「馭鮫記(ぎょこうき)後編」17話・18話・19話あらすじネタバレと感想。決戦のとき

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「馭鮫記(ぎょこうき)後編」17話・18話・19話あらすじネタバレと感想。鮫族王子の長意と紀雲禾は力を合わせ、仙師の寧清と朱厭を討つことができました。

しかしその代償は大きく、長意は致命傷を負って亡くなります。さらには、天君の琉璃心灯を灯すべく離殊が身を捧げ、ついに北淵に順徳仙姫が攻め入ります。

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第17話:改心

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※本記事は、物語が前後する箇所があります。

仙師府紀雲禾きうんか青羽鸞鳥せいうらんちょうせい姫から託された朱厭しゅえんを仕留めるべく、鮫族王子の長意ちょういと共に仙師府を訪れます。

まずは紀雲禾が1人で来たように見せかけ、仙師の寧清ねいせいを誘き出します。騒ぎを聞いて駆けつけた寧清に、紀雲禾は寧清の師匠である寧悉語ねいしつぎょの名前を出して挑発しました。

最初は全く相手にしなかった寧清も、突然響き渡る寧悉語の声には動揺を隠せませんでした。思わず気を取られる寧清に紀雲禾が術を施し、寧清を寧悉語の元へと誘います。

そこに長意も合流し、長意は寧清の配下の者を一網打尽にして紀雲禾たちの周りに結界を張ります。

これこそは紀雲禾が考えた寧清の弱みを突いた作戦で、寧清に自ら朱厭の指輪を外させようとの思惑がありました。そのため紀雲禾は夢を通じて寧清を寧悉語の元へ送り、寧悉語に寧清の説得を託しました。

早速、寧悉語は寧清の過去の記憶に相違があるとして、寧清に正しい記憶を見せます。それは、寧悉語が万花谷ばんかこくを追放される原因となった青姫と寧若初ねいじゃくしょの関係を、寧清が密告する様子でした。

巻き込まれることを恐れた寧清は青姫たちを別れさせるつもりで密告するも、意に反して寧悉語を万花谷から追放させる結果を呼んだ

寧清は自責の念に駆られ、何としても寧悉語を万花谷に戻そうと過激な手段で御霊ぎょれいを行うようになっていきます。そして、寧清が凶暴な獣の悪霊のおさを惨殺したことにより、追い詰められた悪霊が報復に寧悉語を殺害しました。

こうした真実は寧清もわかっていたはずが後悔から逃避と忘却を選び、他の人を恨んで自らを欺くことで正気を保ってきていたのでした。真実を知った寧清は罪を認め、自ら寧悉語の元に行くことを望みます。

夢からめた寧清は自ら朱厭の指輪を外すと、指輪を紀雲禾に託しました。たちまち指輪から朱厭が飛び出しますが、長意は紀雲禾を結界に閉じ込め、心血鋳剣しんけつちゅうけんで朱厭に止めを刺します。

こうしてついに朱厭を滅ぼすことには成功したものの長意は致命傷を負い寧清は迎えにきた寧悉語と共に消え去りました。なお、1人取り残された順徳仙姫じゅんとくせんき汝菱じょりょうは恨みを募らせ、消え去る前の寧清と朱厭から邪悪な霊力を引き継ぎます。

感想

今まで頑なに自分の非を認めなかった寧清ですが、それも全て辛い過去を封じたゆえのものだったと思うと、何だか少し可哀想に感じました。いくら数々の悪事を働いてきたとはいえ、過去の寧清は全てが空回りしており、その運のなさには同情します。そして何よりも心配なのが長意の容体で、あの空明ですら成す術がないというのだから不安になります。

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第18話:紀雲禾と長意の婚礼

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北淵ほくえん。鮫族王子の長意は朱厭と戦った際に朱厭の寒気を食らい、全身の骨と血が凍りかけていました。

調薬に優れる空明こうめいもってしても成す術はなく、長意は死を待つ他ありませんでした。このことは長意たっての願いで、空明と紀雲禾にしか知らされていません。

そこで紀雲禾は長意に婚姻を望み、2人は3日後に北淵で婚礼を挙げることにしました。あまりに突然のことに皆驚きますが、紀雲禾は順徳仙姫の汝菱が直に攻めてくるゆえ、自分のこともおろそかにできないと説明します。

早速、紀雲禾を始め皆が婚礼の準備に取り掛かる中、空明だけはずっと浮かない顔をしていました。空明は、命の危険があると知りながら独断で朱厭を討ちに行った長意と、何もできない自分自身に苛立ちを感じていました。

紀雲禾は苦手な裁縫にも挑戦し、長意と自分の婚礼衣装を手作りします。洛綿桑らくきんそうが手伝いを買って出るも、紀雲禾は長意の衣装は自分で縫い上げたいと顔をほころばせます。

翌日。長意は空明を訪ね、治療を受けていました。しかしこれもその場しのぎでしかなく、長意の余命は目前に迫っていました。

長くても明日の夜12時頃までの命にもかかわらず、長意は凍結を早めてでも体の衰えを抑えることを望みます。これには、せめて美しい記憶として紀雲禾の脳裏に残りたいとの思いがありました。

紀雲禾と長意の婚礼の日。ついに紀雲禾と長意は婚礼を挙げ、晴れて夫婦になりました

婚礼が終わると、空明は洛綿桑に仏頂面の理由を尋ねられます。空明が長意のことを打ち明けようとしたところ、婚礼を聞いて駆けつけた御霊師ぎょれいし雪三月せつさんげつと仙侍の離殊りしゅが現れました。

