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【九州縹緲録】全話のあらすじ。ネタバレ感想を最終回までご紹介!(ひょうびょうろく)

九州縹緲録〜宿命を継ぐ者〜,ネタバレ 叙事詩
©Jetsen Huashi Media Co.,Limited

【九州縹緲録(ひょうびょうろく)〜宿命を継ぐ者〜】は、「九州海上牧雲記 〜3つの予言と王朝の謎」と「九州天空城~星流花の姫と2人の王~」に続く九州シリーズ3本目のスペクタクル英雄叙事詩。郡雄割拠する戦国の地”九州”にて、ある宿命を背負った青年が戦乱の世を治めて英雄まで上り詰めていく姿を描いた超大作中国ファンタジードラマです。

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【九州縹緲録】のあらすじ/作品概要

物語の舞台は、【九州海上牧雲記 〜3つの予言と王朝の謎】(2017)から700年前の架空の世界”九州”。真顔部で育った阿蘇勒は内乱により窮地に追い込まれ、連行される途中で自分が青陽部の世子だと知らされる。

辿り着いた東陸では、父親の愛を知らない姫野や、一族を亡くし下唐国に身を寄せている羽然に出会い友情を深めていくが……。

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全話のあらすじ一覧

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1話あらすじネタバレ

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群雄が割拠する九州。北陸の草原の真顔しんがん部は草原の掟を破り、庫里格クリゴに反旗を翻したことで青陽せいよう部に攻め込まれてしまいます。

真顔部の首領である龍格真煌りゅうかく・しんこうは投降を受け入れなかったため戦へと発展し、真顔部は敗北します。龍格真煌の息子の阿蘇勒アスラは姉妹と共に北へと逃げていたところを青陽部に捕まり、目の前で姉を殺害されたことで秘めた力を発揮します。

阿蘇勒の顔には徐々に血管が走り目の色が変わったかと思った次の瞬間、圧倒的な力で数十人はいたであろう青陽部の兵たちをたった1人で一掃してみせたのです。しかし力を使ったせいか阿蘇勒はその場で眠ってしまい、目を覚ますとそこは青陽部の北都ほくと城へと向かう馬車の中でした。

そこで阿蘇勒は自分が青陽部の世子であり、本当の父は青陽大君の呂嵩りょ・すう、母は朔北さくほく部の可汗かがん楼炎ロウイエン蒙勒火児モンラフオアルの娘で側室)だったことを知らされます。また、阿蘇勒は悪魔の子と称されていたことや、母が自害していたことも明らかとなります。

阿蘇勒の出生時には空に異変が起こったことから悪魔の子と称され、民衆は不吉だとして阿蘇勒の殺害を要求していました。後に生まれてきた阿蘇勒は息をしておらず、悲しみに暮れた母は阿蘇勒に再会を誓うと自害してしまいましたが、その瞬間に阿蘇勒は息を吹き返していました。

それでも民衆の反対を無視するわけにもいかず、父の呂嵩は真顔部にいる従弟の龍格真煌の元へと阿蘇勒を養子に出したのです。とはいえ、阿蘇勒の出生は変わらないため“未子が家業を継ぐ”という青陽部の掟に則り、世子である阿蘇勒が将来は全草原を継承する運命なのだと告げられます。

北都城。実の父である呂嵩の前へとやって来た阿蘇勒でしたが、共に連れて来られた真顔部の者たちが奴隷として分け与えられる様子に我慢ができず、呂嵩に襲い掛かります。

しかし多くの家臣に囲まれる呂嵩に攻撃などできるはずもなく、阿蘇勒は呆気なく捕われてしまいました。依然として呂嵩を父だと認めようとしない阿蘇勒に対して呂嵩は、奴隷を救いたいなら奴隷と同じ暮らしをするのが龍格真煌の息子である代償なのだと彼の刀を投げつけました。

そんな呂嵩と阿蘇勒のやり取りを見ていた上層部たちは阿蘇勒以外の4人の息子から世子を決めるべきではと呂嵩に申し立てますが、呂嵩は”未子が家を継ぐ”のが先祖からの掟であり、末息子の阿蘇勒が生きている限り争いは許さないと一喝します。その後、呂嵩は阿蘇勒を呼び出すと、王と世子しか持つことができない豹の尾を授け、永久の平和のために将来は草原を治めてほしいと胸の内を明かしました。

呂嵩は草原での争いが絶えないのは貧しいからだと考えており、この食糧難を乗り越えるべく草原一聡明な沙翰シャーハンに東大陸との貿易を取り付けるよう頼み込みます。沙翰は東大陸に向かう代わりに、他の息子たちに狙われる阿蘇勒に2人の従者をつけて刀術を習わせることを条件としました。

