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【楚喬伝】最終回(58話)のあらすじを結末まで紹介!ネタバレ感想(そきょうでん)

華流
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【楚喬伝(そきょうでん)~いばらに咲く花~】最終回(58話)のあらすじとネタバレ感想を詳しくまとめました。程鳶は宇文玥と楚喬の密会を燕洵に報告し、宇文玥への殺意を引き出すことに成功。楚喬の危機をエサにして宇文玥をおびき出しますが……。

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【楚喬伝】最終回(58話)のあらすじ

秀麗山。

話を終えた宇文玥が去ろうとすると、楚喬は立ち上がって追いかけました。

彼女は次に戦場で会った時は手加減無用だと伝えますが、宇文玥はそんな事はできないと答えます。

一方、2人の密会を知った程鳶ていえんは燕洵に報告し、宇文玥への殺意を引き出すことに成功。

燕洵は配下たちに宇文玥の殺害を命じます。

その頃、襄王は大軍を率いて美林関びりんかんの近くまでやって来ました。

美林関に駐屯している元嵩は、襄王を阻止するべく立ちはだかります。

そして、「まずは我らが燕一族の名誉を回復し、それでも刃向かうなら燕洵を討てばいい」と説得しました。

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最終回(58話)のネタバレ

決別

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程鳶は配下に、敵将の宇文玥と通じた疑いで楚喬を紅川へ連行するよう命じます。

そしてその裏で、楚喬の危機をエサにして宇文玥をおびき出す作戦を決行しました。

宇文玥は罠かもしれないと思いながらも、楚喬の無事を確かめたいという気持ちが勝ってしまいます。

一方で楚喬は、敵将と通じた疑いで取り調べの命令が下ったと知らされます。

その命令を出したのが燕洵本人ではないと知った楚喬は、真偽を確かめるため紅川城へと向かいました。

その途中で、狙いは自分ではなく宇文玥ではないかと感付きます。

その時、前方から燕洵が現れたので真意を確かめたところ、燕洵は宇文玥への殺意を否定しませんでした。

楚喬は、燕洵が戦で正々堂々と宇文玥を殺すぶんには構わないと思っていましたが、自分に対する宇文玥の愛を利用した燕洵の卑劣さを許せませんでした。

楚喬の非難に対し、燕洵は自分を愛したことはあるかと言葉を返します。

楚喬は愛かどうかは分からない、ただ燕洵をとても大切に思っていたと伝えます。

しかし 今までの誠意が踏みにじられた今、楚喬は燕洵との決別を決意。

「もし、燕北が宇文玥の死地になったら永遠にあなたを許さない」と告げて去りました。

結末

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氷湖の上では、宇文玥がすでに長い間、程鳶の軍と戦っていました。

駆けつけた楚喬は程鳶を殺害し、敵に囲まれた宇文玥のもとへ。

離れた場所からその様子を眺める燕洵は、宇文玥に向かって矢を放ちます。

矢は宇文玥の胸に命中し、立っていられなくなった宇文玥は氷の上に膝をつきました。

楚喬は宇文玥に駆け寄り、彼の顔を両手で抱えながら「立って……諦めないで」と涙を流します。

宇文玥は何度も早く逃げろと促しましたが、楚喬は「二度と離れない」と彼の額にキスをしました。

そんな中、燕洵の合図で別の兵士が楚喬たちに近づきます。

すると、凍っていた湖の表面が割れ、宇文玥は湖の底へ沈んでしまいました。

迷わず飛び込んだ楚喬の背中には、彼岸花の模様が現れます。

*彼岸花の模様は風雲令主の証

<完>

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最終話(58話)の感想

何という終わり方をしてくれたのでしょう!!!

これは……視聴者によって賛否が分かれそうな終わり方ですね。

ラストシーンをポジティブに捉えるなら、風雲令主として覚醒した楚喬が宇文玥を救出した と予想できます。

物語の中盤あたりから“悲劇で終わるのではないか”という予感があったので、実際のラストシーンが希望の見える終わり方でホッとしました。

ただそうは言っても、まだ魏と燕北の戦いは決着がついていませんし、すっきり完結したとは言いづらいのも事実。シーズン2が作られることに期待したいです。

では、最後に全体の感想を。

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【楚喬伝】全体の感想

全体の感想をひとことで述べるなら「総合的には面白かったけど、すごく惜しい作品」です。

特に惜しいと感じたのは物語のテンポ。

最初の数話はスムーズに展開されていったものの、途中でテンポダウンするのが気になってしまいました。

特に序盤の、錦燭の嫌がらせシーンはもっと尺を削っても良かったのではないかと。

あと、星児(楚喬)の間諜訓練も少し長かった気がします。

とはいえ、物語が大きく動きだした20話からは面白さがグンと増しましたし、宇文玥、燕洵、楚喬の恋愛模様も目が離せなくなっていきました。

3人の関係が単なる三角関係ではなく、背後に国や復讐といった大きなものが関係しているところが良かったです。

通常、男女の友情は成り立ちにくいものですが、燕洵と楚喬の間には確かな絆がありましたし、そこに行きつくまでの過程も丁寧に描かれていて◎。

また、ヒロインの相手役である宇文玥と燕洵が、どちらも魅力的だったことも飽きずに視聴できた理由の1つです。

男性主人公1の宇文玥は、楚喬の選んだ道を尊重し見守ってくれる素敵な男性でした。

また燕洵も、序盤と中盤以降で異なる魅力を見せてくれました。

彼の味わった苦痛や屈辱は見ている側も本当に胸が痛く、少しでも彼の苦しみが和らぐことを願わずにはいられませんでした。

作中で楚喬が言っていたように、燕洵の冷酷な行いには賛同できないけれど、理解はできるから否定はできません。

もしもシーズン2があるならば、彼が復讐心や憎しみから少しでも解き放たれることを願います。

上記の3人以外で印象に残ったのは、元嵩です。

根は善人である彼が、立場上 楚喬と敵対せざるを得なくなるといった展開に興味を引かれました。

でも元嵩は最後まで人としての善良さを失わず、最終話で「まずは我らが燕一族の名誉を回復するべき」と襄王を説得していたのが印象的でした。

逆に惜しいと感じたキャラクターは、蕭玉や隠心といった梁の登場人物。

彼らはドラマの重要人物かのように見えて、あとから分かってみればそれほどでもなかったという、少し存在意義の弱いキャラだった気がします。

総合的には楽しめましたし、何より、今まで見たことのない不思議な三角関係が興味深いと思える作品でした。

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