その頃、紀雲禾と長意はベッドに横たわり、夫婦としての最初の夜を噛み締めていました。紀雲禾は婚礼衣装に施した鮫尾こうびの刺繍の出来を案じますが、長意は自分の尾に似ていい出来だと紀雲禾を褒めます。

ただ、紀雲禾は長意の鮫尾を失わせてしまったことだけは唯一後悔しているようで、もし尾を失わなければ全て違ったはずだと嘆きました。すると、長意は紀雲禾と出会えた生涯に後悔などないと微笑みます。

やがて長意の手には寒霜かんそうの末期症状のような霜が現れ、時間がないと悟った長意は得意の歌を披露します。

長意は紀雲禾の願いを受けて十方陣で歌った歌を披露し終わると、過ちばかりの汝菱にも1つだけ正しかったことがあるとして、汝菱のおかげで紀雲禾と会えたと告げて息を引き取りました

感想

まさか本当にこのまま長意が亡くなってしまうなんてあまりに悲しすぎます。せっかく長意と紀雲禾は心が通じ合っただけに運命の残酷さが際立ち、残された紀雲禾が居た堪れません。もう長意が戻る術はないのかもしれませんが、最後まで長意が戻るかもしれない可能性に賭けたいです。

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第19話:別れと再会

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北淵、婚礼の翌朝。長意の事情は腹心の空明によって、御霊師の雪三月と仙侍の離殊、洛綿桑にも知らされました。

雪三月らは紀雲禾と長意のあまりにも残酷な運命に動揺を隠せず、紀雲禾も隣で息を引き取った長意に背を向けて涙を流します。その後、部屋を出た紀雲禾を雪三月らが待ち構えていました。

ただ、紀雲禾は決して弱ったところを見せようとはせず、目前に迫った順徳仙姫の汝菱との戦いの準備に勤しみます。そんな痛々しい紀雲禾に、雪三月は残酷すぎると心を痛めていました。

これには、命懸けの宿命を背負う陸吾りくご末裔まつえいの離殊も気が気ではありませんでした。

9つの命を持つ最強の陸吾の末裔だけが琉璃心灯るりしんとうに灯す天火を手にできる。陸吾の末裔は天火のために生を授かり、山猫族の責務として琉璃心灯に火をつけなければならない。

離殊はようやく雪三月に想いが通じただけに己の命を惜しみ、心を決めかねていました。

そんな中、天君の汝釣は雷沢神君らいたくしんくん飛廉ひれん神君と共に、琉璃心灯の修復を行っていました。ところが、琉璃心灯というのは遠い昔の仙族が仙骨で作ったもので、欠けた部分は仙骨で補わなければ元には戻りません。

そこで汝釣は、雷沢神君らが休んでいる隙に自らの仙骨を捧げようとしたものの、すぐに2人が現れます。

すると、雷沢神君と飛廉神君は自らの意思で琉璃心灯に身を捧げることを選び、新たな妖魔の正体は汝釣の姉である汝菱なのだと明かしました。

だからこそ、これは汝釣が自ら乗り越えるべき天劫てんごうであり、雷沢神君らには手助けできないとのことでした。汝釣は雷沢神君らの身を案じて必死に止めようとするも彼らの意志は固く、2人は琉璃心灯に入っていきます。

※ 天劫……修行として天から与えられる罰や災いのこと

こうして修復された琉璃心灯を手に、汝釣は北淵へとやって来ました。汝釣はすぐに紀雲禾らに事情を説明し、何か手段があるかもしれないとして長意に会いに行きます。

長意の元から戻った汝釣は成す術はなかったと明かし、一同は来たる汝菱との戦いに目を向けます。とはいえまだ琉璃心灯に火は灯っておらず、このままでは汝釣の父のように琉璃心灯を使って制圧することは不可能でした。

この会話を黙って聞いていた離殊は、長意を見てくると言って無名山むめいざんに向かい、1人で天火を取りに行きます。離殊のおかげで無事に琉璃心灯は灯るも無名山から戻った離殊はぼろぼろで、駆けつけた雪三月の目の前で消滅しました。

間もなくして、汝菱率いる大軍が北淵に現れます。汝菱は朱厭の力を使い、万花谷の者までも操っていました。

対する北淵の先鋒は、空明と雪三月、御霊師の瞿暁星くぎょうせい盧瑾炎ろきんえん姫寧きねい符超ふちょうが担います。紀雲禾は離れたところから様子を伺う汝菱の元へ向かい、一対一で汝菱に挑みます。

紀雲禾は、汝菱を言葉巧みに煽って殞魔いんま陣の近くまで連れ出しました。しかしすぐに汝菱に陣を見抜かれ、紀雲禾が追い込まれたその時、長意が姿を表します

感想

まさかここで長意が現れるとは考えもしなかったので、思わず声を上げて驚いてしまいました。何にしろ、こうしてまた紀雲禾と長意が再会できて本当に良かったです。いよいよ汝菱との最終決戦を迎え、紀雲禾たちがどんな戦いを見せてくれるのか楽しみですし、物語の結末も気になります。

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本ページの情報は2024年3月のものです。最新の情報は公式ページまたは動画配信サービスにてご確認ください。