中国ドラマ【解憂(かいゆう)~西域に嫁いだ姫君~】あらすじ全話の一覧。
本作は、鳥孫国に嫁ぎ「心の国母」と呼ばれるまでになった解憂という実在女性の一代記です。【ブレイド・マスター】のルー・ヤン監督が、初めて手掛けるテレビドラマとしても話題になりました。
この記事では、最終回までのネタバレ感想を詳しくご紹介します。
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【解憂(かいゆう)】のあらすじ/作品概要
武帝の時代。
政略結婚のために漢から鳥孫の王に嫁いだ公主が急死する。
次に嫁ぐことになったのは王族の血筋だと判明した旅芸人の一座の娘である解憂だった。
しかし、解憂には旅の途中で出会った翁帰という忘れられない男性がいた。
解憂は運命を嘆きつつも覚悟を決めて烏孫国王に嫁ぐが到着したそばから苦難が待ち構えていた。
翁帰との許されぬ恋にもがき苦しみながら他国の思惑や後宮での陰謀にも巻き込まれていく。
あらすじ全話一覧まとめ
【解憂(かいゆう)】のネタバレあらすじを最終回(全45話)まで紹介します。
1話・2話のあらすじ
3話・4話
5話・6話・7話
8話・9話・10話
11話・12話・13話
14話・15話・16話
17話・18話・19話・20話
21話・22話・23話・24話
25話・26話・27話・28話
29話・30話
31話・32話・33話・34話・35話
36話・37話・38話・39話・40話
41話・42話・43話・44話・45話(最終回)
後枠ドラマ
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1話のネタバレあらすじ
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前漢の時代。
漢の皇帝が最盛期を築く一方で、北に戦力を置く匈奴が勢力を伸ばし 漢とせめぎ合う存在になりつつありました。
そんななか、西域の強国である鳥孫との同盟を望んだ漢は、細君公主を嫁がせたものの 5年後に彼女が急死し同盟の危機が訪れます。
鳥孫の国王は 漢との同盟関係を維持するため、新たな縁談を申し込むべく漢に使節団を送りました。
その使者のひとりが、翁帰将軍(ユエン・ホン)でした。
彼の率いる使節団は、漢に向かう砂漠の道中で匈奴の連中に襲われ散り散りになってしまいます。
ひとり水辺で匈奴の兵士と戦っていた翁帰が全員を殺し終えたところに、旅芸人の女性 解憂(チャン・シンイー)が水を求めてやってきました。
解憂は去ろうとする翁帰を呼び止めて怒りをぶつけます。
「何てことを!せっかく探し出した水辺を、血で汚すなんて!」
翁帰は彼女の言うことには取り合わず、無言でこの場を去りました。
解憂は翁帰が落としていった短刀を拾い、水を補給した後、劇団員たちとともに町へ向かいます。
町に到着した劇団一行はさっそく大道芸を披露するも、看板娘がケガをし舞台を続けられなくなったため解憂が代わりにマジックを披露することに。
そのマジックは、箱の中に入った人間が消えるというものでした。
解憂はマジックの途中で、箱の下に隠れていた翁帰を発見して驚きます。
どうやら翁帰は匈奴の連中に追われているらしく、またすぐに逃げ去りました。
その後、大道芸を終えた一座は休憩先の廃墟に到着。
解憂が荷物の箱をあけると、なぜかまた翁帰が隠れていました。
翁帰は毒矢を射られ意識が朦朧としていましたが、解憂による荒治療のおかげで命拾いします。
夜になり他の旅芸人が眠りについたころ、解憂は翁帰に近づき何者かと問い詰めました。
翁帰は商人だと嘘をつき、次の行き先に同行したいと申し出ます。
一方で、漢に到着した鳥孫使節団の哈莫は、漢の皇帝に細君公主の死を伝えます。
皇帝は公主の死を悲しみ、新たな縁談についてはすぐに返事をしませんでした。
1話の感想
砂漠での迫力ある戦闘シーンに引き込まれました。
翁帰役のユエン・ホンは【宮廷女官 若曦】や【秀麗伝】では穏やかな役柄でしたが、本作ではそのイメージが一気に払拭されるほどワイルドな男性を演じきっています。
馬上のアクションシーンも格好良い!
