。※ 修為……修行を積んで得た仙力のこと。

こうして万花谷は谷主の座を狙っていた林氏一派によって統治されるようになり、彼らは寧悉語の存在を万花谷の汚点として名を出すことすら禁じました。

そのため、紀雲禾たちが寧悉語の存在を知ることはありませんでした。その後、寧悉語は後を追ってきた寧清と共に人間界を渡り歩き、御霊を行いながら風景や人々の暮らしなどを紀行文として書き残しました。

しかし寧悉語が谷に戻れるよう手柄を焦った寧清は、情け容赦ない残忍な手段で御霊を行うなど、その行動はエスカレートしていきます。寧悉語が寧清を戒めようとしていた矢先、寧悉語は凶暴な獣の悪霊に襲われて命を落としてしまいました。

寧清は親同然に慕っていた寧悉語の死を受け入れられず、寧若初と青姫を始めとする寧悉語を苦しめた者たちへの恨みを募らせていきます

ここから寧清は道を踏み外していき、寧若初を騙して青姫を十方陣に封印させると、自ら寧若初に手を下したのでした。

こうした寧清の暴挙には寧悉語も責任を感じており、ゆえに寧悉語は紀雲禾を通じて唯一寧清に対抗できる青姫に寧清を止めさせようとしていたようです。全てを知った紀雲禾は、寧悉語に力を貸すことを約束して現実へと戻ります。

紀雲禾は長意から再び鮫珠を受け取ると、青姫が捕らえた林旲青への面会を望みました。林旲青の元を訪れた紀雲禾は林旲青に協力すると話し、自らの命を順徳仙姫じゅんとくせんきに差し出すことを受け入れました。

長意は雲苑うんえんに戻った紀雲禾の嬉しそうな様子にやきもちを妬いており、苛立ちながら紀雲禾に本心を明かすよう迫ります。それでも煮え切らない紀雲禾に長意はついに痺れを切らし、”崖で言ったことは本心じゃなかった”と話せばすぐに信じること、言い訳ならいくらでも聞くとの胸の内をぶつけました

感想

ようやく長意が自分の気持ちに素直になったのに対し、紀雲禾はまだ本心を隠し続けており、長意がとても居た堪れません。もちろん紀雲禾の苦しい立場も理解はできますが、長意の心を乱したくないというのも紀雲禾の独りよがりであり、すでに長意は心を乱しているので要らぬ心配でしょう。もし本当に長意のことを思うなら、紀雲禾は今すぐ本心を明かすべきだと思います。

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第8話:最後の願い

© 2022 Croton Entertainment Co., Ltd.

岱輿たいよ。御霊師の雪三月せつさんげつは、待ち望んでいた玉露霊芝ぎょくろれいしの完熟の瞬間に立ち合います。

ただし玉露霊芝は霊性が強く、見せかけの成熟かを見極める必要がありました。しかも玉露霊芝は成長を阻止されると凄まじい力で攻撃をするため、雪三月は慎重に玉露霊芝へと近づきます。

ところが、そこへ雪三月の身を案じた仙侍の離殊りしゅが現れ、雪三月は離殊を遠ざけようと思わず雷符を使ってしまいました。この行動は玉露霊芝への攻撃とみなされ、雪三月たちは無量金雷むりょうきんらいに襲われてしまいます。

その様子を少し離れたところで見ていた天君の汝釣じょきんが即座に先帝の仙令を投げ入れたことにより、仙令が身代わりとなって雪三月たちは一命を取り留めました。しかし、身代わりとなった仙令は粉々に砕けてしまいました。

汝釣と行動を共にする雷沢神君らいたくしんくんは粉々になった仙令の破片を集めながら、これは百万の神兵を呼ぶ仙令なのだと汝釣を咎めます。汝釣は先帝の法宝だからこそ無量金雷をかわすことができたと説明し、雪三月たちを責めることはしませんでした。

また、仙令を惜しむ雪三月に対しては、仙令や百万の神兵がなくとも世を救う決意は揺るがないとの決意を明らかにします。するとその時、雷沢神君か集めた仙令の破片が飛び散り、地図のようなものが出現しました。

汝釣はバラバラに浮かび上がった地図を正しい位置に動かしていき、新たな地図が出来上がりました。そして、汝釣は約束通り玉露霊芝を摘み、紀雲禾に届けるよう雪三月に託します。

去り際、雪三月と離殊は汝釣と共に天道を守ることを誓い、帰路に着きます。

北淵。紀雲禾は林旲青の作戦に協力すべく、この前の面会の時に貰った鮫族の烙印を封印する符を使って、雲苑を抜け出します。

直ちに紀雲禾は林旲青の元へと向かい、2人は北淵からの脱出を図りますが、そこへ王率いる狐族が現れました。万花谷を敵とみなす狐王は紀雲禾と林旲青の殺害を命じ、穏便に事を進めようとした紀雲禾の作戦は敢えなく失敗に終わります。

止むを得ず紀雲禾が九尾狐と化して狐王の攻撃を跳ね返したところ、その衝撃により狐王は致命傷を負いました。目の前で父に致命傷を負わせた紀雲禾に王女の卿瑶けいようは怒り狂い、改めて皆に紀雲禾の殺害を命じます。

感想

いよいよ紀雲禾の体は限界を迎えており、雪三月たちが摘んだ玉露霊芝が効かなければ生き延びることは難しそうです。だからこそ、紀雲禾には最後くらい素直になって、長意に真実を話して和解することを望みます。

© 2022 Croton Entertainment Co., Ltd.
本ページの情報は2024年1月のものです。最新の情報は公式ページまたは動画配信サービスにてご確認ください。