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1話の感想

中国の歴史には詳しくないので少し身構えたものの、いざ観てみると知識がなくても楽しめるファンタジードラマで、あっという間に観終わってしまいました。そして何と言っても本作はスケールの大きさが壮大で、総制作費はなんと83億円もかかっているとのことだけあって緑豊かな大草原や北都城、アクションシーンの迫力は圧巻です。

まだ1話にもかかわらず、平凡な村出身の青年が家族を殺した青陽部の世子という運命を背負わされ、戸惑いながらも成長していく姿を描くなど、テンポのいい展開も魅力的でした。意図せず世子という運命を背負うことを余儀なくされた阿蘇勒が今後どんな風に生きていくのか、注目したいポイントの1つです。

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2話のあらすじネタバレ

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沙翰の気遣いにより鉄顔てつがん鉄葉てつようという2人の従者と共に刀術の修行に励んできた阿蘇勒は、沙翰が東大陸から凱旋した頃にはすっかり青陽部での暮らしにも慣れていました。沙翰の尽力によって東大陸の下唐国から大量の食糧が持ち込まれましたが、下唐かとう国は食糧援助とは引き換えに5000もの騎兵隊の援助と、青陽部の王子と下唐国の郡主との縁談話を条件としていたのです。

そのため沙翰は世子である阿蘇勒に対し、何があっても東大陸に行きたいと申し出ないよう念を押します。

北都城では、下唐国の拓跋たくばつ将軍と呂嵩が5人息子のうち誰を這わすかについて話し合っていました。呂嵩は拓跋将軍に一任する意向を示しますが、拓跋将軍はまだ姿を見ぬ世子の阿蘇勒に興味を持っているようでした。

呂嵩が阿蘇勒は才知や武術の全てにおいて兄たちには劣ると忠告しましたが、拓跋将軍が納得のいかない様子を見せたため、近々行われる青陽部の狩りに拓跋将軍を招待することに。

狩り当日、狼の大群を前に呂嵩の息子たちが腕を振るう中、1人はぐれた阿蘇勒は白狼に襲われてしまいます。すんでのところで呂嵩が助けに入り阿蘇勒は事なきを得たものの、今度は呂嵩が白狼に襲われてしまいました。

身を挺してまで自分を守ろうとする父の呂嵩の姿に心を突き動かされた阿蘇勒は、呂嵩の刀を手に一太刀で白狼を仕留めたと同時にその場に倒れ込んでしまいます。呂嵩は直ちに阿蘇勒を連れ帰って医官の診察を受けさせますが、阿蘇勒は血厥けっけつと呼ばれる病で、生まれながらの死者のようで治療法はないとのことでした。

あまりの出来事に怒りを露わにする呂嵩は一目散に地下牢を訪れると、白髪の老人に向かって阿蘇勒に殺神の刀術を教えたのかとまくしたてました。すると、老人は阿蘇勒が帕蘇爾パスアル家の血を継いでいる可能性が高いことを指摘し、自身と同じ”青銅の血”が流れているのだと不敵な笑みを浮かべます。

1ヶ月後。阿蘇勒が北都城を出ていったとの報告を受けた呂嵩は沙翰を連れ、阿蘇勒の元へと急ぎます。

すると、阿蘇勒は森の中で謎の黒服の集団と共に焚き火を囲っており、生気のない青白い顔をしていました。黒服の者によれば阿蘇勒は血厥ではなく、数十年ごとにりょ帕蘇爾パスアル家にもたらされる無神の如く強靭な血脈によるものではあるものの、阿蘇勒の場合は何かが欠けているとのこと。

その後、阿蘇勒は黒服の者たちの儀式のおかげで我に帰りました。しかし阿蘇勒の血脈はの力は強大すぎるため、阿蘇勒が24歳を迎えるまでに治療法が見つからなければ、その年が大厄難である運命は避けられないようです。

北都城。拓跋将軍は阿蘇勒が白狼を倒せたのは呂氏帕蘇爾家の血脈によるものだと考え、天神の後押しを持つ世子の阿蘇勒との縁談話を進めたいと申し出ます。

必死に止めに入る沙翰をよそに、阿蘇勒は下唐国行きを受け入れました。阿蘇勒は呂嵩や沙翰たちから手厚く送り出され、九王を筆頭に鉄顔と鉄葉、幼馴染の蘇瑪すまらと共に下唐国を目指します。ところが、道中で阿蘇勒たちはとんでもない災難に見舞われてしまいます。