一方のヒロインは、お転婆で気が強そうとい印象を受けました。
演じるチャン・シンイーの風貌的には、落ち着いた女性像のほうが似合う気がするので、今後のキャラクター変化に期待したいところです。
映像面ではたまに古さを感じるカメラワークがあるにはあるのですが、これは映画監督ならではの手法なのかもしれません。
ともあれ、ストーリー自体はしっかりしているので楽しめそうです。
2話のネタバレあらすじ
しばらくの間 一座に置いてもらいたい翁帰は「俺がいれば何かと便利だぞ」と自分を売り込みます。
しかしその夜、泥酔した翁帰は酒場で一座の金を使ってしまいました。
怒った旅芸人たちは、翁帰に芸をさせて金を返してもらうことにします。
教育係になった解憂は、スパルタ訓練を開始し洗濯の雑用までもを押しつけました。
翁帰は解憂の洗濯物のなかから玉佩を見つけ、質屋に売りに行ったものの、追いかけてきた解憂に阻止されます。
玉佩を取り返した解憂は「座長の荷物には、玉佩よりもすごいお宝が入っている」と噓を吹き込みました。
真に受けた翁帰はその夜、座長の荷物を物色します。
すると、荷物から解憂が飛びだしてきました。
部屋に集まってきた旅芸人たちは、盗みを働こうとした翁帰を一座から追放しようとします。
しかし解憂は、野放しにはできないからと翁帰に手錠をかけ、敦煌に到着したら役所に突き出すことにしました。
翌日。
一座は敦煌行きの道中で、砂嵐に見舞われます。
翁帰のすばやい判断により避難場所を見つけることができたものの、水がなければ命を繋げられません。
ひとりで水を探しに行った解憂は、いつまで経っても帰ってきませんでした。
座長に頼まれた翁帰が彼女を探しにいくと、砂漠のど真ん中で倒れていました。
翁帰は解憂を助け、馬の勘を頼りに水場を探し当てます。
水を補給した翁帰は、敦煌には行かずここで別れると言って去りました。
ところが、少しすると翁帰は匈奴の兵に囲まれ「水場はどこだ」と脅されます。
翁帰は解憂がいる方角へと戻り「この女が水場を知っています!」と彼女を巻き添えにしました。
2話の感想
解憂と翁帰の2人は口ケンカが多いものの、潜在的にはすでに惹かれあっているように見えます。
そんな2人は、どちらもワイルド系という珍しい組み合わせのカップル。
特にヒロインはずいぶんとバイオレンスで、1話から数えるとすでに10回以上は翁帰にビンタをかましているのではないでしょうか。
そんな彼女にも可愛らしい一面があり、いきなり翁帰と同じ布団で寝ようとしたのには笑いました。
2話は比較的コメディタッチな描写が多く、ストーリーの進行もゆっくり目。
そんな中でも、のちのち重要になりそうな“玉佩”や“短刀”といったアイテムもしっかり出てきています。
おそらく、解憂の持っている玉佩は「本来の身分を証明するもの」ではないかと。
本作のサブタイトルが「西域に嫁いだ姫君」とあるので、おそらく彼女は烏孫に嫁ぐことになるのでしょう。
*次回、3話と4話のネタバレ感想はこちら。
3話~10話のあらすじ
解憂は亡き両親の遺した玉佩を手がかりにして自分の出自を調査した。その結果、本来の身分は楚王の姪(=公主)であることを知る。
そんな中、漢の皇帝は和親公主(和睦のために鳥孫の国に嫁がせる公主)選びを開始。
選ばれたのは、解憂だった――。
一方の翁帰は、鳥孫の使節団として漢の和親公主を迎えにいくよう命じられる。まさか和親公主が解憂だと思っていない翁帰は、彼女の姿を見て言葉を失う。翁帰はショックのあまり解憂に皮肉を言ってしまうが、結局は彼女と駆け落ちをすることに。
11話~20話のあらすじ
駆け落ちに失敗した解憂は、1日遅れで鳥孫の王宮に到着し鳥孫国王の夫人となった。
解憂が鳥孫に嫁いでしばらく経った頃。
解憂は風湿の病に悩まされている太后に鍼治療を施す。だが直後に太后が腹痛で苦しみだし、解憂は暗殺しようとした罪で冷宮送りとなる。
のちに太后に毒を盛った真犯人が捕まり解憂は宮中に戻ることとなった。そんな中、翁帰が危篤となり……。
21話~30話のあらすじ
匈奴の君主から“秋の狩り”に招待された鳥孫国王は、匈奴との勝負に勝って草原を取り戻すため招待に応じた。“狩り”には鳥孫国王の両夫人(解憂と胡姑)や翁帰も同行し、僅差で鳥孫が勝利した。
狩りが終わり、鳥孫国王と語り合った解憂は枕を共にする。
宮中に戻ってしばらくすると、解憂の懐妊が判明する。解憂と敵対関係にある胡姑一派は「解憂のお腹の子の父親は昆弥ではない」という噂を流す。やがて噂は収束するが、解憂は流産してしまう。
31話~40話のあらすじ
翁帰と阿伊臘の婚礼が執り行われた。結婚を喜ぶ阿伊臘に対し、まだ解憂を忘れられない翁帰はそっけない。
それから日が経ち、匈奴の義律将軍が解憂の過去を昆弥に暴露する。証人として連れてこられたのは、解憂の育ての親である旅芸人の座長だった。空気を読んだ座長は面識がないと噓をつき、解憂を守るために死亡する。
解憂が悲しみに暮れる中、長山らが新たな策略を講じる。死刑囚の牢屋に入れられた解憂を助けるため、翁帰は謀反を決行する。
41話~最終回(45話)のあらすじ
41話・42話・43話・44話・45話(最終話)
胡姑が男児を産み、泥と名付けられた。太后は泥を抱いて祖陵へと赴き、先祖の前で殺害しようとする。そこに幽霊のフリをした解憂が現れると、太后は歴代の妃たちに流産の薬を飲ませたことを自白する。数日後、太后は黒幕に殺された。
昆弥は太后の死の真相を確かめるため、周辺人物を拷問にかける。すると、兵士が押し入り昆弥を捕らえ監禁した。謀反の主導者は長山だった。実は長山は匈奴人で、匈奴の特使だったのだ。
宮中は長山の手に落ち、長山が呼び寄せた匈奴の大軍も迫っていた。
監禁中の昆弥は毒に侵されているせいで日に日に弱っていき……。そんな中、解憂らが動く。
【解憂(かいゆう)】の基本情報
公開:2016年/中国製作
原題:解憂公主
キャスト:チャン・シンイー、ユエン・ホン、ユエン・ウェンカン、イエ・チンほか
監督:ルー・ヤン
脚本:アン・チージエ、シュー・イーリャン
【解憂(かいゆう)~西域に嫁いだ姫君~】公式サイト