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2話の感想

物語のテンポがいいこともあり、あっという間に阿蘇勒が青陽部に馴染んでいたことには少し驚きましたが、すっかり周囲にも溶け込んで幸せそうに暮らす阿蘇勒の姿が見れて良かったです。阿蘇勒の能力が帕蘇爾家の血脈だと判明しましたが、そのせいで短命である運命は避けられないようなので早く治療法が見つかることを願います。

それにしても”青銅の血”の力は強大で、この力があれば向かう所敵なしの感じは否めません。今のまま心優しい阿蘇勒なら力を間違って使うことはないでしょうが、今後道を踏み出すようなことがあったらと考えると恐ろしくなります。

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3話のあらすじネタバレ

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道中で下唐国の敵である雷騎らいきの襲撃を受けるなど、やっとの思いで南淮なんわい城へと辿り着いた阿蘇勒。しかしその代償は大きく、幼馴染の蘇瑪を失ったことは阿蘇勒の心に深い傷を残していました。

とはいえ、休む暇などない阿蘇勒は南淮城に着くや否や、国主の百里景洪ひゃくり・けいこうに謁見します。そこで阿蘇勒は下唐国の世子のいくと、縁談相手の百里繯ひゃくり・かんと顔を合わせます。

煜はまだ幼いからか子供っぽいところがあり、百里繯は郡主ということもあり高慢な性格でした。阿蘇勒は第一印象こそ悪くはなかったものの側閼氏(側室)の子であることや、兄弟一実力がなく、指揮も兵法も習っていないことを理由に縁談を拒まれてしまいました。

これにはさすがに九王も怒りを露わにし、阿蘇勒を選んだのは拓跋将軍だとしたうえで、百里繯が嫁ぎたい相手は世子ではなく大君のようだとお灸をすえます。百里景洪は事態を受けて百里繯を連れ出し、残された九王は拓跋将軍に対して百里繯は阿蘇勒の縁談相手には値しないと糾弾しました。

宴を後にした阿蘇勒は体調が優れず、羽然う・ぜんと出会したところで吐血し、その場に倒れ込んでしまいました。すぐさま阿蘇勒は医官の治療を受け、百里景洪にもその旨が伝えられます。

さらに、阿蘇勒の事情を知る拓跋将軍から阿蘇勒が血厥で治療法はないものの、青陽部では秘術を使って治療を施していたとの説明を受けます。阿蘇勒の事情を知った百里景洪は、拓跋将軍がとんだ後継者を連れて来たことに激昂しますが、阿蘇勒の持つ”青銅の血”に捨てがたい魅力を感じているようでした。

そこで百里景洪は国師の宮羽衣きゅう・ういの手を借りることを決意し、直ちに阿蘇勒の治療に当たらせます。

阿蘇勒の元を訪れた宮羽衣は阿蘇勒の胸に手をかざすと、何やらお経のようなものを唱え始めます。すると、みるみるうちに阿蘇勒は首から顔に向かって血管が走り始め、宮羽衣の背中からは鶴のように大きな羽根が現れたのです。

それまでは苦悶の表情をしていた阿蘇勒でしたが、羽根の出現と同時に血管も引いて穏やかな表情へと変わっていきました。

雷雲正柯らいうんせいかの付き人をしている姫野き・やは、実家にいる家畜の世話をしつつも文武に励む弟の様子をそっと窺っていました。しかしそんな姿を父に見つかってしまい、姫野が付き人という下人に成り下がったことは姫家の恥だと強く非難されてしまいます。

姫野の家系である姫家は名将として知られており、姫野は城南守備の姫謙正き・けんせいの長男でした。それにもかかわらず姫野が雷雲正柯の付き人に成り下がったことが姫謙正は気に入らないようで、姫野の顔を見るなり目くじらを立て己の罪を始末するよう迫ります。

姫野は黙って木刀を父に手渡して父からの体罰を甘んじて受けますが、家にいても自分は側女の子であることから付き人であることに変わりはないと反論します。

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3話の感想

ようやく下唐国へと辿り着いた阿蘇勒ですが、真顔部からずっと一緒に生活してきた蘇瑪を失ってしまったのは本当に気の毒で、とても居た堪れませんでした。しかも縁談相手の百里繯はかなり高慢な人物だったりと、今のところ阿蘇勒にとって救いがないのが気掛かりです。

とはいえ、下唐国に着いたことで羽然や姫野といった新たな登場人物も出てきたので、今後この2人が阿蘇勒とどんな関係を築いていくのか楽しみでもあります。それにしても相変わらず阿蘇勒は青銅の血による弊害に悩まされており、一刻も早く治療法が見つかって欲しいものです。

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本ページの情報は2022年7月時点のものです。最新の配信状況は公式ページまたは各動画配信サービスにてご確認ください。